占いに疲れたら見直す10のこと(特に複業占い師の場合)
ある年数から占い師をやってると…何だか疲れが取れない…
本業とのバランスが…
ご相談の事をずっと考えてしまう
お客様に振り回されてしまう
方向性がわからなくなる…などなど…何だか以前までの『 占いが楽しくて』とか『 お客様のサポートになれば嬉しい 』…という気持ちだけでは続けられなくなる瞬間が来るかもしれません。
いっそのことやめた方が本業や自分(ひいてはお客様のためにも)いいのでは?と感じる事が出てくるかもしれません。
でも占い師は続けたい…
そんな時の見直す10の事を書いてみました。
◆その対価は合っているか?
疲れてしまう大半はわりとこれが多いです。これは経験上なのですが…
これだけたくさん返信して時間かかって相手の事を考えて…さてどうですか?
自分が相手に渡してるものと頂いてるもののつり合いは取れてるでしょうか?
少し見直してみましょう。
沢山依頼が来すぎて疲弊する場合も安くし過ぎてるから…という事も考えられます(もちろん良いものであれば見合ったお値段でも人は来ますけどね^^)
自分が相手に、そして仕事にどれだけエネルギーを使ったか。という事を見直してみましょう。
◆睡眠時間とれてますか?
当たり前のようでいて見落としがちなのがコレ…。
特に待機をするような占いの環境だと人が来なければもう少し待てばくるかも…とどんどん時間が遅くなるかもしれません。
そうじゃない人でも、一日にやれる許容範囲の人数以上をやろうとしているかもしれませんね。
睡眠時間は削って良いことは一つもありません!(断言)
判断力鈍りますし、健康にも影響します。
心もささくれますので、こんなにやってるのに…というループにハマりがちです。
睡眠時間は確保しましょう。
◆話せる仲間はいますか?
占い師は守秘義務があるのでお客様の事を漏らすわけにはいきません。
しかし、悩みやストレスを抱えてくるお客様を受け止める占い師もまた、人間です。
そんなあなたの悩みや問題を相談したり話せる信頼できる相手はいますか?
これはなかなか難しいかもしれませんね。
同じ業界の人が一番、わかるわかる!となるかもしれませんが、ライバルでもありますのでもしかしたら足の引っ張り合いなどもあるのかもしれません。
それでも、そんな中にきっと秘密を守ってくれ、アナタの話を聞いてくれるような仲間がいるのではないかなと思います。
同じ業界にいなければいけないというわけではありません。全く違うプライベートの友達でも良いでしょう。
時には違う世界の友達の方が新鮮な視点を与えてくれる事も。
お客様の守秘義務を破らない範囲であれば愚痴ったっていいのです。(公の人が目にするSNS上で愚痴るのはどうかと思いますが)
大切なのは弱音を吐ける場所を確保すること。
弱音を吐く=自分が何で疲れてるのか知る=改善点を知るになるかもしれませんから。
◆お客様との線引きできてますか?
どこまで立ち入るか、立ち入らせるか…
これは電話占いであるとか会社に所属してるのであれば大丈夫な部分かもしれません。時間で切れますから。
しかしフリーでやってると良く聞くのが時間など構わずにお客様から悩みの相談が来たり、結果を出したものに関しても何度もご質問や納得いかずに話が長引く事があるというケースです。
自分の受付時間、対応時間はコレだ!というのをしっかり決めておくといいのかもしれません。
もちろん『24時間いつでも対応』を売りにしても良いのかもしれませんが、いつお願いしても構わないんだと考える「無茶を言うお客様」も時には一緒についてくるという事を念頭にいれておきましょう。
その状態にもついていける体力無尽蔵な方、ドライなタイプ、切り替え上手な人であれば良いのかもしれません。
が、占い師さんは人のために…何かの役に立つならば…と考える方が多い気がします。
また気持ちに繊細に反応する方が多いように見受けられます。
なのでずっと対応してると、自分の時間と相手の時間との切り替えがうまくできなくなる可能性が高いと思われます。
ここまでは占い師モード…
ここからはもう違います。
この内容、この結果までは立ち入るけどこれ以上はアドバイスできません。と線を引く勇気も必要なのかもしれません。
◆自分の時間を持ってますか?
どんなに猛烈に仕事スキーな私でも、ずっとしてるとなんだかおかしくなってきます。
PCをずっと動かしてる状態みたいなものですよね。
熱を持ってきてしまいます。しっかりとオフにして休むこと。
そして出来れば小さくても自分の時間で好きな事をすること。
空いた時間があると本業を…勉強を…となる方もいると思います。
それが気分転換になるのなら良いでしょう。
でもそうでないのであれば、何か違う事でブレイクモードを作っておく事をお勧めします。
映画をみたり、ゲームをしたり、散歩をしたり…でもいいですし、
もっと簡単な事ならば好きな紅茶をゆっくり飲む。でもいいのです。
出来れば五感をゆっくりと味わい自分で確認し、自分自身に還る時間を作るのをお勧めします。鑑定中は自分とつながってますが、どこかともつながってる感覚がありますから。
◆他の人と比べてないか?
忙しくてとか、お客様とのトラブルですり減って辞めたいというパターンもありますが、アップダウンのある世界です。
この前まで調子よかったのにあれあれ?なんてことも多々あるでしょう。思うように行かなくて辞めたくなるというパターンもあると思います。
そんな時考えて欲しいのが、他人と比べてませんか?という事です。
他の人とはキャリアも、占術も(例え占術が同じだったとしても同じ読み、同じ伝え方の人なんて一人もいません)、考え方も、求められ方も違います。
比べて疲れるのはもったいないのかなと思います。
比べてよし!自分はこうしてみようかなという見直し&戦略立て直しにつながるならいいでしょう。
他人と比べて疲れてしまう…やる気が無くなる、苦しい感情にとらわれるのであれば、それはポイしてしまいましょう。(もちろんその感情が出てきた事自体は自分の中で考察してみてもいいのかもしれませんね。相手のこういう所が羨ましかったんだ。と。そのあとにじゃあ、自分はどうしたい?という事です)
◆初心を思い返す
なぜ、占いを始めたのでしょうか?
どうしたかったのでしょうか?
案外シンプルに初心に答えがあることもあります。
迷ったら、初心を思い返してみても良いのかもしれませんよ。
◆理想やゴールを描きなおす
占い師をしてきて、経験を積んで、色々な人に会い…現実をみて、自分の求めてるものが変化してくる事もあるでしょう。
気持ちや願いが変化してるのに気づかずに、日々の鑑定だけに追われて対処して溺れかけてるだけかもしれません。
何か違和感を感じたのなら、一旦自分の目的を見直しましょう。
どこまで泳ぐのか…
行先や距離によってどう泳げばいいのか…体力配分や泳ぎ方、疲れない方法があるはずです。
自分はそのゴールに何を求めてるのか。
当初と行先は同じですか?変わりましたか?
自分は占いで何を得たいですか?何を与えたいですか?
一つ前の初心とちょっと真逆に思えるかもしれませんが、ゴールや理想を描く事やセットしなおすこと、再確認はとても大切だと思います。
やみくもにバタ足だけしても疲れますからね。
◆どんなお客様も引き受けてないか?
全ての悩めるお客様を平等にフラットに受け止める事が出来れば確かに素晴らしい事なのかもしれません。
出来るだけ悩める人の助けになりたい、笑顔にしたい…というのが皆さんの占いの目的の一つかもしれませんから。
しかし、占いや悩みを抜きにしたって人間同士あうあわないがありますし、同じプロジェクトに向かう人にすらやり方や方向性の違いが生まれます。
ましてや悩みは千差万別。置かれてる状況も様々。お客様の性格や癖も色々…という事で、どれもこれも引き受けられる。というのは理想ではあるけれど現実的ではないのかもしれません。
悪い言い方に聞こえるかもしれませんが、お客様を選んでいい。と自分に許可をしてみましょう。
これは来たお客様に対して、アンタは見ないよ!とか、見たくない感じの人だったらいい加減にささっと見る。という事ではなくて、あらかじめ自分が引き受けるのはこの鑑定。
得意とするのはこのジャンル。このジャンルは受けません!とはっきりさせておくことを言います。
電話占いなどでお客様を選べない…自然とつながってしまうという場合もあるでしょう。そういう場合にも自分のプロフィールなどである程度得意な分野、このことに関しては見ないという表明が出来る会社はしておく事も自分を疲れさせないポイントでしょう。
選ぶなんて…お客様が少なくなりそう…そうですか?
むしろ得意とする相談を明らかにしてる分、その悩みをもったお客様が来るわけです。満足する確率も上がり、お客様が他のお客様を連れてきてくれるかもしれません。
苦手だ。やりたくない。というジャンルの鑑定をしてると疲弊も大きいですし、どこか結果もしっくりとしないものとなってるかもしれません。
◆思い切って休んでみる
これは見直しをした後の最終手段です。
いや、最終じゃなくてもいいのですけど、一度占いから離れてみる。というのも一つの手です。
1日休む…くらいではあまり変わらないかもしれません。
つめつめでお仕事をしていたのであれば3日間占いから離れてみる。全く、考えない。手を付けない。
もう少し長く離れられるのであれば1週間…2週間…1か月。
離れてみて、最後の方…戻りたいなと感じるかどうか。それとも楽になったな…だけが残るかどうか。その時の自分を見つめてみると良さそうですね。
☆まとめ
いかがでしたでしょうか?
これは私が『そうなったとき』のための忘備録でもあります。
なんのため?
今のところは出来るだけ長く占い師をしていたいからです。
長く続けるということは疲れることも当然出てきます。いつも同じではありません。
調整をかけながら付き合っていきたい。そう思っています。
これらは全部の人に当てはまるものではないと思います。
もしアナタが『占い師やめようかな…しんどいな…続けていたいけど』と思ってたり…『最近疲れが取れないな…なんでだろう楽しくなくなってきたな』と感じるのであれば上にあげた事のひとつでも参考になれば幸いです。
占いの仕事を愛する全ての占い師へ愛を込めて…
天羽ココ。より