19'10/04 CRYAMY×PKshampoo 福岡graf
あなただけ、わたしとあなただけ、
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soundcloudを適当に流してて出逢ったガタガタのデモ音源から1年とすこし。
聴かない日は大袈裟でも嘘でもなく1日もなかった。
CDをこんなに欲しいとおもったり、ライブにこんなに行きたいとおもったバンドは本当に少ない。
いや、たぶん、きっと、今まで生きてきた中で1番。
夏の暑さが残る10月4日金曜日。
ついにライブに行くことができた。
ツアーの告知があった日から、チケットが当選して今日がくるまで待ちわびた。
木曜日に5時間残業して有給を勝ち取った。
天神について車を停めて、実は今回のライブハウスがはじめて行くところだったから場所を確認してからラーメンを食べに行こうと思ってライブハウスまで少し歩くと、2バンドのみなさんを見かけた。
おもわずヤマトさんに声をかけてしまった。ヤマトさんもカズキさんもとても優しくて、うきうきでラーメン屋さんに向かった。戦いはもうはじまっている、らしい。
shinshin本店は午後4時前だというのに少し並んでいた。わたしたちの後ろの後ろに先ほど勇気をだして声をかけた方々がいておどろいた。
shinshinに行くたび「俺は駅中のshinshinの方が好きだな」といっていた彼のことをおもいだす。レジ前のBUMPのサインをみて尚更おもいだす。
その後は特にすることもないので、会場までの少しの時間ふらふらしたりお茶をしたりしながら時間を潰してライブハウスをめざした。
会場の30分前にライブハウスに着くと既にちらほらお客さんがいた。そもそも会場30分も前にライブハウスに着くことが珍しいのであらためて自分がいかに楽しみにしているか痛感。福岡着く前くらいからなんかずっと足がすくんでたもんな。5分前頃から徐々に整列がはじまった。わたしは整理番号が16番だったにもかからず前に2人しかおらず実質3番目。足がさらにすくんで、心臓がうるさくなった。600円を握る握力が精一杯というくらいに。というかドリンク代600円は微妙に迷惑な金額である。500円がベストオブベスト。
会場してライブハウスにはいるとわたしの前のお客さんはロッカーに荷物を預けたりしていたので一番乗り。ギター側に寄るか少し迷って結局いちばん真ん中に。遮るものは何も無い。少し柵が高かったな。目の前にはガムテープやらステッカーやらが貼られたギター。crybabyの文字がひかる。
それからしばらくしてお客さんも埋まり左隣の大学生の女の子二人や後ろのカップルの女の子、右隣の大学生の男の子と話しながら開演を待った。隣の女の子はSIXLOUNGEが好きらしい。
いざ、開演。
CRYAMY、PKshampooあわせて2時間半弱のライブだった。
CRYAMY、ディスタンスではじまって12曲。終わってほしくなかった。でかいノイズとギターの音、支えるようなドラムとベース、あつくてこわいボーカル。
カワノさんの視線が忘れられない。睨むような怒っているようなそれでいて、ほんのすこし楽しそうなあの目が。
思わず曲の間にたのしい!と言ってしまった、楽しいねえ!と返してくれたのは目の前のカワノさんだった。
カワノさんが跳ねる度、胸が鳴った、息もできないとはこういうことか、はじめての感覚だった。
ライトで金髪から綺麗な横顔が透けるレイさんのギターはずっとあつかった。中性の絵画みたいな姿であんなメロディ、きっとあの夜いちばんのギャップ。
MCがすごく印象的だった。
今回のツアー、九州にきてくれてありがとう。少しでも呪いが解けたなら、悪くなかったな、と思ってもらえたならいいなあとおもう。
そのあとの月面旅行で泣いてることにやっと気づいた。カワノさんのsoundcloudで幾度となく聴いた曲。優しいんだ。
プラネタリウムが最後の曲だった。
セットリストを見ないようにしていたのだけれど、テリトリアルかな~と行きの車中予想していたけれど(最後から2番目でした)
この曲も月面旅行同様に、カワノさんの弾き語りをたくさん聴いた曲。soundcloudの音源、音量が少し小さいからこの曲を聴いたあと次の曲の音量でびっくりしちゃうんだよね笑
そして短い転換のあとにPKshampooがはじまった。
ヤマトさんが靴下+サンダルでエフェクター踏みにくくないのかな、とか、にしけんさんのTシャツ可愛いな、とかおもっていたら、星からはじまった。
マネージャーさんの隣でカワノさんが缶チューハイを呑みながら煙草を咥えてみていたり、ゆうとさんがちらちら覗いていたりしていた。
どの曲もアウトロがとてもよかった。
お客さんの熱量もよかった。アンコール含めた10曲がなんだか1つの演目のように自然で美しくてきもちよかった。
夜間通用口がいちばんすき。
チーム奇跡、さすが。
何だかすごくあっという間だった。イントロアウトロが全曲いかしてた。
ヤマトさんの酒の2本目のチョイスがかわいかった。
終演後余韻に浸っていると、えみよりんからゆうとさんとこうきさんのサインをもらったよと声をかけられた。
レイさんとカワノさんはもらえなかったといっていたけれど、Tシャツをかったり煙草を吸ったりしながら待っていると、レイさんがでてきて声をかけた。
快くサインと写真を撮ってくれたりライターを受け取ってくれたりして、少しお話をした。すごく話しやすくて素敵な方だった。他のお客さんとレイさんのカメラマンをひたすらにした。
そのあとしばらく、もう少し待っても会えないならば今日は諦めようとおもっていたとき、カワノさんがでてきた。
精一杯、全力、全身全霊で、声をかけた、目が合った(いや話しかけたんやから当たり前や)、声も手も心臓も全て震えた。サインをもらい写真を撮り、用意していた言葉はほとんど伝えることができなかった。
でも、好きだと伝えることが出来た。
「お、おう…」みたいな反応だったけど笑 困らせてしまったかな。
また福岡くるよと言っていたので、また必ず観にいきますと伝えた。
また、という言葉は現実味を帯びているとすごくいい。
そんなこんなでわたしはラキハピでライブハウスを後にし、弟カップルの待つ焼き鳥屋さんにCRYAMYを口ずさみながら向かった。
カワノさんの髪をかきあげる姿…ほんっと色っぽかったわ…