「黒森峰より愛を込めて」投稿にあたって(逸見エリカ生誕記念 06.03.2019)EX.
ガルパンは「ライトでオタクなスポ根」というか、あのユルい部分とシリアスな部分の同居、絶妙な配分が好きで、多様な楽しみ方ができるのがいい。
キャラクターデザインも秀逸で、西住まほとダージリンは特にお気に入りだ。
しかし、「推し」たい、ということになると、どうしてもエリカを捨てることが出来なくなる。
「強い」のではなく「強がっている」姿に、時にイラっとしながら、ヤキモキしながら、いつの間にか目が離せなくなっている。
同じ時期に見始めた『ローゼンメイデン』の水銀燈に、どこか似ていたからだろうか。
こじらせたハングリー精神。
「アウトサイダー」である(愛する「お父様」に捨てられた、西住流に憧れながらもその血は引いていない)が故の過度の執着。
デスペラードな生きざま。
二人のその「いびつさ」が、僕の心をとらえたのかもしれない。
メタな話をすると、このエリカというキャラクターは原作以上にスピンオフや二次創作での活躍が著しく、作品外の「界隈」での「生」を通じて新たな「キャラ付け」がされ、結果「キャラ崩壊」ならぬ「キャラ渋滞」が発生するという興味深い現象が見られる。僕が好きなアニメの二次創作を積極的に鑑賞し始めたのも、エリカがきっかけだった。
「彼女」なら、書けるかもしれないと思った。
昔から物書きになりたくて、でもなかなか書き続けられなかった僕だが、エリカが主人公ならあるいは、と考えたのだ。
この記事を書いている現在、第五章のエリカとまほの再会がやっと書けたところだ。
本当に、四苦八苦して書いている。
今回は「書き上げる」ことを重視したいので、読み返すよりはテンポ良く書き進めていくつもりだが、読み返したら自己嫌悪に陥りそうで恐い…
何はともあれ、「僕なりの」エリカを書いてみます。
読んでもらえると幸いです。