7月1日のグランドオープン。気づけば10日間がたちました。
1日の朝には地元の皆さんが集まってくださって、僕にとっては過去最多の量の餅投げを実施。地元の皆さんが民謡で盛り上げてくださり、真夏のような天候で僕からも意気込みを語らせていただき、山内前町長、大江町長からとても熱いメッセージを頂きました。
この日から雑誌の編集者の皆さんや、各種取材で来られる皆さん。以前からこのプロジェクトをずっと見守ってくれ続けた友人、このプロジェクトを共に創ってきたパートナーの皆さんが集ってくれて、この日の夜には焚火を囲んで、少しだけここまでの軌跡を振り返らせたりもしました。地元の兄貴分のような先輩に、「頑張ったな」と声をかけてもらって初めてあの一瞬だけ肩の力を抜けられた記憶があります。(その後はなんだかあまり記憶がない)
現場スタッフにとっても緊張が続く毎日。本当に濃い毎日を素晴らしいチームワークでゲストを迎え続けてくれています。オープンにあたってはたくさんのメディアに取り上げて頂けました。
この10日間、それはそれは嬉しい出会いを繰り返し続けて、皆さんが部屋に入ったときの印象をSNSなどでたくさん綴って頂いています。人工物がほとんど映らない風景。ずっと変わっていないようで、実は変わり続けている自然。ぽつん、とした時間と空間で、大好きなゲストの皆さんが思い思いの時間を過ごしてくださっていて、自分たちにとっても滞在の形が変わったのだな、と実感をさせてもらう毎日です。
世の中がたくさんのトピックやニュースが大きな声で語られるし、僕らも右往左往してしまいそうになるけれども、人が旅をして、そこで新たな出逢いがある。そんな出逢いを通じて、もう1度自分と出逢いなおす旅。そんな旅の意味は時代が変わっても普遍的な価値だなぁとしみじみと実感をしています。Entôという名前をつけたこの場所で、僕らはこの出逢いを楽しみに、この島を訪れてくださる稀人をいつでも、ひらいてお出迎えし続けたいと思います。
離島、海士町、観光業、ホテルで働いてみたい、という方募集中です。Entôでは、2021年7月のグランドオープンに向けたサービススタッフ、クリンネススタッフを募集しています。お気軽にコメントでもメッセージでもご連絡ください。