見出し画像

23.08.05

私が物語を書かなくなった理由~


私は昔、物語を書いたり、
劇で誰かを演じることが好きでした。


だけど月日が経って、
大人になってその夢をずっとずっと追いかけ
続けられるのか。
不安になった私は夢を簡単に捨ててしまい、
そのまま高校を卒業して、就職の
道に進みました。

卒業して1か月、母代わりのようだった
祖母が亡くなりました。
祖母が亡くなって気付かされたのは、
簡単に言われて諦められる程の夢だったこと

そして、私の人生、誰かの人生が
物語であることに気付かされました。

小学校の頃、ほとんどの同級生だった友達が覚えていないと言っていますが、
男の子の友達が幼くして小児ガンで亡くなりました。
その途方を知ったのは体育館での学年集会。
その子にとって、私は友達だったか分かりません。
だけど、私はその子を友達だと思っていたし、当時は私も身体が弱くて
体育の見学をよく一緒にしていました。

私は、身近や知っていた人で星になった人達は絶対に忘れない、そう思って生きています。
誰かが10年以上経ってその人の存在を、忘れたとしても、私は忘れません。

私は、一人暮らしをして親の存在が目に入らなくなって、ようやく自分の夢が見つかりました。
介護士にまた戻ることです。
最後に出会った人が私で良かった、最後に愛おしい、可愛いと思った人が私で良かった、
お孫さんと会えない人が私のことを孫のように愛してくれたらいいなと思います。

そう思う決心をしたからには、
関わろうと決めた人をもっと大切に、
長生きしてもらうために、
生半可な気持ちで介護士になってはいけない
と思いました。

私は今、独りです。
一人暮らしな上に恋人も居なければ
友達も少ないです。

だけど色んな方と関わりを持つことで、
私の人生の物語はまたページをめくれるのではないかと思い
また、鼓舞して頑張りたいと思います。

他の人にとっては茨の道も、
私や誰かにとっては本当の花畑かもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?