怪談 川を眺める人
心霊の怪異譚が全くないダムでの怪談を話したいと思う。お化けが出たからといって、過去に事件や事故などがあったのではないかといった妄想や憶測で議論をするのはやめて頂きたい。
今回紹介するのは姫路市内の安富ダム。
駐車スペースに辿りつくまでが困難m(_ _;)m
Google大先生は近道になる道を案内してくれるのだが、近道になるとGoogle大先生が案内した道は広い道から脇道に入り林道?とも思える幅員が狭い道を上らせた上にいざ堰堤に到着した際に駐車スペースがないため、再度来た広い道に戻り、坂道を上がっていけば右側に安富ダムの管理事務所が見えてくるとその先にあったのが駐車スペースだった。
私と同じようなGoogle大先生の誤案内で駐車スペースのない場所へ来ていた方が居た。
少なくともGoogle大先生に道案内をお願いする場合は安富ダムの管理事務所を目標地にしたほうが変な場所への誤案内は免れるはずだ…(;´д`)トホホ
因みにこちらの安富ダムでも、配布場所は離れているが神崎郡福崎町にある姫路土木事務所福崎事業所で平日限定ではあるが、ダムに行ったという証明写真を掲示したらダムカードが頂ける。
姫路土木事務所福崎事業所で頂けるダムカードは安富ダムと菅生ダムの2種類が頂ける。
兵庫県のダムカード配布ダムがため池カード等もカウントしてしまうと結構な数になるためにこまめに行かねばならないためにコレクターは大変だ。私がまだ手に入れていない兵庫県のダムカードは23ヶ所にも及びそのうちの10ヶ所は淡路島…。
明石海峡大橋の料金高いんだよね(´ε`;)ウーン…
淡路島にも心霊の怪異譚のあるスポットはあるが、行くまでがまずお金が飛ぶ飛ぶ、これだけのために行かないと後々が大変なので少なくとも一泊でもしないと淡路島のダムカード巡りは大変な予感。
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話がだいぶそれたが、安富ダムの魅力について触れたいと思う。先ずは、目印となるものから順に紹介していくことにする。
公衆トイレもあるが扉が付いていないために外から見たら丸見えの和式トイレと小便器があり、いくら目隠し板が設置されているとはいえ人の目が気になる方は用を足し難いだろう。
トイレの隣りにあるスペースから安富ダムの駐車スペースになる。
兵庫県内の一部ダムにおいて、敷地内にタイムカプセルが埋められているダムがある。安富ダムはそのうちの一つである。
ここからアップしていく画像だが、撮影時に日差しが眩しすぎるが故にカメラのレンズが反射している写真が多々あるので理解して頂けたら有難い。
ダム散策していると、放流している様子をじっと眺める瞬間が一番癒やされる(笑)マイナスイオンでも発生しているのだろうか、普段あまり映像は撮らないが放流しているときはせめて音だけでも録音したい一心で映像を撮ってしまう(*゚∀゚)
この景色が見える地点で切り返し、今度は吐出口を撮影するため反対側へと向かうことにした。
ひと通り姫路土木事務所福崎事業所に安富ダムに行ってきたよという証明写真が撮影出来たと思ったので、そろそろ退散しようかと駐車スペースへ戻ろうとした際に不思議な事があった。
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【怪談 川を眺める人】
安富ダムのダムカードの取得のため、ダムに来たという証明写真の撮影のために安富ダムにきたときのことである。
安富ダムの堰堤や堤体の撮影をし終えたところで堰堤を後にし、駐車スペースへ戻ろうとしたときのことだ。撮影時はお昼の12時になろうとしていた時間で、また平日の火曜日ということもあり、ダムの堰堤にいたのは私一人だけだった。
そんな状況下において、私の背後に誰かがいるような気配を感じたので振り返ると、見た感じとしては50代ぐらいだろうか、ベージュの作業着を着た男性の方が堰堤から林田川をぼんやりと眺めていた。
あれ?
あんな人いたのだろうか?
仮にもしご存命の方ならば少なくとも林田川が一望できる場所を辿り着くまでにわたしとすれ違わねばおかしいのだが、すれ違った記憶もなければ、かたや県道430号線の反対側の乗用車1台分ぐらいの幅員しかなく駐車スペースもない場所に車を停め堰堤に来たのならば車か或いはバイクか自転車が停まっているはずなのに見た限りでは停まっている様子がなく、歩きで辿り着いたのならば、安富ダムの付近にはバス停すらないこの場所を、バス停がある場所からおおよそだが30分以上はかけて辿り着いたことになるが、現れた男性には歩き疲れた様子は微塵にも感じ取れなかった。
その時にふと私の頭の中では、ふと安富ダムって心霊の噂や怪異譚なんてなかったはずだと疑問に思いながらも、正体を確かめるべく男性の元へ近づこうとした際に男性の方が私が存在に気づいたことに対し驚いたと同時に男性は林田川のほうへと向かって堰堤の壁をスーッと通り抜けるように消えた。
あの男性は一体何だったんだ?
見えたのはほんの一瞬だったために、何だった?と疑問に感じただけで終わった。
あくまでも私が考えたことだが、かつてね安富町の一帯が富栖湖になるまでに住んでいた住民の方が昔を懐かしみ御霊となり現れたのだろうか。堰堤からの林田川を眺めるだけでもかつての集落があったころの光景を思い出していたのかもしれない。
【怪談 川を眺める人 おわり】
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因みに今から上げる写真は本来なら撮影予定になかった写真だが、ひょっとしたら御霊の可能性が高いために急遽現れる可能性が高い場所を撮影した。
異常なしと分かったところで結論づいたのが、現れた男性は禍を齎さないタイプの御霊であることは間違いない。
ではなぜ、林田川をぼんやりと眺めていたのかということになるが、直接的なやり取りがまず出来なかったので推測論になるが、ダムは心霊の怪異譚や噂がなくとも、御霊が集まりやすく溜まりやすい霊場と化す場合が多く、殆どは自然霊或いは低級霊というようにもう既に昇天されているが、この世の世界に対してもう一度戻りたいと感じたときに戻りやすいのが山々に囲まれた水場でもあるダムだろう。
私のような"お化けが見える人"からしたら何かがあって現れているはずだと理由を探りたくなる心情になるはずだが、ダムのような巨大な霊場と化してしまう場合は何があって?と追求してしまえば益々答えが出ないために迷宮入りしてしまう。
だから、ダムやトンネルの場合でも、山が近く、かつ水が近い=川や滝がある等、霊が集まりやすく溜まってしまいやすい要因があるような条件が揃っている場合においては何があったのかと云われても答えられないというのが正解だ。昇天したとしても心残りがあるから戻る、だがすぐには戻れない諸事情がある場合は還りたい場所へ行けずに、溜まる場所で溜まってしまうという傾向にある。
散策したのはほんの30分間ではあるが安富ダムの散策を隈なくしてみたが、慰霊碑のような石碑も見受けられないため、やはり私が見たのはたまたまその場所に居合わせた自然霊ということになる。
無害だと分かったところで調査は終了。安富ダムと同じ姫路土木事務所福崎事業所でダムカードの取得が出来る菅生ダムへ証明写真の掲示が求められるために向かうことにした。
流石に地元の方らしい感じの方もいなければ、私と同様に道に迷いGoogle大先生が案内した道に車を停められるスペースがないため引き返し県道430号線に戻り駐車スペースで車を停めたあと、車内で大音量の音楽を聞き流した状態で安富ダムでの山林浴を気持ちよさそうに堪能している男性がいたが、おかしいと思う様子などは見受けられなかった。
(結論)
安富ダムはレジャー施設であり、心霊とは無縁の場所だと考えるのが正解なのかもしれない。