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雑談 在りし日の京都みなみ会館(8月27日撮影)

最近ホラー小説や怪談をWEB上で投稿するにあたり参考となる題材が必要だと感じ映画館での鑑賞をすることが増えるようになった。

映画クロムスカルリターンズのポスター

UPLINK京都のポスターのチラシの一覧を見て気になった映画クロムスカルリターンズ(ロバート・ホール監督作品)。今まで描けなかったスプラッター※血飛沫が飛散る、内蔵が飛び出す等のグロテスクなシーンが見せ場となるホラーのジャンルだが、昔からどうもこのジャンルの作品だけは痛々しいと感じてちょっとという考えが先行してしまいがちだったが、映画グリーン・インフェルノ(イーライ・ロス監督作品)のような痛々しいけど怖いもの見たさで何度も見たくなるような作品は世の中には多数存在する。スプラッター系のホラー小説を書く上で是非ともクロムスカルリターンズを参考として見たい気持ちが強くなり関西では唯一8月末まで上映している京都みなみ会館へ足を運ぶことにした。

外装

京都みなみ会館へ行くのははじめてだったが、映画館?と思えぬほどのオシャレな外装には驚いた。建物だけを見るとまるで美術館みたいだが、調べてみたところ施設の老朽化に伴い2019年8月23日(金)に再オープンをしたばかりのようだった。みなみ会館の歴史は1963年12月に邦画の封切館として開館、今年で60年目を迎える映画館として知られる。

上映中のポスターの一覧

歴史ある映画館として知られていたが、経営難のために2023年9月30日をもって閉館してしまう。今回は閉館を間近に狭ってきている京都みなみ会館を改めて取り上げたい。勿論、9月にも気になる作品があるため再び京都みなみ会館へ伺い撮影する予定である。最終の9月30日(土)も足を運ぶつもりだ。

京都みなみ会館の看板

緑溢れるオシャレな庭には人の血を吸うことでも知られているヒトスジシマカという名の蚊でいっぱいだった。開場されるのを外で待っているだけで何ヶ所も蚊に刺された。ここは山か(笑)

映画を観るなら京都みなみ会館

テレビのコマーシャルには流れない、メジャーではないが映画好きにはたまらない、まさに"とっておきの映画あります"の宣伝文句の内容がわかる、ここでしか上映されていない映画の目白押しだった。

入口付近にて

手作り感溢れる看板がなんとも珍しい。またレンタルサイクルがあるのも非常に便利だと思った。予約している映画が上映されるまでにふらっとレンタルサイクルでお出かけをすることも可能だからだ。

シアター3にて

いざ映画館へ!

久しぶりにR18指定の映画を見たのだが…。

もう当分肉はいらない、ってか食えない(苦笑)

クロムスカルリターンズはリターンズとあるようにクロムスカルの続編になるが、実は最初のクロムスカルではクロムスカルは立ち向かった女性に負けてしまい死んでしまった筈だとばかりに思っていたが実は生きていた…というところからスタートするのだが、何と言っても復讐劇が凄惨すぎる。

やられたら倍返しだと言わんばかりの内容だ。

クロムスカルリターンズのパンフレットとWARASHI 
2階の受付付近にて

結局ラストもクロムスカルは女性に優しいのか(笑)やはり女性に撃退され逃げられた後、してやられた女性に対して復讐を果たしたいという野望を抱くという感じで終わるのだが、果たして?

続報に期待したいスプラッターホラー映画だった。

映画を観終えた後はMEGザ・モンスターズ2を見るためにT-JOY京都へ移動したが、京都みなみ会館で配布されてあったチラシに8月末まで上映中の映画カード・カウンター(ポール・シュレイダー監督作品)の内容が非常に気になったため、映画を見るために再び京都みなみ会館へ戻ることにした。

東寺で購入可能の弘法塩という名の清めの塩 WARASHIと

明るい時間帯の映画ならば東寺へ立ち寄るなどの時間潰しができるのでおすすめ。今まで購入が出来ていなかった浄めの塩を購入したので京都みなみ会館様のテーブルをお借りして撮影した。

カード・カウンターのパンフレットとWARASHI

映画は19時20分からの上映だったが、それまで何をしようか時間潰しをするにしてもBOOKOFFで時間を潰すしかないため致し方なく最後の京都みなみ会館を記録として残すべく写真撮影に専念した。

外の休憩スペース

お店の外のガーデニングで癒やされながらお茶を飲むことが出来るカフェではありません(笑)

映画館ですよ!

ポスター前にもベンチスペース
上映中の映画一覧のポスター

本当に映画館なのかと首を傾げてしまうほど、映画館の中も、受付も、トイレも凄く綺麗だった。発券機がインターネットの事前予約でしかなく当日となれば受付に行き手続きをしなければならないがクレジットや電子マネーでのお支払いができず現金のみというのが残念過ぎる。

ひょっとしたら、当日券の発券機の導入だったり受付での現金以外の支払い方法しかないシステムにおいて他の映画館との遅れが生じてしまったが故に経営難に繋がっていったのかもしれない。

シアター1にて
カード・カウンター上映中のポスター

過去のトラウマから脱却出来ず本心で自分自身のことを語ることが出来ない主人公が自身の過去と向き合いつつ新たなビジネスとしてはじめたカード・カウンターとしての日々を過ごしつつ、実は裏では…という内容でしたが、これは最後まで内容を見ないと理解がしづらい内容だと思う。カジノのシーンがメインの見せ場だが、メインの見せ場じゃないシーンで本題がある。わたし個人的には、軍に従事していたときに何があったのかが触れられていないのが疑問で、ストーリーに組み込めば益々映画として上映できる規定が難しくなるためにカットされてしまったのか、甚だ謎でしか無い。内容は面白かっただけに若干のウヤムヤが残る印象だった。

最後に…。

https://kyoto-minamikaikan.jp/

京都みなみ会館様 リンク先

9月からは福田村事件という実際にあった事件が題材の映画"福田村事件"(森達也監督作品)やら、独裁者ムッソリーニがローマから手放さなかったノーベル文学賞受賞者で文豪のルイジ・ピランデッロ氏の遺灰に纏わるエピソードがストーリーの映画"遺灰は語る"(パオロ・タビアーニ監督作品)、中でも面白いと思ったのがいじめられっ子の主人公サラの目の前でいじめっ子が誘拐されるが果たしてサラはどう決断するのか、スペイン発のリベンジホラー映画の"ピギー"(カルロタ・ペレダ監督作品)という作品だ。その他にも、超能力を自由自在に操る子供達による危ない夏休みが内容のサイキックスリラー映画"イノセンツ"(エスキル・フォクト監督作品)が京都みなみ会館で改めて上映される。ポスターを見ただけでも非常に面白そうな一頭のロバの目を通して人間のおかしさや愚かさを描いている映画"EOイーオー"(イエジー・スコリモフスキ監督作品)にも注目したい。因みに福田村事件とEOイーオーは9月1日(金)より、イノセンツと遺灰は語るは9月8日(金)から、ピギーは9月22日(金)より上映されるので詳しい上映時間については京都みなみ会館様のホームページを見て確認をして頂きたい。


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