死、それは人そのもの
ひさしぶりの投稿になります。
唐突ですが、みなさん死について考えてますか?
考えている、という人は「死にたい」とか「いなくなりたい」みたいな考えがグルグル回っているような感じですか?
つらいことが起こって立ち直れない、今もつらい出来事の中にいる、心の病気で生きているのがつらい。大切な人が亡くなってしまった、生き甲斐を失ってしまった、生きている意味がわからない…
理由は様々ですが、こういった考えを持っている人は皆さんが考えているよりも、たくさん存在しています。
「死」は元々、生きとし生けるもの、すべてに密接なことです。しかし皆、それをないものと考え、あるいは、目を背け、禁忌なものとし、あらゆる手段を用いて、それを自分から遠ざけているように見えます。
何が何でも遠ざけたい、
自分からは遥か遠いものであってほしい。
そういったものが、みなさんの思い描く「死」のかたちではないでしょうか?
そんなに忌み嫌うものなら、どうして存在しているのでしょうか?
科学が進歩し、中でも医療は日進月歩の飛躍的な発展を遂げ続けているのに、何千年かかっても「死」を克服できないのでしょうか?
加えて、そんなに遠ざけているものを、あえて望んでしまう時があるのは、何故でしょうか?簡単に「死」を選んでしまう人がいるのはなぜでしょうか?他人が死を選ぼうとするのを見た時、怒りをあらわにする人がいるのは何故でしょうか?
このように、自ら遠ざけているのに、強く意識してしまう時があるのは何故でしょうか?
もしかしたら、人間は本当の意味で「死」を遠ざけてはいないのではないでしょうか?生まれながらに「死」を内包しているのではないでしょうか?
死からは逃れられない。それは生命を持った瞬間から発生する命題です。
死から目をそむけても死は確実に
あなたを見つめてくる
我々ができることは
死を受け入れ死と友人となり
お互いの胸の内をさらけ出すしか
ないのだろうと、ふと、思ったりする。