ある意味で、どちらも凄い~つれズレずいひつ
どうも。
つれズレなるまま、勝手気ままに書いてます。
今日、SNSで出ていた記事が目に留まったのでそのことについて書きたいと思います。
「元不良が東大卒そして17社を起業した青年実業家→全て嘘」
と題したものです。
記事の詳しい内容をここでは触れませんが、紹介されている経歴のほとんどは嘘で、嘘がバレる前(自ら経歴が嘘と告白しているからバレたのか微妙であるが)は、その嘘の経歴を利用して講演や有名人と写真に納まったりしています。
このような手合いは枚挙にいとまがありませんが、経歴を詐称して、よくも講演などできますね。その度胸や行動力、「ある意味で凄い」。その厚顔無恥の鋼鉄な神経と講演をするほどの巧みな話術を持っているのであれば、トップセールスマンとして活躍できるだろうに。正しい方向にその能力を使っていれば本当に起業できるんじゃないの?
「ある意味で凄い」といえば、先日、とある銀行のキャッシュコーナーを家人が使用してたのですが、その間に私は手持ち無沙汰だったので、そのキャッシュコーナーに置かれていたパンフレットを何気なく手に取り眺めました。
そのパンフレットは、現在はやりの「AIを使って資産運用する」案内でしたが、そこに書かれていたことが「ある意味で凄い」と思ったのです。
そこに書かれていたことは主にAIロボアドバイザーで資産運用する最先端の手法とのことですが、私が目を見張ったのが「運用報酬1%(税別・年率)」と書かれていたところです。「運用報酬1%」ということは顧客から預かった資産を運用して儲けが出た分からの報酬1%であると思いきや、
儲けを出そうが損を出そうが、お構いなく預かり資産額の1%を運用報酬として取るんだと!
ちょと、目を疑いましたよ。パンフレットに書かれている普通は読まない字まで読んでみたのだが、どう読んでもこの意味のとおりとしか理解できませんでした。
金さえ集めれば、ずいぶんとボロ儲けじゃないの!これなら俺でもできるよ。この企業さん、あなたらが預金者に払っている利子がいくらか知らんわけないよな?他の金融関係企業も、こんなことをやってんのか知らんが、金融マンとして恥かしくないのだろうか。(あっ、運用しているのがAIロボットだから関係ないのかっ!?)
以前にnoteに書いた私の記事に「ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉~株式投資の不滅の真理」という書籍を紹介しましたが、こんなところに資産を預けるくらいなら、この本に書かれている
「個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと持っておくほうが、はるかに良い結果を生む」
ということが正しいことですね。
両方ともに「ある意味で凄い」が、表題の写真に写り込んでいる動物と一緒に思えるのだが。