【帰省難民続出⁈】帰省体験談からわかった、コロナ禍の帰省事情
全国500名の大学生と一緒に「エンタメ×若年層」事業をつくるAmaductioNが独自に調べた、学生へのアンケートをもとにした調査レポートを記事にしていきます。
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はじめまして。
AmaductioN大学生総研学生ライターのそうたです。
毎年夏は帰省シーズンですね。ただ今年は新型コロナウイルス感染症拡大により、「帰省できなかった」という方は多いのではないでしょうか?
FNNプライムオンラインが7月に行ったアンケートでは、約8割の人が、今年のお盆に帰省する予定はないと回答しています。帰省すると回答した方は全体の20.1%です。
画像引用元:https://www.fnn.jp/articles/-/70655
またオンライン授業によりキャンパスに行けなかった大学生も、帰省できた人は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、「コロナ禍の帰省事情」を大学生へのアンケートや実際に帰省した人の体験談をもとに考えていきたいと思います。
帰省したい大学生と帰省させない親
先日リサーチアンケートで、全国の大学生・大学院生201人(男性26人、女性175人)に「夏季休暇にあたり、帰省しましたか?」を聞きました(回答期間:2020年8月19日〜26日)。
以下のグラフがその結果です。
※実家暮らしのため帰省がないという回答は省いています。
「帰省した」という人は全体の約4分の1でした。先ほど紹介したデータの20.1%より少し多くなっています。
また「夏季休暇前から帰省していた」という人も4分の1いました。オンライン授業により学校に行く必要がなく、実家で授業で受けていたためですね。
一方で「帰省をしなかった」という人は全体の42%でした。
帰省しなかったという人からは「本当は地元の友達と遊びたいのに、親に帰ってくるなと言われた」という声が多く、若者よりも親世代の方がコロナに対して不安や危機感を抱いているようです。
【帰省体験談】都心と地方の意識の差
ここからは都内の寮で暮らす大学2年の僕が、実家のある岐阜に帰省した時の話を紹介します。コロナに対する地方のリアルな実態について、大学生の視点からお伝えします。
〇高額だが命には代えられない
僕の実家には現在父・母・弟・祖母がいます。特に祖母が感染しないように注意が必要でした。そこで親と相談して帰省前にPCR検査を受けることにしました。検査費用は28000円。結構高いなと思いましたが、命には代えられません。検査は、長い綿棒のようなもので、鼻の奥の粘膜をこすってサンプルをとるという簡単なもので、体感5秒で終わりました。検査結果は3日ほどで届き、結果コロナウイルスの抗原は検出されなかったので、無事帰省の準備を始められました。
自分の周りでPCR検査を受けたという人は全くいなかったので、大学生は意外とコロナウイルスの感染を気にしていない人が多いのだなと感じました。
〇交通業界大打撃
普段帰省するときは高速バスを利用しますが、今回は密室になるのを避けるために、新幹線に乗って帰省しました。お盆にも関わらず、指定席はほとんど埋まっておらず、1車両に5人ほどでした。旅行に行こうとする人はあまり見当たらず、ここでは外出自粛の意識の高さが感じられました。また到着した岐阜駅周辺は普段と比べると圧倒的に人が少なかったです。
〇東京都民は入店拒否⁈
今回の帰省で一番驚いた話です。
家の近くに、家族行きつけの焼き肉屋があります。僕が帰省するということで、家族揃って食べに行くことになりました。予約をとろうと思い電話をかけましたが、そこで衝撃の言葉を聞かされました。
「東京から帰ってきた人は店に入れることはできない」と。
PCR検査を受けて陰性だったことを説明したので入店することはできましたが、都心で入店拒否された経験はないので、どこか壁を感じ、悲しかったです。おそらく地方でコロナウイルスに感染したら、身体的な影響に加えて、地方の狭い社会では近所に知れ渡りやすくイメージダウンするリスクが大きいからの判断だったと思います。地方ではより感染に対して敏感になっているのだなということを感じました。
今回の帰省を通して都心と地方間、大学生間のコロナウイルスに対する意識の差を強く感じました。全員が同じ危機感を持っていたいところです。
新しい帰省や旅行の在り方で辛い状況を乗り越える
以上、コロナ禍の帰省事情について紹介しました。長い間、帰省したいのに帰省できない、会いたいのに会えないというのはとてもつらい状況ですよね。GoToトラベルやマイクロツーリズムなどの、withコロナ時代の新しい帰省や旅行の在り方によって、辛い状況を乗り越えていけるとよいですね。
マイクロツーリズムに関する記事も合わせてご覧ください。
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