ほろ酔い日記

10の効率で10の時間働く人と、20の効率で5の時間働く人、私はその後者になりたいと日頃から思っている。

両者とも働く量としては同じではあるが、私が住んでる国では(私が知らないだけで外の国もその可能性はあるが)、どうも前者を評価する傾向にあるように感じる。

確かに客観的に見てみると、平均の働く時間は7.5であり、前者は2.5余分に働き後者は2.5だけ楽をしているようにも見える。
それは間違いではないと思う。

私が幼かった頃などは、例えば算数の時間の100マス計算のように正答率と言うよりもスピードといったような、効率が評価されていたように記憶している。
それが年齢が上がるにつれて、勤勉さが評価されるようになっている。
高校の模試などはその典型であると思う。

高校最後最初に受けたテストや模試などで私は見直しなどはしなかった。
テストを最後まで解いて寝る。
それがその時の私の最善手であった。

どうも私は頭が良かったらしく、そのようなやり方でも中学の時はかなりの上位をキープ出来ていた。
しかし高校では、地元の中では進学校であり、いわゆる真面目な人が多かったようで、その最初のテストもクラス40人中12.3番というような結果だったと記憶している。

その結果を知った母親などは、中学ではよくできていたが高校ではこんなものなのか言っていた気がする。
愚かなことである。

そこから、ある程度真面目になった私はクラス内で上位をキープ(特進クラスなので実質学年上位)してはいたのだが、勝てない相手もいた。

私が物語の主人公であったりしたら、そこで真面目に勉強したり、突然賢くなったりするのだろう。
しかし、私は元々賢く、ある程度真面目であった。そんな私に足りなかったのは向上心だったのだ。

めちゃくちゃ勉強したら1位になれると思いつつ、そこそこの勉強で2~5位あたりを取っているのが私にはあっていたのである。

ここまで読んでくれた人には私が何を言いたいのかそろそろわかっていると思う。

私は初めの2つでいうと後者の生き方をしていきたいのである。

そんな私は今日も3時くらいに研究室から帰り家でゴロゴロし、真面目に研究室に残っている人間に憧れに似ている憐れみを抱きゲームをしたり、アニメを見る。

そんな私を人は笑うかもしれないが、私多分そのような人達より優秀である。
ごめんね。

これで終わると、ヘイトを買いそうなのでこのような生き方の失敗談も話しておこう。

大学院の院試において、どう研究室には同期が私の他に6人いて、私と同じくらい出来そうな人は多くても2人と思って舐めて勉強してたら、外部からめちゃくちゃ入ってきて、その2人は受かったけどそれ以外の同期は全員落ちた。

流石に草。

それでも、私は明日も研究室を3時にあとにするのだろう。
20を超えたら生き方はもう変えられないのである。

変えるつもりもないが……。

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