スクラムフェス新潟を終えて感じていること
こんにちは。天野です。
スクラムフェス新潟が昨日終わりました。スタッフ・参加者・スポンサーのみなさま、お疲れさまでした。素晴らしい場を作ってくれたことに本当に尊敬&感謝しています。自分はオンライン参加のスピーカーとして、観察について掘り下げるトークをしました。
フェスから一夜明けて、疲労感と高揚感で頭の中が整理できないような、いつものランナーズハイのような状態になっています。
昨日のトークの中で、「観察力(感性)を鍛えるには、やってみて感じたことを言葉にするのが良い」という話をしたので、今の状態・感じていることをつらつらと書いてみたいと思います。
ギャザリングの価値
ギャザリングでは、現地に旅をして見知らぬ土地・文化に触れ、セッションに参加してインプットを得て、多くの人と語り合うといった、非日常的で濃密な「体験」をします。自分は、ギャザリングの価値は、多くの体験を通じて感性が豊かになることだと思っています。
それがどう仕事の役に立つのかということですが、そもそも、仕事は人生の一部であり、人生を幸福に過ごすことと、仕事で高い成果を出すことは、切り離すことができません。別々の問題として無視するのではなく、個人の幸福に寄与できるような仕事のあり方を模索する必要があります。
心で感じて、頭で考える
そのためには、「仕事なんだから我慢しろ/しなきゃ」で終わらせず、下記のような問いを立てていくことになります。
この仕事のどういうところが辛いのだろう?
自分にとって楽しく意義深い活動は何か?
苦痛を減らして自分にとっても意義深い活動にできないだろうか?
このようなことを考える時に、決定的に重要なのが、自分がどう感じるかについて自覚的になることだと思います。我々の普段の仕事では、目に見えるKPIを追ったり、やらなければいけない(と思われている)仕事が多すぎて、立ち止まって感性に耳を傾ける機会がほとんどありません。
ギャザリングで見知らぬ土地に行き、多くの人の価値観に触れ、意見を交わすことで、新たなものの見方ができるようになり、仕事に対してもより楽しく生産性の高いあり方を考える機会になると考えています。
体験の機会を増やす
年に一度のカンファレンスを心待ちにするのも良いですが、体験の機会は多いに越したことはありません。
Regional Scrum Gathering Tokyoから始まり、今ではスクラムフェス大阪・三河・札幌が開催されており、今回新潟が開催されました。これから仙台・福岡も追加されます。体験を共有する場が増えるのはすごく良いなと思います。
コロナ前は海外カンファレンスにも何回か参加しましたが、実際に参加することで、世界中を飛び回って国際カンファレンスをハシゴしているコーチがいることを知りました。彼らは、知識・経験が豊富なのはもちろんありますが、カンファレンスやリトリートといった、強烈な「体験の場」に多く身を置くことで、コーチとしての厚みを増しているのではないかと思いました。
全国を旅して語れるようにしたい
全国各地のスクラムフェスが増えると、ギャザリングできる場が増えることになります。「今月は新潟、来月は大阪」といった具合で、日本全国を旅してワイワイ語り合えるようになると良いなと思っています。
そんなことを考えていることもあり、スクラムフェス仙台を立ち上げました。仙台の空気に触れて、美味しいものを食べて、スクラムの話でワイワイできたら最高ですね。
そのような体験のひとつひとつが積み重なり、より良い仕事と幸福につながるんじゃないかと考えています。
改めて、今感じていること
改めて、今感じていること書いてみると、肉体的には疲労感が強いけど、心は満たされていて、何か新しいことを始めてみたくなるような気分です。「疲れてるけどワクワク」という言葉が浮かんできました。
このような気分になれる場を作ってくれたことに改めて感謝しつつ、自分もそんな場を作っていきたいと思います。人間臭くありたいです。ありがとうございました!
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ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。