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コウヤホソハナカミキリ-Strangalia koyaensis
夏の半ばに山地に現れる大型のハナカミキリ。
材は杉やヒノキなので、自然林と人工林がパッチ上に混ざりあう環境で多く、しばしばヨツスジハナカミキリを押しのけ最優先種となる。
逆に言うと自然林だけの場合は杉やヒノキの少なさから少なくなり、人工林が植えられる前は珍しい存在だったとか(新種記載が遅く、山の急斜面に生えたヒノキを主な生息木にしていたらしい)
さらに、襲速紀要素(簡単に言うと中央構造線より南)の一部地域を基本としているため東海、近畿、中国地方を生息地の基本としておりその他の地域では珍しい存在らしく、神奈川や東京都では記録的なものらしい…?
高校生のころは、近場か遠征するなら自然林という二極化していたため、全然取っていなかったが、最近になってそこそこの山に行き始めてから急に採れるようになった。葛城山では再普通種のハナカミキリであった。
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また地域差があり、近畿地方では触角の先が赤くなる一方、東海地方のものは触角は黒一色である。
さらに、個体差もありこちらは細くなって上翅の黒味が強くなるかどうか、というもの。