届かない偶像
星が綺麗な時期になりましたね。
星を見上げながら
『やっぱり私の欲しいものは手に入らないな~。』と心の中で呟きながら失笑してしまった。
手に入れるために努力してきた。
努力といっても、私なりの努力なので、他者から見たら歪んだ歩みに見えるのは明白である。
ただ仕方ない、健全な愛着や愛情を体得すること無く育ってきたが故に
どのように人間関係を育むのかが私自身も分からないから。
そういった人は多いと思う。
でも。
自分を一心に思ってくれる人と出会えるひとと、出会えないひとの差はなんなんだろう?
素直さ?可愛さ?順応度?
分からない。
求めても渇望しても手に入らないのであれば、いっそ
『私はそんなもの求めてない』
と、自分の欲求を否定する方向へ舵を取った方が幾分も楽である。
私一人が諦めれば済む話だから。
他人に評価して、認めて貰わなくていいから。
だけど自分に嘘をつき続けて、
美味しそうなぶどうを食べたいのに、
喉から手が出るほど欲しいのに、それを認めてしまうと、食べられない自分が惨めになるから。
食べられないことよりも手に入らない自分の惨めさがしんどくて、
ぶどうがあることさえも、考えることをやめる。
それが精神の安寧なんだろうと、日々思う。
他人と知り合って関係性を持続させるということは、本当に難しい。
期待や希望を抱きすぎず、依存しないように適切な距離で構築していくのは至難の技。
愛情に飢えてる身では特に。
相手に損害を与えず、自分も自己嫌悪に至らない程度に付き合える方法を模索していきたいけど、
そこまで労力をかけるのは何時だって私だなんだろうなと気づいた時、
バカらしくなって全て捨て置いてしまいたくなる。
やはりゼロか100かの域を抜け出せていないんだと思う。
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個性があって素晴らしい、自分で誉められない人が日本人には数多くいます。それとと同時に自分の不快な気持ちも閉じ込めてしまう傾向も多く感じます。
私があなたの肯定感を高めるお手伝い、心の声を発掘するお手伝いをしたいと思います!!