自分のこと呪術士だと思っている白魔道士〜その15〜
!ネタバレ注意!
※FF14 メインクエスト Lv16 「タムタラの仄暗い底で」
ふたりを乗せたチョコボがグリダニアの街に着くころにはすっかり日が傾いていた。カーラインカフェの扉を開くと、一日の冒険を終え仲間と語らう冒険者の話し声に交じって、ラプトルシチューやマーモットステーキの香りが鼻先を掠めていく。カフェの西側に取り付けられた、天井まで届くほど大きなガラス窓から斜陽が差し込み、フロア全体を濃い茜色に染めていた。
カウンターでふたりを出迎えたミューヌに依頼達成の報告