【調査】 大学生がよく利用するコミュニケーションツールやアプリ、人気のスポーツ を調査!
全国500名の大学生と一緒に「エンタメ×若年層」事業をつくるAmaductioNが独自に調べた、学生へのアンケートをもとにした調査レポートを記事にしていきます。
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今回は、「コミュニケーションツール」「アプリ」「スポーツ」について調査しました。
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回答期間:2020年6月11日〜17日
回答数 :140件(男29件/女111件)
対象者 :全国の大学生、大学院生
学年内訳: 下記参照
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コミュニケーションツールはSNSのDM利用も増加、シームレスなコミュニケーションが便利
まずはコミュニケーションツールについて、日頃の使用頻度シェアを調査しました。
【調査方法】
対象者それぞれに6種のツールの合計値が「100%」になるよう「友人とのコミュニケーションに用いるツールの使用頻度のシェア」を回答してもらい、各ツールの平均シェアを算出 (合計が100%にならなかった回答は除外、有効回答136件)
※サークル活動(新入生勧誘やイベント宣伝)、インターン等での利用を除くため「友人との」と限定して回答取得
結果はご覧のとおり、LINEが約8割と圧倒的なシェアを占めていることがわかります。
細かい説明も不要かと思いますが、最近では通話用途でもよく利用されているようです。
「PCを開いてわざわざZoomを立ち上げるのが面倒で、LINE通話をすることが多い」
「最近(*5月末) LINEでもバーチャル背景を使用できるようになった。(*現在はPC版のみ) 私はZoomのバーチャル背景が上手く反映されないのもあり、LINE通話を利用することが多い」
といった声がありました。
また注目していただきたいのは2位の「Instagram DM」、3位の「Twitter DM」です。
Instagramは約16%、Twitterは約5%のシェアを獲得してます。
空き時間に開くことの多いSNSは、そのサービスに滞在しながらDMを用いて友人と会話を発展させるような使い方をされているようです。
■Instagram / LINEと半々で使用するユーザーも
回答の詳細を見てみると、「Instagram DM」を40~50%の頻度で使用していると回答した人が11%(15/136件)いました。全体を見ると8割と圧倒的なシェアを占めるLINEですが、中にはインスタDMと半々で利用しているユーザーもいることがわかりました。
またユニークな使用方法としては、好きなタレントに向けてタグ付け投稿やストーリーズでメンションを飛ばしても、鍵付きアカウントではタレント側に表示されずレスポンスがもらえないため、別のアカウント(通称:オタクアカウント、オタ垢)を作成し、そこでファン仲間とDMでコミュニケーションを取ることもあるそうです。
今回は大学生対象の調査でしたが、高校生の中にはお互いのLINEアカウントを知らずInstagramでしかやり取りをしないという人も多いらしく、浸透具合が伺えます。
■Twitter / 鍵垢でエアリプを用いた会話も
Twitterに関してはDMの前に、ごく少数の友人にだけ投稿閲覧を許可した鍵付きアカウント(通称:鍵垢)を使用しツイートするという使い方も多いようです。”@アカウント名”をつけたリプライ投稿ではないのに特定のユーザーに向けた投稿を行う通称”エアリプ”もよく見られます。その中でDMでの会話に発展する、というような利用のされ方もあるそうです。
▼こちらの過去記事では新型コロナ拡大前後の利用状況の変化も調査していますので、併せてご覧ください。
時間割やアルバイトのシフトなどはアプリで管理する学生が多い
続いて、スマートフォンにインストールしている「大学生ならではのアプリ」について調査しました。
上記のとおり、時間割管理アプリの先駆けである「すごい時間割」、シフト管理アプリの「シフトボード」が1位・2位となりました。どちらもリクルートグループが運営するサービスというのもおもしろいと感じます。
3位には「通っている大学独自の時間割アプリ」がランクイン。
現役で早稲田大学に通う学生が運営する「わせコマ」、立教大学が公式でリリースしている「SPIRIT Mobile」、各大学ごとのアプリをリリースしている「Orario」など、様々なアプリがあります。
また慶應義塾大学専用から対応大学を拡大し、昨年末にはシードラウンドの資金調達を実施した「Penmark」など、今後さらに市場が成長していく予感をさせるような事例もあります。
時間割アプリは、大学名や学部名、春学期/秋学期を選択すると、あらかじめ登録されている授業の候補から履修表を作成することができ、いちいち授業名や教室名を入力せずに管理できる点が支持されているようです。
また「Orario」は、学籍IDとパスワードを入れるだけで時間割が自動で作成されるといったさらに便利な機能も搭載されているそうです。オンラインのシラバス掲載ページへリンクされていたり、評価基準(出席が何割、レポートが何割 等が円グラフで表示)されるといった機能も支持されているようです。
これらの結果から、スマートフォンひとつで様々なスケジュールを管理するという習慣が大学生の中に確立されていることがわかります。
人気のスポーツ、フィギュアスケートやバレーはTVでよく観戦され、野球やサッカーは会場へ足を運ぶ人も
最後に、人気のスポーツについて調査しました。
【調査方法】
[主要なスポーツ] ×[以下8項目の選択肢]のグリッドアンケートを作成し、各スポーツに当てはまる選択肢を一つ以上選択してもらう(複数選択可)
〈選択肢〉
頻繁に会場へ観戦しに行く / ときどき会場へ観戦しに行く / 必ずTVやWEBで観戦する / 頻繁にTVやWEBで観戦する / ときどきTVやWEBで観戦する / ニュースで結果はチェックする / 観戦はしないが興味はある / 興味がない
上記は各種スポーツと各選択のパーセンテージ/件数のクロス表です。(”興味がない”の選択が少ない順にソート)
その他、バドミントン、カーリングに2件ずつ、アメリカンフットボール、剣道、高校野球、e-sports、フェンシングに各1件ずつの回答がありましたが、今回は省略します。
下記は”興味がない”の選択が少ない上位10スポーツについて、観戦する〜興味はあるの7項目の件数をグラフ化したものです。
調査の結果、フィギュアスケートやバレーボールはTVでよく観戦され、野球(日本プロ野球)やサッカー(Jリーグ)は会場へ足を運ぶ人も多いようです。
フィギュアスケートやバレーボールは、ゴールデンタイムでTV放送されていることも多い点や、ワールドカップバレーのサポーターに毎回ジャニーズアイドルが起用されることなども影響しているようです。
野球やサッカーは会場で応援する文化が根付いているということがわかりました。
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今回の調査結果は以上となります。結果をご覧になっていかがだったでしょうか?
この記事がいまの若年層を理解する上で一助になれば幸いです。
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▼今回アンケートにご協力いただいた皆さん
AmaductioNについて
株式会社AmaductioNでは若年層向けのリサーチや企画のお手伝いをしています。
▼こちらの記事で当社の大学生コミュニティについてご紹介しています。
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