サタンの起源と誕生の物語
そこは宇宙の果てにある
光の届かない暗黒の世界
暗くよどんだ世界
そんな世界にも生命体は存在する
そこには異様な姿をした生命体がうごめいている
生命体は僅かな光をその体から放つことができた
生命体はそんな光に集まる劣化した生命体を食べることでエネルギーを得ている
暗くよどんだ世界にはぬしと呼ばれる存在がいるものだ
宇宙の果てにもそんなぬしがいた
いちばん強いエネルギーをもつ生命体
宇宙の果てを支配している
ぬしに名前などなかった
そもそも名前などこの世界に必要なかった
生命体がわずかな光をもとめる
光をもとめる生命体を喰らう
ただそれが繰り返される世界だった
あるとき
そんな世界にみたことのない強力な光を放つものがあらわれた
光はその世界のぬしを探した
ぬしを見つけると光はぬしに話かけた
光 「名前はなんという」
ぬし 「……」
ぬしに言葉をはなす知性はなかった
すると光はぬしに知性を与えた
ぬし 「うごごご!!」
ぬしはわずかな言葉を発した言葉を発した
光 「我が名はルシファー」
ぬし 「うごごご!!」
ぬし 「るじぶぁー……」
光 「そう」 「おまえはサタン」
ぬし 「ざだん……」
光 「そう」 「人間界を支配する」
ぬし 「……」 「わたしはさたん」
ぬし 「ひと…しは…い」
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