比較検討には明確な判断基準を
私は現在、WordPressを使って、自分のWebページを制作しています。
※現時点では、あくまで練習です。
ブログを投稿したり、プロフィールやお問い合わせフォームを作ってみたり…と、複数のページを作り、それぞれのページの見え方を確認しています。
起業したい!などと考えたことはないですが、今WordPressを実際に使ってみていると、Webサイト制作を専門の会社に依頼した場合、いったいどれくらいの費用と時間がかかるものなのか、ふと気になりました。
そこで今回は「もし私がWebサイト制作を依頼する際、必要な費用と時間はいったいいくらなのか?」という視点で調べてみたことを残しておきます。
本題に入る前に・・・
私たちは何かやりたい!(例えば、「ジムに行きたい!」とか「プログラミングを勉強したい!」)と思ったとき、自分の目的・予算・その他自分が譲れない項目でスクールや企業を検討しますよね。
私は2年ほど前に留学エージェントを比較していました。
学校はどんなところを紹介してくれるのか・費用・オプションは何があるのか、など自分の譲れない項目で6社ほど話を聞いて回りました。ですが、私がエージェントに求めていた要望はそこそこ大きなエージェントであれば満たしているものばかりで、6社回ったもののどんぐりの背比べ状態でした。最終的に6社も回ったのに、カウンセラーとの相性と学校の割引が一番大きかったという理由でエージェントを選びました。
このことから、
・あまり多くの会社(スクールなど)を比較検討しても中途半端な比較になってしまう
⇒まずは3社くらいを目安に比較して、それでも納得できなければ1社ずつ追加して比較していくと良いと思います。
・目的、予算、納期はできるだけ具体的にしておく
⇒自分が取り組みたいことに対して、予算はいくらでいつまでに結果を出したいのか。これは明確にしておく必要があります。
・費用だけの比較は危険
⇒費用を安く抑えられるのは、それなりの理由があるはずです。手を抜かれるというわけではなく、最低限のプログラムだったり、自分がほしい内容はオプションとして追加されたり。蓋を開けてみたら他の会社と同じくらいの費用になったなんてこともあるかもしれません。
このように振り返ると、自分がやりたいことに対しての目的が具体化されているというのは、比較することにおいて非常に重要だということに改めて気づきます。目的がひとつの判断軸となり、良い/悪いや残す/残さないを決める材料となるからです。
Webページを制作したい人が増えているのはなぜか?
まだ本題では無いのかと突っ込まれそうですが・・・
今ではジンドゥーやWordPressなどを使って、誰でも簡単にWebページが制作できるようになりました。では、なぜWebページを制作したい人が一定数いるのでしょうか?
現在、副業やフリーランスなど働き方が多様になってきました。企業に属している時は「○○○会社の△△です」と名乗ることができますし、気になればコーポレートサイトを調べてくれます。
しかし個人で動く場合、自己開示しなければ探し出されることはありません。特に昨今はオンラインでの仕事も増え、対面での名刺交換も少なくなってきました。
そこで、インターネット上に自己開示・自分を売り込めるものを持っておこうとWebページを制作する人が増えているのではないでしょうか。
私も現時点では練習での制作ですが、勉強を始めようとした当初はWebページ制作初心者の私がどんなプロセスを踏んできたか紹介して、新しい一歩を踏み出す応援をするためのWebページ制作をしたいと考えていたので、自己開示の目的でスタートしていたなと気づきました。
いったいWebサイト制作を依頼すると費用・期間はどれくらいなのか?
前置きが長くなりました。今回の本題に戻します。
そもそもWebサイトがほしい!となったとき、自分でも制作できますが、制作会社やフリーランスのWebデザイナーにお願いする方もいると思います。
こだわって制作したい、簡単に作れると言っても不安…理由はさまざまあると思います。
その場合、Webサイト制作にかかる費用だけでなく、契約するサーバー費やドメインの取得費、そして公開してからのセキュリティチェックや記事の修正更新費用…などなどいろいろと費用がかかります。
納期を定めた上で、自分がほしいWebサイトに何が必要かも考え、費用を見ていく必要がありそうです。
【費用】
費用はWeb制作会社の規模(大手、中小、フリーランス)や、何ページのWebサイトを制作するのか、Webサイトで集客する・ネットショップを運営するなどの目的によっても変動しますが、何社か見てみると、だいたい10万円~50万円の間で制作してくれるところが多いようです。デザインにこだわりたい、ページを多くしたい、オプションをつけたいなどの場合、100万以上することもありますが、最近主流の1ページ縦長に情報を載せるページ制作の場合は、50万円以内で制作してもらえるようです。
ちなみに公開後の運用費用については、月1万~10万ほどで、金額に応じてサポート内容も変わります。
【期間】
期間も費用同様、どのくらいのボリュームのWebサイトを制作するのか、目的などにもよりますが、だいたい1ヶ月~3ヶ月ほどで制作してもらえるようです。
見積もりをもらって無事に発注ができたら、
担当者からのヒアリング→デザイン→確認→制作→チェック→公開
というような手順を踏みます。(デザインがいきなり制作となる場合もあるようですが)
1ヶ月以内の制作というのもありましたが、大体は1ヶ月~3ヶ月を見ていると良いと感じました。
Webサイトは、コーポレートサイト以外でも企業やサービスを伝えるための顔となる重要なものです。
自分がWebサイトを作る目的を明確にしたうえで、予算と納期も含めて判断して、納得のいく制作会社(またはフリーランス)を選ぶことが良いと思います。
ただし中小企業においては、自社Webサイトの制作やリニューアルの際、IT導入補助金をはじめとした補助金や助成金が出る場合もあるようです。
またひとつ勉強になりました。