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トゲナナフシ-Neohirasea japonica

ナナフシというと繊細な印象だが、こいつは太く棘がある。
これだけがっしりしていても普通の虫と比べれば十分細いので、木の枝みたいなものに擬態しているのだろう。
昼でも動くか夜を中心に動くなの違いはあるが、それ以外の生態は他のナナフシとあまり変わらない。
しかし、夜行性という点で見つけにくいという人はいるようだ。
採集のコツは夜に林の周りの草地をみること、ナナフシは一般的に思われるイメージとは違って草を食べていることが多い。
というのも彼らは広食性で幅広い植物が食べられるうえ、寝るときは地面の草に隠れて寝るので、寝床からわざわざ木に登らずそのまま草を食べていることが多いからだ。

普通のナナフシとは別のグループのヒゲナナフシ亜科に属していて、海外ではNeohirasea nanaのような擬態よりも体格で捕食を防いでそうなデカイ仲間もいるようだ。

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