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火曜日のうた

おそらく火曜日、私の好きな音楽についてとことん語ってみようと思います。ジャンルに縛りなし。

First kiss / FTisland

韓国のアイドルであり、バンドのFTislandの最初のアルバムに収録されている楽曲です。私は中学生の頃にK-POPが好きで、ふとその頃によく聞いていた曲を検索して聞いてみたら、すごく幸せな気持ちになりました。

First kiss は、アコースティックがベースになっている、比較的静かな曲です。全体的なストーリーは文字通り、「ファーストキス」のお話。
韓国語の曲なので、和訳をベースに話します。

「映画みたいにかっこよくできるかな」
「彼女との初めてのキス」

歌い出しで、初々しいカップルがすぐに浮かんできます。この後、明日会うんだけども、と、少し聴き手に相談するように流れていきます。

「もしかして君も今の瞬間」
「同じこと想像してるかな」

サビ前のこのフレーズに、ふたりの関係性が浮かび上がるようです。ふたりはもうお互いに「好き」を伝えた後、何度かそういう空気になって、でもお互い踏み込めないでいる。曲調もピュアで、なんだかこちらまで気恥しくなってきます。

「キャンディみたいに甘いのかな」
「なんだかアカシアの香りもしてきて」
「香りに酔ってしまわないか心配だけど」
「もっと心配なのは、誰も信じないだろうけど」
「僕は正直今までキスをしたことがないんだ」

以上、サビでございますが、はい、もうエモさが溢れて爆発しそうです。ここで1番注目したいのは
「誰も信じないだろうけど」の部分。ここで、彼は少し周りには遊び人に見えてるんじゃないか?みたいな要素が追加されます。このFTislandのボーカルのイ・ホンギさんは、やや、やんちゃな魅力があるのでこの歌詞はとても秀逸。「実は、正直ね…?」と語りかけてきます。ちなみにアカシアの花言葉は「秘密の恋」です。うわぁああ…(エモさで爆発)。

と、まぁここまでが1番で、2番では

「映画みたいに、首を傾けるのかな」
「鼻はどうしたらいいんだろう」

と、少し物理的なことを考え出します。可愛すぎます。どう考えても深く考えすぎなのですが、確かに私もファーストキスの時…なんて考えさせてくれるような、これがまた、いい。2番のサビは割愛しますが、とても美しい表現であるとだけ言っておきます。

さて、ついに、曲の最後の方です。キス、するのでしょうか

「しばらくした後、僕らはついに、深い夜に」
「そっと唇を合わせたんだ」

キスした、、と幸せな気持ちになります。表現がおとぎ話のよう。

「レモンよりも強い甘さに」
「ただ僕はそのまま動けなかった」
「幸せに酔って、固まってしまったよ」

そっか〜!!!幸せになるんだよ……と言いたくなると同時に、ああレモンって日本だけじゃなかったんだな?とか考えたり、自分自身の幸せな記憶と照らし合わせてみたり。恋がしたくなったり。

「キスは君だけとするよ」

難しい、、ことを、、言うなぁ。と、感じつつも、そうやって締めくくられる曲に、どうしても憧れと感動を抱いてしまう、20才の夜です。

韓国語の曲は、訳してみると少し小説チックになるんです。

ファーストキスの味、思い出せましたでしょうか。








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