8/21『こどもにかかわるプロ大集合』報告

金曜日は第123回日本小児科学会学術集会の特別企画1『こどもにかかわるプロ大集合〜新たな繋がりで創るよりよい成育環境〜』に登壇しました。

ノンフィクション作家の岩貞るみこさん(ご著書にとっても良き本が多く

このあと本屋さんに駆け込み購入しました)や行政で活躍の小児科医、地域で活躍の小児科医の皆様とともに。

次世代を担う若き小児科医の皆様のために、という熱い思いのこもったシンポジウムでした。

小児科学会などに呼ばれるたびに思うことは、たくさんのあたたかい気持ちが、子ども達にどれほど注がれているかということ。

病気のあるなし、障害のあるなし、にかかわらず、いろんな角度から物事を少しずつ良くしたいと進めている人たちがこんなにいるんだ、とそれはもちろん病院の中ででもありますし、地域の中においてでもあります。

そんなの感じられない、と思う方もいるかもしれませんが、本当にたくさんいるのですーーー

地域の中でご活躍の先生は、記事にあるのでこちらにお任せします。

https://soar-world.com/2016/08/05/nextep/

チョコレート会社を作って就労支援、に留まらず、そこで働いて自信を得てそこから巣立っていく青年達もいて、本当にすごい活動なのです!

地域に根差す活動もすごいのですが、病院の中にいても、あちこちと繋がって、生活や家族を丸っと支援されている医師のお話に、私は本当に心震えてしまいました。

お子さんが病気と宣告されて、親は傷付く気持ちはあるもののどこにも話せないという親の気持ちに寄り添い、子どもが次々にできなくなっていくことを含めたお子さんの成長に寄り添い、きょうだい児たちの気持ちに寄り添い、学校や外と連携し、病院の中でそのように心を砕いて治療と生活を丸ごと支えようとする医師の話に胸打たれました。

私からは子育てのスタートを切るのに、医療者の力がどれほど支えになるか、お話しました。子どもの病気で悩むのは最初の3年間程度、子育て全体で見るととてもわずかな期間です。でもそこで医療者と繋がり、周囲と協力しながらの子育てのスタートが切れると、子育てがどれほどスムーズになるか、と思うのです。

若き小児科の先生が、終了後に私のところへ来て(オンラインでですが)、どんなふうに繋がったらよいか?と聞いてくださったので、皆さんにシェアします。

まずは、お話の中にも入れたように、自らの地域にある子育て支援施設や保育所、保育園で、『お熱の見極めなどのお話をしましょうか?』と尋ねていただけると良いと思います。

先方は待ってました!と言われることと思います。
オンラインでも良いと思います。

園医がいるのに自分が出しゃばるのは…と思われた先生!
園医は小児科医ではないことも多いです。。。

そして、認可園以外の園ですと看護職の方も常駐していません。

保健センター、子育て支援施設、地域子育て支援拠点、保育園、そういったところにぜひ、働きかけてみてください!

子育て支援施設の方々にも、先生方を講師として呼ぶのにどうしたら?とよく!よく!聞かれます。(都度、お繋ぎしております)

お互いに待っていては、進みません。

ここ数年、病院の中でも様々な講座をされていますが(コロナ禍で中断しています)そのようなときに参加してくださった方々とご縁を作るのはチャンス!

もちろんお忙しいことと思いますので、そんなことをしてられないと思われる方はしなければいいですよね。

これは、やってみたいと思われる先生に向けたお話です。

今はできないことも多いですが、子どもの医療のかかり方はオンラインでもできます!

そして、オンラインのメリットは、地域を問わないということ。録画もできてしまうということ。

You Tubeをされている先生方も増えてきましたが、You Tubeは次のステップとして、オンラインの講座なら、心配なくできるのでは!?と思います。
お互いに、ほんの少しの勇気を出して、繋がっていきましょうー!

それから、コロナが落ち着いたら、わが町に来てー!の声は本当にめちゃくちゃ嬉しいです。コロナが落ち着いたら、全国どこへでも行きます。一泊でも日帰りでもどれほど遠くても行きますー!

それまではオンラインで。
でも絶対に(笑)、生の講演のほうが、私の場合、いいと思います!

オンラインだとちいとも良さは伝わってないと思っているのですが、良かったよ、と言っていただけて嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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