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麗しのドワーフを生み出した彫刻家

ヘイ!ブラザー♪
先だってペイント談話室で雑談してた時に髭親父がメタルミニチュアの世界に飛び込んで趣味人への道を歩み出したキッカケを与えてくれたと言っても過言ではない麗しのロングベアードの造形を手掛けたスカルプターの名前を教えて頂いたので早速色々と調べるべく海外サイトをGoogle翻訳で読み漁って知った事やら個人的な思い出と想いを書き綴ってみたいと思いマス。
此れは主にフィンランドの趣味人が執筆するRambling Longbeard の記事を読ませて頂いての感想も含まれますが、伴にロングベアードを愛する趣味人として執筆者の方には心より感謝の念と敬意を表しマスm(_ _)m


唐突な悲報

ペイントの話も落ち着いて雑談で大好きなドワーフの話から造形師の話題になり最近はボブ・オーリー造形のドワーフをベイルファイアにエントリーしたけどヤッパリ髭親父がドワーフのメタルミニチュアで最も惹かれた原点であり未だ至高の造形はゲームズワークショップのウォーハンマー日本語5版アーミーガイドの作例写真で目にしたロングベード!と語ってたら籾山さんから麗しのドワーフたちを生み出した造形師の名前を教えて頂いたのデス。
その名はコリン・ディクソン!
ゲームズワークショップで「ヘヴィメタルチーム」のペインターから始まり後にスカルプターに転身して数々の造形を手掛けた中の代表作となったのがウォーハンマー6版で登場した数多くのドワーフレンジの作品群デスネ^^

ヘヴィメタルチーム時代のホワイトドワーフ誌に載っていた記事だそうデス。
彼がゲームズワークショップに入社した経緯とかも書かれているらしいけど
髭親父は英語が読めないからチンプンカンプン^^;

その名前を知って髭親父が真っ先に考えたのは彼の最新作は何処のメーカーが取り扱っているのか?だったんだけどイキナリその希望は叶わぬ夢と知らされて暫し言葉を失ってしまった髭親父・・・
年齢的には髭親父の2つ上なんだけど既に天に召されてしまったのは本当に無念でRambling Longbeard の記事によれば昨年11月の事だそうデス。

改めてコリン造形との出逢いの話

まさしく毎度の如くの繰言なれどドワーフが大好きな髭親父がメタルミニチュアとしてのドワーフに恋焦がれたのはウォーハンマー日本語5版のカラーセクションに作例で載っていた数々のドワーフたちで中でもロングベアードの存在感は段違いの威厳を放っていたのデスヨ。毎日のように作例写真を眺めてはロングベアードを中心にマイアーミーを作り存分にドワーフ三昧を愉しむ自らの姿を夢想した日々が趣味人への道を歩み出した髭親父の原点。

画像左からドワーフの日本語5版アーミーガイド
レイブニングホードのみで遂に日本語版が出版されなかった6版アーミーブック
日本独自の展開としてPDFダウンローで無料配布された7版のアーミーブック
6版アーミーブックに掲載されているコリンが造形し自らペイントしたマイナーとロングベード

お気に入りは全部!と言っていいんだけど中でもホント素敵だナァ♪なんて思うのはロングベアードの編み込まれた立派で長い白髭と威厳に満ちた姿やマイナーの表情豊かでボリュームのある髭とかアイアンブレイカーの仮面からハミ出した髭の造形も愛おしいヨネ^^

数あるロングベアード画像の中でも一番有名?なのはコレなんじゃないカナ^^
アイアンブレイカーの盾は専用のメタル製!巌のルーンを刻んだヘヴィアーマーって設定は
6版からグロムリルアーマーに変更されたけど造形ではルーンがチャント刻まれてマス^^

あと思い出話なんだけど2003年頃の国内流通では箱型の赤いブリスターパックで複数体の場合はバリエーションがランダムで封入されている事が多くてドワーフヒーローと銘打ったキャラクター2体入りブリスターは4種類からのランダム。そして髭親父が恋焦がれたドワーフクィーンヘルガが入ったブリスターを探し求めてショップ巡りをしたけど見付からず、2003年バトルカーニバルの予選で千葉のイエローサブマリンに初めて出動した時にヤットコサで発見して当時ウォーハンマーの担当だった現在ではアローズの店長さんに嬉しさのあまり握手して感謝の言葉と想いを延々オシャベリ^^
この造形も日本語5版アーミーガイドの作例で虜になったんだけど髭親父の大好きな旧シタデルカラーでマイアーミーのドワーフでテーマカラーに採用したレッドゴアとの出逢いも作例写真のコメントがキッカケなのデスヨ。

ヘルガのミニチュアはオールドワールドでのドワーフ女性の設定がチャント表現されてて
確か亜麻色の豊かで長い髪を三つ編みにしているのが美人さんの条件?だったカナ。
コメントにあるように服の色には高貴さを演出すべくレッドゴアを使用と書いてるけど
ホント素敵な赤で絶版が決まった時には将来枯渇しない様に買い溜めしちゃったのヨネ^^

思いがけず同じコリン造形

ドワーフのみならずシタデルミニチュアで好きなミニチュアは色々とあるんだけど例えばウォーハンマーでは始めた当所にセカンドアーミー候補だったスケイヴンも集めてはいたのデス。このコレクションは後にスケイヴン好きの趣味人に譲り渡し手放しちゃったんだけど4版のメタル製ストームヴーミンやプレーグモンクにプレーグセンサーベアラーは超恰好イイしガッターランナーとかはスペシャリストゲームモードハイム版のも持ってたのヨネ。
ヴァンパイアカウントのミニチュアには名作が多いと思うんだけど髭親父的に手は出せなかったけどスゴク恰好イイと感じていたグレイヴガードなんてもし当時ゲットして銀無垢のまんま持ってたとしたら地下迷宮のアンデットミニチュアは全て賄えたかもしれないナァ。
そしてウォーハンマー的に長年ドワーフアーミーひと筋だった髭親父が遂にセカンドアーミーを始めた時に選んだのはハーフリング達をメインに据えた
ムート州のエンパイアでドッグスオブウォーのランピンクルッポは初期段階でのアーミーの中核とし制作したトッテモお気に入りのミニチュア。
コレって実は全部コリン・ディクソンの造形だったと知ってビックリしたんだけど最近は特に意識せずに集めていた好きな造形が同じデザイナーだったって事も多いのでミニチュアあるある的な話なのかもしれないデスナ^^

かつて「電話帳」と呼ばれた分厚いシタデルカタログを趣味人仲間の圭さん宅で観せて貰って
心ときめかせていた時期がありマシタ(際限が無くって目の毒って話もあったケドネ^^;)
日本で有数のペイント仙人ゆきじさんが対戦の時に見せてくれたヴァンパイアカウントアーミーに
心奪われチョットだけ手を出そうか悩んだ結果、お小遣いの兼ね合いで断念したグレイヴガード
髭親父の記憶が確かならコノ造形は二代目ランピンクルッポだったカナ?
年齢は下でも筋金入りの古参趣味人あっきいさんから譲り受けたハーフリングの
ミニチュアたちの中にあったのがコノ画像にあるのと同じミニチュア

手掛けた造形の数々

Rambling Longbeard の記事によるとコリン・ディクソンがゲームズワークショップのスカルプター時代に手掛けた造形のミニチュアはスペシャリストゲームのモードハイム&ネクロムンダに40Kでも見られるんだけど大半はウォーハンマーで退社前の最後はトゥームキングの数作品だそうデス。

メタル製のボーンジャアントとかモデリング難易度が高そうダネ^^;
あとトゥームスウォームがゲームズワークショップのコリン造形で最後のリリースらしいデス

Rambling Longbeard では彼がスカルプターに転向してから手掛けた最古のミニチュアとされる Norse Dwarfs や Drunken Dwarfs に吞んだくれ海賊集団Long Drong’s Slayer Pirates の画像を始め多岐に渡る作品が紹介されてて此処では紹介しきれないので髭親父の個人的な好みでチョイスしちゃいマシタ^^

かのペリー兄弟の「北欧ドワーフ」シリーズの後にリリースされたコリン造形の「北欧ドワーフ」
愛すべき「酔っ払いドワーフ」の面々とかドワーフらしさの一面が見える愉しい造形ダネ^^
ドックスオブウォーの海賊ドワーフスレイヤーたちは酒の恨みを体現する存在デスナ^^;

永遠の名作と再び

髭親父にとって伝説のスカルプターコリン・ディクソンの名を知ってから様々な海外サイトをGoogle翻訳しながら読み漁ったんだけど彼が2002年にゲームズワークショップを退社してウォーゲームズファウンドリーでも造形を手掛けたらしいんだけどドンナ作品なのかは全く判らなかったし晩年の彼がミニチュア業界に関わってたかも不明なんだヨネ。トップ画像の中世風な衣装を身に纏った彼の姿は親交の深かったアラン&マイケルのペリー兄弟のペリーミニチュア関連での画像?らしいデスヨ。

若かりし頃の「双子のペリー」ことアラン&マイケルペリーの画像
伝説の名著「趣味人への道」でも彼らのゲームルームが紹介されてたヨネ^^
ゲームズワークショップ時代のミニチュアはロードオブザリング関連を色々と持っているけど
ヒストリカルミニチュアとしてはペリーミニチュアのプロイセン軍をコレクションしてる髭親父
コリン・ディクソンとはヒストリカル繋がりでも親交があったのカナ?

その存在を知ったと同時に既に帰らぬ人となっていた事実に愕然とした髭親父なんだけど彼が造形したロングベアードが日本のドワーフ好きオジサンをメタルミニチュアの世界に誘い趣味人への道を歩ませてくれた事に感謝!
彼の生み出したドワーフたちが居てくれたからこそ今でも趣味人として日々のホビーライフをエンジョイ出来てるんじゃないかと思うのデスヨ。

彼の造形によるドワーフこそが髭親父にとっては至高にして麗しのドワーフ!
そして此れからも彼のドワーフを愛し続け語り継いでいきたいものデスナ^^

モウ既にミニチュアゲームとは縁遠いし隠居状態の髭親父ではあるんだけどオールドスクールファンタジーミニチュアの世界に復帰してから色んな造形のドワーフを目にする機会が増えたノネ。ハーミットイン商店でゲットしたボブ・オーリーマーク・エヴァンズが造形したドワーフも素敵だし他にもイカス造形のドワーフたちが数多くあるんだけど結局はコリン・ディクソン造形のドワーフと比べてしまう自分がいるのは偽らざる事実なのデス。
ミニチュアゲームは遊ばなくなってるし情熱を注ぎ続けたウォーハンマーも8版を最後に姿を消し、昨今では過去の版を踏襲した THE OLD WORLD がリリースされたとは言えドワーフアーミー的には一時期のメタル製品絶版化とプラ化の波でメタル製ドワーフは姿を消し(最近は復刻販売もあるケド)Rambling Longbeard の別の記事でも書き綴られている通りで7~8版以降で登場したドワーフは高品質の精巧なプラスチック製ミニチュアではあるんだけど当時から髭親父の心には響かなかったし記事の執筆者と同意見デス。
そして我が家には大量のロールアウト済みコリン・ディクソン造形ドワーフたちがいるんだけどキャリーケースでスポンジの中の住人となって数年。
でも実は我が家の銀無垢お宝箱からロングベアードとマイナーの発掘に成功したから当時のベタ塗り&量産塗りではない今の髭親父の精一杯を注ぎ込んだペイントをして「コリンのドワーフが最高!」ってワクワクしたいカナ^^

先だっての「ペイント談話室」後に発掘したコリン・ディクソン造形ロングベード&マイナー
マダ我が家に銀無垢状態で残っていた貴重なミニチュアは髭親父が考える物語の登場人物として
現在の髭親父が持てる技量の全てを注ぎ込んでペイントしようとウキウキしてるのデス^^

感謝の言葉

今回の記事を書き綴るにあたりコリン・ディクソンのキャリアや作品の数々をトッテモ判り易く纏め執筆して下さったRambling Longbeard には心より感謝申し上げマス。フインランドと日本で国は違えど同じロングベアードを愛する趣味人にしてコリン・ディクソンを始めとするウォーハンマーのメタル製ミニチュアの造形に愛着とコダワリを持つ者として共感する事も多くて記事を拝読しながらニヤリとさせられましたヨ^^

追悼の言葉

亡くなられて1年が過ぎた時点での訃報に接して唖然としております。
永らく知ることの出来なかった麗しのドワーフを造形した彫刻家の名を心に刻みつつ貴方の作品が与えてくれた喜びや幸せを噛みしめ未来へと語り継げればなんて思ってます。本当に素晴らしい造形やペイントの数々が世界中の趣味人に愛され続けている事を改めて実感すると伴に貴方の偉業を称えたい気持ちで一杯です。どうか浮世の疲れを癒しつつ安らかに、そして貴方を愛する趣味人たちが作品の魅力を語り微笑む姿を常世から見守って下さいね。

いやはや、スゴイ長文と繰言のオンパレード^^;
此れも長年に渡り愛し続けたドワーフの造形師を知った喜びと訃報に接した悲しみの成せる業なので何卒ご容赦頂くと伴に最後まで読んで頂き感謝!
もう彼の新作を手に取る事は出来ないけれど素晴らしい遺産を持つ者として此れからも彼のドワーフへの愛情とコダワリを抱き続けたいデスナ。
人それぞれに憧れがあってオシャベリになれるのも趣味人冥利に尽きる瞬間って事でエンジョイ!オールドスクールファンタジーミニチュア♪

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