自分で決める、ということ
昨日久しぶりに思い出した、今から3年前のこと。
私の大切な友人親子がちょっとヘルプが必要な状態だったことがあった。
そのとき、友人は車で東京から5時間くらいのところにいて、連休のある日、迎えに行くことになった。
往復で10時間なので、3年前といえば、次男小4、三男小1、ちょっと家に置いていくのは心配だなという頃だった。長男は中学生といえ、水泳に行ってしまうので、不在。下二人に一緒に行くかどうか聞いて、連休の最中だったこともあり、渋滞しているであろうことも伝えた。現地で少し遊ぶ時間があるかないかよくわからないし、ほとんど車中になってしまうことも伝えた。
3年後の今なら間違えなく、ついてこないだろう。でもその日は二人ともついてきてくれた。
案の定どころかものすごく渋滞していて、事故渋滞もいくつもいくつもあって、片道5時間どころではなく、片道で10時間くらいかかってしまった。
何度か休憩して、その度にボールを蹴ったりはしていたけれど。
私も連れてきてごめんと謝ったし、両親や友達に預けてくればよかったかなーとか思ったりもした。
そのたびに、二人が言うのだった。
次男は
「自分が来ると決めて来た。だから謝ることじゃない」
三男は
「それに楽しいじゃない。みんなで歌ったりしゃべったり」
自分が来ると決めてきた、と何度も言った。
祖父母のうちに行くことだってできた。友達の家に行くことだってできた。
ただ、自分が行ってみようと思ったから来た。だからママが謝ることじゃ、全然ない。
と、次男。
それに、楽しい、と何度も付け加える三男。
夫にも何度も謝った。全部運転してくれているのは、夫だから。
夫は、次男ほどかっこよく「自分が決めて来た」とは言わなかったけれど。(笑)
なんでそんなこと言うかなー?全然いいよー、気にすんなー、息子の言うとおりだよ、くらいだけど!
いつも自分で選ぶ、ということの大切さは伝えてきた。
ごはんにしても、君はいま何が食べたいの?朝からその繰り返し。君はどうなの?どうしたいの?自分で選んでいくんだよ。
だけど、こんな風に自分で選んだことに、自信をもって、
そして、胸を張っていられる姿は、感動的ですらあった。
もちろん、結果も全部自分で引き受ける、ということじゃないよ。
仕方ないこともいっぱいあるけれどね。
そんな彼らに、母さんがたった一度だけ頼み込んだことがあるんだけど、そのときも、華麗にスルーされて、まったく聞いてもらえないことが悲しくなっちゃって
さらに「これまでちっともこんな風にお願いしたことないのに急にここで頼み込む私って・・・」と自己嫌悪になって涙目になったら、4人に一斉に笑われた。
困ったときには、もちろん、助けてくれる。互いに助け合っている。
だけど、その頼み込んだことは、相当、自己都合のこと。
そういうことはちゃあんとわかって、全くもって華麗にスルーされたのだよね。
自らすすんで、自分で選んでやってることに、不満を言ってない?
そんなことを自らに問い直してくれる出来事です。
太陽も青空も、完全に不足してます。。。その分、7月とは思えないほど仕事してます。
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