君は判断できる立場なのか?
常々感じていたことなのですが、赤の他人を判断することはではないかと思うのです。とくに外見に関しては。
というのも外見の美醜を判断するとき、自分の顔を棚に上げてものを言っている人が多すぎるのではないかと。
大学生の時、一人で講義を受けることが多かった私は、講義が始めるまで周りの会話に聞き耳を立てることが習慣になっていました。ある日、男子学生の二人が女性についての会話をしていました。どうやら彼らと同サークルの子のようです。
会話の内容はいたってシンプルで「A子はかわいい」・「B実はブス。絶対付き合えない」・「C菜は無くはない」などと次の彼女を誰にするかを選んでいるようでした。
あまりにも、女の子の判断を辛辣に下すので、どんな人物が会話主か知りたくなったので振り返って確認するとこれまたびっくり。言っている本人たちはイケメンとは程遠い風貌の人たちだったのです。
私が彼らを見たときの感想は率直に怒り。どの面を下げて人の判断をしているのか、貴様らは のような感じでした。
自分たちの容姿は散々と棚に上げて、一方的に女性の容姿について「ブス」・「付き合えない」などと述べる。なんと行き過ぎた行為でしょうか。
私は優劣の判断を下せる事象は,数字で表すことができることだけだと考えています。なので人の容姿など数字で表すことができない事象は本来なら優劣の判断などできないと考えています。にもかかわらず、ブスはダメという彼らの発言には少なからず不快感を覚えました。
しかし、個人の価値観として顔の好き嫌いはあるでしょう。ですがそのことをブスなどと人を不快にする言葉で表すことはいいことではないと思います。
なので、容姿で自分が好きになれない場合は、「自分にはその人を愛する価値感がない」のような言葉を使ってほしいものです。
ブスなどの不快な言葉が消えてなくなりますように