たたる神・疫神が十一面観音立像に
今回は疫病退散つながりで奈良長谷寺の十一面観音様をご紹介いたします!
~たたる神・疫神が十一面観音立像に~
奈良・長谷寺の観音様は元は荒ぶる霊木。
力を持て余す子供のような存在でした。
力の使い方どころが分からず、霊木を切ろうとした人にただ純粋に復讐の意味で災いをもたらし、火事や疫病を流行らせていました。
あるとき手を焼いた村人が霊木を人里知れない場所に捨ててしまいます。
僧「徳道」が霊木に十一面観音という形を与えるとその力は良い方向に向けられるようになりました。こうして疫病を封じる力のある観音さまとなり、その力の集まる頂上仏面が拝まれるようになったそうです。
~「今昔物語」観音縁起より~
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