PAPER MOON

疲れて続きを書く気が起きないので別の話をします。

スマホやウォークマンにイヤホンをさして音楽を聞くことがよくある。

音楽だけつけて、イヤホンささないでそのことに気づかず歩いていると、通行人に二度見されて気づくいた事もある。
イヤホンだけつけて満足して、音楽を流すことなく歩き、イヤホンをつけたことを忘れ、しばらくしてから耳の違和感に気づき、触れてみるとイヤホンがあってびっくりしたこともある。

そんな訳で、イヤホンをつけた状態で無性に歌が歌いたくなることについて考える。

私のつけてるイヤホンは、100円プラス税で買ったようなイヤホンであり、飛行機に乗るともらえるイヤホンの次くらいの大した性能の善いものではない。
それでも、イヤホンから流れる曲を聞いているとテンションが上がり、歌いたくなってしまう。
静かな研究室や、公共の場である電車の中や図書館でさえも、突然歌いたくなることがある。
古来の日を囲み歌を歌い騒ぎあった、原始の記憶であろうか。
このことに理由をつけるような無粋な真似はしたくないので、どういう状況においてこの現象が起こるのかを考えてみたい。
それはおそらく、周りの音が統一されたときであろう。
静かな時や、自然の音に囲まれた時、イヤホンをつけてBGMに耳の奥まで支配されてる時が、あてはまる。
酔っぱらいが歌を歌いたがるのも、周りの騒音を一種の音楽として享受してるのではないだろうか。
その音楽にとけ込むために、自らも歌を歌う。
そう考えると、酔っぱらいの迷惑の歌にも、趣を感じられないだろうか。
私は感じないが。
自分で書いていて思ったが、まぁまぁの説得力がある気がする。
しかし、静かな場合でも、テスト中に突然歌いたくなることはあるだろうか。
勉強中に聞いていた音楽が頭によみがえり、流れ続けることはあるが、歌を歌おうとまでは思えない。
そこで、追加の条件としてリラックした状態であることを加えようと思う。
これは、私に対してすごい納得力がある。
なぜなら、私は模試などを家で解いていると歌ってしまうことがあるからである。

この出来事が、私だけなのか世の中全員なのか、はたまた一部なのかはわからない。
それでも全員ではないとは思う。
100円のイヤホンでうたいたくなるなら、高いイヤホンとかだったらきっと踊っちゃうだろうし……。

この内容を描き始めたのは、研究室から解放され校舎を出たところで、流れてくる歌を口ずさんでたら、しばらくして人がいることに気づいたからである。
恥ずかしかった。

しかしそろそろ家に着くので、このテキストを羞恥心へんの弔辞としよう。

ただいま。

実はまだ家に着いてないが、手が冷たくなったので終わろうと思う。
今日は疲れたし……

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