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"毒親育ちのあなたと毒親になりたくないあなたへ"②

【毒親育ちのあなたと毒親になりたくないあなたへ】中野信子さんの著書。

ずっと気になっていてなかなか手に取ることを躊躇していた本をようやく購入。

気になった文章、それに関しての自分の気持ちを書き留めいく。

心が楽になった文章4

自分の知らないことを知っている若い子たちが怖いから、やんわりと芽を潰そうとする。
この行為を親側もやってしまいがちです。
女の子の場合、女の子が生意気だと結婚できないよ、女の子はそんなに勉強しなくていい、
男の子の場合、親を罵倒するような発言をすると、世間のことをそんな知りもしないくせに、何を甘いことを言っているんだ、お前にそんなことできるわけがないと頭から拒否されがちです。

幼かった当時は思えなかったけれど、大人になるにつれて、自分の親の言動を観察するうちに、そんな大人の言動に対して、【何十年も生きてるわりに自分の親って世間知らず、視野が狭い、理不尽なことを言う、非合理的だ】などと考え始めることが出来る様になった。
当時は親の世界観や価値観に洗脳されていたんだなと思う。自分が間違えていると萎縮していたし、親の言うことを聞くべきだと思っていた。確かに過去の自分は自己肯定感も低くて、親には逆らったらいけないと、親の言動に敏感で、怯えていて萎縮していたと思う。
だけど、いまは違う。
ずっと心のどこかで感じて違和感を受け入れて、この違和感を感じられるようになったし、【親は親、自分は自分】と思えるようになった。

心が楽になった文章5

子どもは親の影響を受けて育ちます。けれど完全に別人格の存在でもあります。自分と似てなくても、自分とそっくりでも、淡々とその子の人格を受け入れることができれば、互いに幸せだろうと思います。【こんな子に育って欲しい】というのも親のエゴかもしれないのです。

この文章で感じたこと

親の理想、子どもの頃にできなかったこと、テレビは周りの人たちから見聞きした情報などで、自分は子どものためにやっていると勘違いするのは辞めて欲しい。お父さんは高校までしか行ってないから、男の子には県外の大学に行って欲しい、女の子なんだから県外まで出る必要はない、周りもそう言ってるから…そういう価値観の押し付け、自分の思い通りにコントロールしようとする行為、本当に嫌で嫌で仕方がなかった。そういう親の元に生まれたことが不運なんだと思ったり、今更変わらない、変わろうとしない人たちに何か言うのも無駄な気がしてならない。住んでいる距離をおくことで、心の距離も保てるので、このまま平穏な日々を送っていられたら幸せだなと思う。
この胸のうちは、ここに書き留めておく。この本に出会えて、少し気持ちが楽になった。

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