外に出ないと駄目な気がする

私は家で過ごすことが好きなタイプです。というのも小さいときに入院を経験して、屋内での過ごし方が身についたのではないかと思っています。

そんな私ですが、近頃は外に出ないと駄目な気がするという感情に取り込まれていました。一日中家にいると、何もしていないという感じに囚われて、今日は誰とも出会わなかった・今日は家から一歩も出ていない・何も変化していないじゃないか。などが頭の中を支配します。

この原因は何なのでしょうか?と考えていたのですが、自分なりの答えが最近出た気がします。この原因は何も新しいことを経験していない自分に対する焦りから来ていたのです。というのも。一日中家から出ずにだらだら過ごしと、確かに気楽でいいかもしれません。しかし、一日が始まったときの自分と一日が終わった時の自分が何も変わっていないという事実。それに対して焦りを感じていたのではないかと考えています。

確かに、外に出て誰かと会うとそれだけで、経験という変化が獲得でき、多かれ少なかれ自分が変わった気がしませんか。実際のところは、何も変わっていないけど変わったという錯覚が獲得できるのです。

しかし、家に引きこもっていると何処までたっても、向き合うのは自分だけ。人に会うことで起きる刺激もないので、只々無為に過ごしているのではないかと思ってしまい、そのことが頭を中を占めて憂鬱な気分になります。

このことを理解してから、私は起きた時よりも寝たときに少し成長した自分になることを目標にして過ごすように意識しました。「人と会うことで自分が変わる」など自己啓発本では述べられていますが、別に人と会うだけがきっかけじゃないですよね。それは一冊の本かもしれませんし、映画かもしれませ。人によっては漫画・音楽かもしれません。もちろん、人という場合もあるでしょう。ですが、外部からの声に惑わされて、何も考えずに意見を取り入れるのはどこかで限界が来るのではないのでしょうか。

情報の洪水といわれている今現在で、すべての情報を取り入れようとするのは限界が決ますし、物理的にも不可能です。だから、自分がなりたい姿を想像してそれに見合った情報を取りれていけば、過不足なく望む自分になれるのです。

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