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“擬態せるもの“トリオ・ザ・ミミック

「・・・、バタン!ガブッ!ゴクン!・・・」

本名:トリオ・ザ・ミミック
種族:ミミック
称号:モンスター
以下はハルクウーベン博物誌による記述の抜粋である。


ミミックの本性はゼリー状で、決まった色や形を持たない。姿形、色、質感や感触まで、己が変化したものとそっくりに擬態し、身じろぎ一つせず、数百年もの間そのままとどまっていられる。
好んで姿を変じるのは、宝石や財宝、あるいは巨大な宝箱である。


城塞都市ミンガリルの地下迷宮にはガラパゴス的な独自進化を果たす魔物も散見されており冒険者界隈で有名なのが必ず3体1組で出現するミミック。
ダンジョンで3つ並んだ宝箱が全てがハズレと言う苦い経験を持つ冒険者は数多くいるが、名前の由来となったのは歌舞音曲や歌劇の有名人の物真似を得意とする三人組の大道芸人で自虐的ジョークを交えて命名された俗称?
ちなみに宝箱が1個でも一般的なミミックの可能性はあり油断大敵である。

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