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バイトとわたし

 昨年の自分がこんなことを書いてるとは思ってもいなかっただろう。

また明日からバイトが始まる。帰省してたからしばらく休んでいたので、忘れてしまった仕事も多々ある。そんななか、同期の人たちは成長している(たぶん)。まぁこれはしょうがない。

それはそうとして、この一か月くらい、バイトを辞めたい葛藤と何とか続けてみたい葛藤と戦って?きた。

覚えることが馬鹿みたいに多いように感じるが、別に周りはそうは感じてないっぽい。明日(今日か)も早くバイト先に行っていろいろ覚えなければいけない。これが普通のバイトだったらやめてると思う。しかし、オープニングスタッフで採用されたので、一通り仕事ができるようになるまでは頑張ってみたいとも思うし、仕事ができるようになればそれはそれで楽しいのだと思う。

先日、塾が同じだった友達と話をする機会があった。その友達は、バイトに対する熱意を、楽しそうに語っていた。まあ世の中にはそういう気持ちでバイトに臨む人たちがいるわけだ。

しかし、私はそうなれない。(のような気がする)
インターネットで「仕事に対する辛さ」や「ブラック企業」について知りすぎた、調べすぎたことも一つの原因なのかなと思う。つらい環境にいる人たちのことを知りすぎた(というのもおこがましい言い方だが)ので、自分をその人たちに重ね合わせてみてしまい、「自分の労働環境はクソである」みたいな思考に行きついてしまう。

もちろん、自分がいる環境はたしかに不満がないわけではないが世間一般からみたらかなり恵まれているだろう。

と、このように考えていくことで今の日本の社畜は生産されていく…と思う。ヤフー知恵袋を見ても、「そういうとこやぞ」みたいなものを感じる。具体的には、アルバイトを欠勤したい、となったときの対応について、「熱が出ても行け」や「ギリギリになって休むのはありえない」といった声が大半を占めている。たしかにギリギリで休むのはあまりよろしくないが、自分はどこかで労働者の権利が甘く見られているんじゃないか、と思う。

人はやられたことは覚えている、とはよく言ったもので、タイムカードを押させてから仕事をさせた人のことは忘れないだろう。いや、わすれてもいいし、忘れたほうがいいと思うのだが、思い出すたびに「それってどうなん」と思ってしまう。

さらに言うと、今のバイト先には自分のタイムカードを押してから自主的に仕事をする人がいる。私からしてみれば、「賃金は支払われないのに何でやるのか」とか思ってしまう。これも、先ほど述べたブラック企業などについてのことを(togetterとかにあるブラック企業に対するライフハックとか)たくさん調べた結果、自分が今いるところの労働環境に対して、少しでも良くないところを見つけると、「それっておかしいよね」と思ってしまう。別に正しいことだとは思うんだけど、どこか生きずらさ、やりずらさを感じずにはいられない。

まあ、それはともかく、自分がバイトに行きたくない原因はやっぱりうまく仕事がこなせていないことなのだと思う。

同期の子たちがもう仕事を覚えているというのに、自分はなかなか覚えられない。(同期といってもシフトに入っている回数・時間はそれぞれ違うのである程度ばらつきがあることはしょうがない気もするけど)。

自分はこの手の話をするのが苦手で、本当は友達か家族にでもすればいいのだろうが、そんなことはできないのでここに書き留めている。

ちょっと話が変わるが、おそらく私は「弱さをさらけ出す」ことが苦手orできない。いつも一人で抱え込んでしまうが結局どうにもならずに終わってしまう。そんなことがここ数年でいくつもあった。大学にもカウンセラーはいるわけだし、バイト先にも相談窓口みたいなのはあるからそこに相談すればいいのかもしれないのだが、なんかそこまででもないしな、と思う。

結局解決策がみえないまま、私は明日もバイトに向かうのかもしれない。
「Aをやりなさい」といってもAができない私だが、せめて後輩にはどうやったらAができるようになるのかを一緒に考えられる人になりたい。

にしても賃金の発生しない時間外労働ってどうにかならないのかね、サービス残業って言葉があること自体いろいろおかしいとおもうんだけど

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