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わたしのキッズダンスの世界の終わり【6/6】
2020年の春が来る頃にはコロナの自粛ムードは本格的になり、ダンススタジオもおやすみ。3ヶ月近くスタジオを閉めました。
その年から夏の発表会は中止となり、SKY/HIの毎年恒例のイベントなどもまるで開催できなくなり、世の中のダンスの世界も一変しました。
エンターテイメントの世界が変わってしまって、子供達の放課後の青春も変わりました。
コロナ前までは毎年恒例だったクリスマスパーティー。
子供達が自分たちで選曲振付構成して、発表するプチ発表会でした。
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舞台が終わると打ち上げ。
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いつだってママたちが企画してくれて、精一杯、楽しませてくれて、わたしはいつだって最高な密のなかで生きてこられました。
舞台の衣装は基本、全部手作り。
大きな布1枚からスタートの年もたくさんでした。
衣装を考えると、これ作ってあれ作ってと言うだけ言って、あとはママたちが必死になって作ってくれました。
何度も何度もダメ出しを出したりと裁縫に慣れない方だっていたと思うけど、わたしの見えないころでママたち同士で助け合ってくれていて、本番には完璧な状態をいつだって作ってくれました。
我が子のために全力だったSKY/HIのママたち。
わたしやヒナを大事にしてくれたのだって、元を辿れば我が子への愛。
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わたしのダンス人生は、生徒のママたちなしでは存在しないです。
そして、
もしも今、ここを読んでる方の中に我が子が習い事してる方がいたらお伝えしたいです。わたしは保護者としても先生としてもキッズダンスを経験したからこそ言えることです。
今この時代、子供が夢を叶えるには家族(特にママ)の存在が必要不可欠です。
昔とは違うんです。才能が知らない間に勝手に伸びるなんてことは本当に稀です。
子供が習い事をしてるなんて自分の人生の中のほんのわずかな時間です。
永遠に思える慌ただしい送迎も準備も本当に過ぎて仕舞えば一瞬の出来事です。
だからどんな習い事でも、とにかく一緒に夢中になってあげてください。高校生くらいになれば、一緒にやりたくてもやれなくなります。
下手したら中学生くらいになると見せてもくれなくなります(可愛い反抗期)。
習い事が、自分にはできないようなことをお子様がやってるのなら、もうそれだけで子供を讃え、一緒に悩み、一緒に喜び、間違っても絶対にけなしたり、誰かと比べたりしないであげてください。現代の子は大人の想像以上に、横のつながりの中でひしめき合っているのです。成長するタイミングは人それぞれ。
あと、遅刻や忘れ物は、習い事の時間を台無しにしてしまいうから、気をつけてあげてください。
小さい頃、親がどれだけ一緒に夢中になってくれたかという記憶は、子どもたちの今後の人生において、何かあった時にきっと救ってくれるものとなるでしょう。安心して、見えない何かと戦ってこれます。のびのびと自分に自信を持ちながら夢に向かってくれると思うのです。
だから忙しいママ達が、自分も一緒に頑張れる範囲での習い事の数を。
あれやこれやできなくたって、一つでも好きなことに出会えれば、子供は努力を覚えます。
子供が喜ばせたいのは、褒められたいのは、いつだってママが一位なのです。(あ、世のパパごめんなさい)
それがキッズダンスの先生(だった人)としてのお願いです。
そしてもし、まだ若い学生の子がここを読んでいたら、好きなことができるのは、家族のおかげだということを忘れないで。
家族の協力(犠牲)の上で成り立つことです。だから感謝を込めて打ち込んで成長してね。みんなの成長は協力してくれる人の大きな励みなのだよ。
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引退を決意し裏方フォローに回って1年。
ヒメも(散々怒られてきたけど)持ち前の素直さでだいぶ成長し、2021年、コロナ感染者も少しづつ減ってきて毎年恒例だったクリスマス会を場所や規模を小さくしてやっと(ママたちが率先して)開催できたクリスマス会
その日をもってわたしは完全引退。
SKY/HIの代表をヒナへとバトンタッチしました。
ヒナは24歳になった年の出来事。
きっと真面目で頑張り屋なヒナと、素直で優しさしかないヒメならSKY/HIを大事に大事に育てていってくれることと確信しています。
なので、わたしはこれから安心して、amahare studioに人生を賭けてゆこうと思います。
人生って、一生懸命やったからって必ずスポットライトが当たるわけでは無いけれど、スポットライトが当たる人は、必ず一生懸命やっている。
だからわたし、いくつになっても一生懸命に生きたいです。
それが、長いキッズダンス人生において深く学んだこと。
3年で辞める予定だったダンスの先生は、20年も経っていました。笑
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たくさんの大好きと感動の詰まった幸せな時間たちでした。
これからはSKY/HIのファンとしてゆっくり見守ってゆきたいです。
【完】