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Virutal Photography Showcase 2024でやり切ったこと、やれなかったこと。そしてこれからのこと

ただいま。家に帰ってきました。

Virtual Photography Showcase2024 は大成功と言っても良いほどに盛況な展示会となりました。お越し頂き本当にありがとうございました。

ここでは後日談ということでnoteにつらつらと感想を書いていこうと思います。

やりきったこと 

図録製作

図録というのは展示会の作品を本にまとめたものを指します。映画で言うところのパンフレットみたいなものです。ギャラリーや展示会ではよく聞くことばですが、聞き馴染みのない言葉でもありますよね。

図録を作った意図はいくつかありまして、その一つにバーチャル文化を様々な方向や深さで理解してもらうというものがあります。そのため前半部では出展者のインタビューを掲載しています。

ソーシャルVRを体験したことがない方に対しては、「インタビューができる程度には、ソーシャルVRに長く深く触れています」という発見を、住民の方に対しては「バーチャルフォトグラファーやクリエイターはこのように考えて写真作品を作っています」というヒントを提供しています(このようにすべきというメッセージではなく、そういう視点もあるよということです)

様々な方への発見やヒントを見せて、様々な角度でソーシャルVRの深みや面白さが伝わることを目標に制作を進めました。出展者の皆様とインタビュアーのおかげでとても良い図録に仕上がったと思います。

図録をご購入いただいた売り上げは、VPS2025の予算に全額使用することを約束しております。

出展者の一部費用負担

フィジカルで展示会を行う際、金銭的にコストがかかる場所は、ギャラリーレンタル料、印刷料、主にこの2点が必要で、人によっては額装代が加わります。

これが割と高額でして、1週間という短い期間でしか展示できないことを考えるとかなりの負担になってしまいます。 

それを解決、解消するためにグッズ販売と出展協力を募り、出展者の経済的負担を減らすよう試みました。

各出展者のグッズ販売の売り上げは決済手数料と消費税を除く全額を振り込み、運営手数料は一切頂かない方向でお約束いたしました。図録については全額次回VPSの予算に割くように約束しています。

今回大丸松坂屋アバターさんには協力出展という形で様々な場面でご支援を頂きました。

グッズ販売と出展協力のおかげで、多くの方がギャラリー代のほとんどを賄うことが出来たのではないかなと思っています。

久しぶりのリーダー(主催)

VPSよりも以前に仕事でリーダーを務めていたことがあるのですが、歴史的な流行病と職場環境の変化でうつ病になって退職しています。傷病手当を満期分もらって、今は失業手当をもらっている最中です。

メンタルを崩してからはリーダー的な役割から離れて、ひたすら休み続けつつ、メンタル回復してからは個展をフィジカルやバーチャルでやって、1人で活動していることがほとんどでした。

少しずつ回復はしてきていますが、VPS運営中も処方されたお薬を毎日飲みながら、時にはベッドから出られないこともありましたが、時間をかけて無理しないよう運営をしていました。一緒に頑張ってくれたみんなには感謝しかありません。

そのおかげなのか、いつもは展示会終了後は燃え尽き症候群で寝続けているところ、今は1日休むだけでこのようにnoteを書くことが出来ています。 

常識の変化

VPS2024にお越しいただいた方の中には、ソーシャルVRを体験したことがない方、そもそもバーチャルの事も知らない方もいらっしゃいました。

そのような方々にお越し頂き、作品の説明を一つずつさせて頂くと「この作品はとてもいいですね」「このスクリーンショ…写真は・・・」と仰ってくださり、バーチャルの世界で作ったものをスクリーンショットではなく写真や作品という言葉でコミュニケーションを取って頂けました。

このように鑑賞者から言葉を出して頂けたことで、バーチャルフォトがスクリーンショットとから写真作品という認識に変化したのです。これは鑑賞者の常識を塗り替えたといっても良いほど、とてもとても大きな変化です。

これは僕がフィジカル展示にこだわる最大のポイントであり、ソーシャルVRで感じている大きな課題でもあったところなので、VPSで常識の変化を作ることが出来て非常に満足しています。 

やれなかったこと

写真作品の販売

こちらはグッズ販売ではなく、作品販売を指しています。

バーチャルフォトグラファーが生計を立てていくことを考えた時に、売り上げを得る手段も少なく案件あたりの金額も高くないので、現環境ではバーチャルフォトグラファーでは飯を食っていけない。というのが僕の認識です。

これを一発で解決する方法は存在しないのですが、少しずつ解決していくために取り組みたかったものが写真作品の販売です。

これはVPSの企画を立てている段階で目標にしていたことではあるのですが、今回の展示会では実現することは叶いませんでした。

原因は色々あるのですが、個人的に一番の障壁だったのは「投機対象にならないためにやらないといけない事があまりにも多すぎ、また1人でやるのは不可能」という事でした。というか事例が1つもない環境で1人で作品販売を行うことは、界隈を大事にしたいなら決してやってはいけない。

そのことに気づいて見送ることを決めました。作品販売の可能性についてはこれからも探り続けていきます。

目標人数の達成

具体的な数字については非公開とさせて頂きますが、目標にしていた数字には届きませんでした。そもそも設定した数字が間違っていた説もあるにはありますが、目標にしたからには結果を出したかった。悔しいところです。

これからのこと

VPSはこれからも続きますし、次回はさらに規模を大きくして開催します。大きくはしますが、僕の能力でコントロールできる範囲にはしますので「ビックサイトでやります!」みたいなことは期待しないでくださいね笑

VPS2024は8ヶ月ほど準備に充てましたが、2025は1年ほど充てたいですね。また5月に開催するならもう始めないといけませんね!

VPSの応援をして頂ける方は、FANBOXでご支援いただけると幸いです。ご支援いただいたお金は全額予算に充てます。私自身の不正を防ぐために支援者に向けて3ヶ月に一度の収支報告も公開いたします。

そして、途中でも書いた通り、今は失業手当を受けながら生活しています。この生活は今年の11月で終了しますので、僕としては何としても専業のバーチャルフォトグラファーやアマチュアキュレーターとして生活しなければなりません。うつ病は今も続いていますし、副業をやれる体力は全くありません。

なので、私にぜひ仕事を頂けると嬉しいです。写真撮影(イベント、モデル、Booth宣材など)、イベントスタッフ、講演、取材、フィジカル展示会の協力などを想定しておりますが、これら以外の仕事も内容次第で承りますので、気軽にお問い合わせいただけると大変幸いです。

お問い合わせ先
e-mail: amaneko.info@gmail.com
X(Twitter): https://twitter.com/Ama_neko_56
website https://amaneko.org/

最後まで見てくれてありがとうございました。

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