withコロナのあたらしいサークル新歓はオンラインで実施?集客とか実際どうなの?
全国500名の大学生と一緒に「エンタメ×若年層」事業をつくるAmaductioNが独自に調べた、学生へのアンケートをもとにした調査レポートを記事にしていきます。
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今回は、女子大生の間で人気急上昇のアプリについて、実際に利用している大学生が紹介します。
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こんにちは!AmaductioN大学生総研ライターの、中央大学3年 そうちゃんです!
まず、こちらの画像をご覧ください。
これ、実は今流行っているのZoom飲みではないんです。
いまサークルの新歓活動はオンラインにシフト
新型コロナウィルス感染拡大に伴う大学の授業開始延期などを受け、サークルや学生団体は例年どおりの新歓活動ができていません。
サークル活動(や部活動)は学生生活の中心 と言っても過言ではないと思いますが、世の中のサークルはいま、どのように新歓を行ってメンバーを集めているのでしょうか、、?
さて、冒頭の画像、実は学生団体の「オンライン新歓」の様子だったんです!
今回お話を伺ったのは毎年300〜400人の新入生が入るという大規模学生団体「AGESTOCK実行委員会」の皆さん。
毎年たくさんの新入生を集めている分、その反動でいまは困っていることも多いのでは…?と思って話を聞いてみると、
例年通り、むしろいままで以上に人を集めることができているそうなんです。
AGESTOCKって何者? 過去には日本武道館でイベントも開催
そもそも「AGESTOCK」というサークルを知らない方も多いかもしれません。
学生団体「AGESTOCK実行委員会」は、2006年に創設し、これまで日本武道館、両国国技館、TOKYO DOME CITY HALLなどの名だたる会場で、
乃木坂46やBiSHなどをゲストに呼び、合同学園祭イベントを開催してきた団体です。
毎年300人の新入生が入る大規模サークル
そんなAGESTOCKですが、新歓も桁違いとのこと。
なんと、毎年新歓で300〜400人もの新1年生が入団するらしいです。AGESTOCKに入るだけで一気に友達が増えそうですね!
(例年のAGESTOCKの新歓の様子)
ただ、AGESTOCKの新歓も新型コロナウイルスの影響を受けているようです。
説明会に人を集められない、そんなとき考えたコロナに負けない方法
新入生にAGESTOCKの活動内容を知り興味を持ってもらうために、毎年4〜6月の3ヶ月間で30回以上開催している「新歓説明会」。
しかし今年は「三密」を避けるために、大勢を一箇所に集める新歓説明会は実施できそうにありません。
ただ、せっかく15年も続いた団体を途絶えさせたくないと考えたAGESTOCKは実行委員会、『オンライン新歓』に踏み切りました。
オンライン新歓とはその名の通り、「オンライン上で新歓を行うこと」です。
AGESTOCKの代表を務める原駿彦さんは、「世間はコロナウイルスでこんな状況ですが、AGESTOCKはそんな中でも柔軟に対応しながら新歓を行っていこう」と考え、早期に新歓のオンラインへの切り替えを決断しましたそうです。
「オンライン新歓をやってみてわかったこと」…、新歓にコロナは関係ない!?
オンライン新歓は、Web会議サービス「Zoom」を使用し、週に1〜2回のペースで開催しています。平日は授業があっても参加しやすいように、18時から開始しているそうです。
また、説明会に参加する人はカメラオフ・音声ミュートで参加できるため、ずっと家にいて化粧していなかったり、髪の毛がボサボサな人でも気軽に参加できると喜ばれているそうです。
このような工夫をすることで、例年通りの毎回30〜40人の新入生が参加してくれているそうです。細かいけど、とても大事な工夫ですね!
説明会は以下のような流れで行っているそうです。
各部署の説明があったり、最後に質問タイムがあるなど、内容も充実しているようです。
代表の原さんはこれに対して「何百とあるサークルの中からわざわざAGESTOCKに時間を割いてくれているわけなので、AGESTOCKの全てがわかるような構成にしています。来たことを後悔させない自信はあります。」と語ってくれました。
補足となりますが、上記の画像にあるようにAGESTOCKには6つの局に分かれて活動しており、新入生は希望した部署に入れる(人数制限なし)そうです。広報やスポンサー営業もすべて学生だけでやっているそうです!
オープンチャットで気軽にコミュニケーション
また、コロナの影響で大勢で集まれないため、説明会に参加した新入生にはLINE オープンチャットに入ってもらい、気軽にコミュニケーションを取れる状態にしているそうです。
オープンチャットではAGESTOCKの最新情報や新入生がよく聞く質問の回答集も流しているとのこと。
大人数のメンバーを抱える団体ならではの気配りですね!
集客のカギは地道なコミュニケーション
では、そもそもどのように毎度の説明会で大人数を集めているのでしょうか?方法をこっそり教えてもらうと…
団体所属メンバーが個々にTwitterで新歓用アカウントを作成し、同じ大学の新入生をフォロー → DM(ダイレクトメッセージ)でコミュニケーションを取り参加を促す、ということをしているそうです。
シンプルゆえに難しそうですが、団体一丸となって実施しているところに熱意を感じました!
参加者の声、良かった点・悪かった点は?
これらの取り組みの良かった点・悪かった点について、参加者からの意見も聞いてみました。
【良かった点】
・天候や出向く距離に関わらずに気軽に参加できる
・司会進行役がいて流れがスムーズだった
・1人が喋るのではなく、担当ごとに喋る人が切り替わるので飽きない
・一通り説明を終えてから質問をその場で受け付け、回答してもらえる
・オンライン上で挙手などせず気軽に質問がしやすく、たくさんの質問が来ていた
・オープンチャットもあり、直接会えなくても気軽にコミュニケーションできて安心する
【悪かった点】
・一方的に説明する形式なためすこし企業の説明会のような堅い感じがした
・聞いている側の表情やリアクションが見えないため、説明する人が少し話しにくそうだった
・Zoomは、仕事や大学の授業でも使用されているので少し堅いイメージを抱いたり、ハードルが高く感じてしまった
例年通りではなく「例年以上」へ、Zoom以外のツールにも挑戦
上記の参加者の声にある通り、Zoomは堅いイメージを持たれており、新入生にとっては少しハードルが高いのかもしれないとAGESTOCKの皆さんは考えたそうです。
そこで、5月9日にはインスタライブで試験的に説明会を開催していました。Instagramの方が大学生の使用頻度も高く、より気軽に参加できるのではないかと考えたそうです。
その結果、なんと1時間の説明会で約100名の新入生を集客。
これは例年以上の規模だそうです!
オンラインのメリットをうまく活用できているようですね。
説明をするメンバーもインスタの方が使い慣れているのか、Zoomを使用していた時より表情が明るく感じられ、前回までの課題が解決したように思われました。
その一方、画質や画面の大きさなど新たな課題も出てきたそうです。
AGESTOCKはこれからも説明会の開催していくそうで、「さらなる改善をしながら、新入生により魅力が伝わるやり方を模索していきたい。」と話してくれました。
いままでの学生の「当たり前」がアップデートされる時代
今回はいち早く「オンライン新歓」を取り入れ成功させているAGESTOCK実行委員会にお話を伺いましたが、他の学生団体やサークルでもオンライン新歓をはじめているところは多いようです。
日本だけでなく世界中が混乱している時期ですが、柔軟に対応していく次世代のつよさが感じられるように思います。
今はオンライン新歓だけでなく授業や就活、飲み会までもがオンライン化してきており、学生生活に大きな変化が見られます。
そんな中、新型コロナウィルスが収束してからの学生生活の在り方も変化することは間違いないと思います。
今まではサークルだけでなく授業やバイトなどでほとんど家にいる時間がなかった学生も、この期間を経て「おうち時間も悪くないな」と感じている人も多いようです。
そうした意識の変化に伴い、学生生活の過ごし方や、エンターテイメントやツールもアップデートされていくのかもしれません。
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【担当ライター】
そうちゃん
中央大学3年生。徳島県出身で趣味は野球観戦です。最近のマイブームはブラックコーヒーを飲むことです。
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