残念!土!!
見出しの写真は、二桁勝利を賭けた霧島との取り組み。
押し出して勝ちはしたものの、立ち会いの時にヒヤッとした。
全勝で中日を勝ち越せたのでnoteに大の里関の記事を公開。
験担ぎというのか、未来への不安というのか、「優勝を願ってます」なんて軽く言ってはいけない世界のような気がするのが大相撲だ。 (そう言えた横綱白鵬は、色々取り沙汰されるが素晴らしい力士だったと思う。)
大の里関、本人も
「一番一番大切に前に出る相撲を取りたい。」と言うように、その日の取り組みに精神も肉体も集中するのだ。
それは、大の里関だけではない。
序の口だろうと大関だろうと同じなのだ。
昔、厚洋さんが
「お相撲さんはね。
「一年を十日で暮らすいい男」って
川柳で詠まれたんだよ。
今の大相撲は年間6場所で
各場所15日だから年90日だご、
江戸時代には相撲は年に一度しか行われず
10日ほどしかなかったんだ。
だから、10日間全勝なんかしたら、
そこらへんの旗本のお殿様より石高は高い
のではなかったのかな?
いいよな!10日仕事であと休み!」
と面白おかしく教えてくれた。
そのうち春と秋の年2場所制になり、
「一年を二十日で暮らすいい男」
六場所になったら、90日。
それも神経すり減らして、体を作るために吐くまで食べて、稽古稽古で遊べないし、テーピングしてない力士なんていないみたいで、力士生命は怪我との戦いでもある。
あのカッコよく勝っていった「尊富士」が千秋楽の一番を取り組んだことで、なかなか戻って来られない。
相撲人生すら左右する「怪我」である。
だから、10日目のひや💦は心臓に悪かった。
足腰がしっかりしているから、バランスを崩すことも少なくすぐに持ち直して押しの攻めに転じられたが、
押し出しながら自分ももんどり打って落っこちる。
(あれ!大丈夫?)
怪我が心配になる。
真愛が初めて大の里関に会ったのは、今年3月の木更津巡業だった。
巡業だからファンに優しい。
写真も一緒に撮ってくれるし、サインもしてくれた。
真愛の前に関取に声をかけたのはおじさん
「早く大関になってな!」
「はい!頑張ります!」
それを聞いていた真愛なのに、横綱人形を手渡しながら、
「横綱になってください❣️」
「有難うございます!」
真面目な真面目な大の里関に、なんと無謀な頼み事をしたのだろう。
どんどん記録を破って勝ち進んでいく大の里関を見ていると苦しくなる。
たくさんのプレッシャーを身体中に巻き付けながら土俵に上がるのだ。
でも12勝して、「大関」になってほしいと思っている。
で、で、でだ!9月19日。
気を緩めて5時45分に大相撲中継を見た。
「そうですね。
この一敗をどうするかですね。」
「面白くなって来ましたね。
高安と霧島が二敗で追ってますからね。
この一敗がどう影響するか。」
と、解説の声。
若隆景に寄り切られてしまっていた。
12勝、全勝でnoteの記事にするつもりでいたのだが…。
立ち合いは悪くないのにと思って見たが、やっぱり低くあたってはいない。腰が高い。
若隆景の足ががっちり俵を掴んでいる。
右の爪先立ちが軽かったのだろう。ひっくり返される様に寄り切られている。
連勝というのは本当に難しい事なのだ。
明日からは、大関戦となる。
前場所は「やや雑なところが気になった」と言われていたが、初日・一昨日・昨日(11日目)はそんな事も気にはなっていた。
一生懸命にやっているが、「勝ち急ぐ」感じがしたからだ。
観ている真愛も若干の気の緩みがあった。
休場明けの若隆景のアタリに体が起こされてしまっている。若隆景の腰は低くがっちりしている。
このまま、ズルズルと大関陣に土を付けられると…。嫌な想像をしてしまう。
追いかける二敗の高安関は厚洋さんが好きだった力士である。
当然、真愛も好きである。
まだ優勝経験のない高安関が優勝する姿も見たい。
木更津巡業で、高安関に転がされる大の里。 「はい。まだまだ!
もう一本!まだまだ!」
と何度も転がされる大の里に思わず、
「大の里ー!頑張れー!」
と、2階から叫んでしまった真愛である。
当時、大関だった高安関への
「これからの若手はどうですか?」
の質問に答えて一言。
「若手が頑張っています。
大の里がいいですよ。」
心から可愛がってくれる先輩だと思う。
2人が激突するのも辛い。
が、大相撲が面白いと思う。
このnoteをお読みの方々、残り少なくなってしまったが、是非是非【大相撲】見てくだされ!
追加、
大谷翔平くんの50-50が達成された。
凄い若手がいるんだね。
teamとして勝ちたい。
だから打つ!だから盗塁する!
楽しそうな顔をして野球をしている。
負けるな大の里!!
チームじゃないけれど、ファンは一緒に応援してるから…。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります