愛着から安心へ

インターン生の山本和輝と言います。

インターン生と言っても、つい先日に誕生日を迎えた35歳(既婚・医療従事者・大学院生)です。僕は兵庫県丹波市出身です。丹波市は自然が豊かで、歴史やロマンあふれる街並みが今も残るいい感じの町です。転勤族だった両親が定住するために選んだ場所です。僕は、丹波市に4歳から21歳まで過ごしました。専門学校時代は、片道2時間半という時間をかけて丹波から大阪市内まで通いました。

今でも丹波には、親に子供の顔を見せるため月1回程のペースで帰省しています。それに丹波が好きです。大好きです。

画像1

僕は丹波に「愛着」があります。幼い頃から住んでおり、自然も好きで思い出もたくさんある丹波です。母親も丹波育ちで、先祖代々(知らんけど・・・)丹波を愛していると思い込んでいます。

そんな僕も今は、仕事の関係で兵庫県川西市に住んでいます。結婚して川西市に移り住み、この場所で子育てをしています。僕は、子育てをしていて思うことがあります。それは、“子育てしにくい”と思うのです。

画像2

そこは馴染みのない町で、頼る人もいません。そして、隣近所に迷惑をかけてはならないと思い込んでいます。親であるため我が子を育てますが、親である前に親になるための教育や知識を完璧に頭に叩き込んでいるわけではありません。僕は、手探り状態で子育てしている親御さんが大半だと思っています。初めて親になったわけですから。

そんな僕がまちづくりに関心を持ったのは、2年ほど前です。ふと思いました。

娘たちは、この川西市をどれだけ愛してくれるだろうかと疑問に思いました。娘たちに川西市に住み続けて欲しいわけではありません。娘たちが生まれ育った町に「愛着」を持って欲しいと思いました。

そのためには、まちづくりを学ぶ必要があると感じました。豊中市主催の“とよなか地域創生塾”や福井県高浜町や福井大学主催の“健康のまちづくりアカデミー”を受講しました。その中で、まちづくりに関心がある方々にたくさん出会いました。出会った方々は、今でもお付き合いがあり良き仲間です。

画像3

その講座の中で、【ふるさとがえり】と言う映画を鑑賞しました。何とも言えない気持ちになりました。妻や子供に会いたくなりました。親にも会いたくなりました。丹波にも帰りたいと言う気持ちになりました。今まで、中途半端に生きてきたことを恥じて精一杯生きたいと思いました。

https://hurusatogaeri.com/

そして、数年前に解散となった子供会を再び立ち上げました。自治会の枠にとらわれない新しいコニュニティーを作りたいと心に決めました。

画像4

子供同士はもちろん、親同士、地元の方と子供達、地元の方と親など交流できる多世代交流の場であれば地域の子供達の成長に少しでも関われるのではないかと思いました。それが、愛着形成の一歩になると思っていました。

2019年夏、子供の成長大きく関わるのは“愛着”ではなく“安心感”だという記事を見ました。
僕の仮説は間違っていました。家庭内で大切なのは“安心感”です。職場で大切なのは、心理的安全性であると言われています。それは地域においても同じだと思います。地域で子育てしづらさを感じにくくするためには、“安心感”であると分かりました。

尼崎ENGAWA化計画でまた素敵な出会いがあります。そして、安心できる場づくりを勉強中です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?