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生きてる図書館をやってみた

生きてる図書館を開くまで



何故やるのか
山田さんは何故パン屋さんを営むんだろう
金城さんは何故学校の先生になったんだろう
そんなことを聞いてみたいと思うし、でも聞く機会はあまりない。

知りたい!
その人の歴史を。

そう思うようになったこの2、3年。
最近、お世話になっている税理士さんが、
「人を本に見立てるプロジェクトをかくかくしかじか」と教えてくれた。
またまた最近、知り合った方から「なんでぽんたさん(わたし)は子ども食堂やってるのか聴いてみたいです」と言ってくれた。自分も同じように皆さんに聴いてみたいんですよーと話した。

そしたら、東京在住のお友達が「生きてる図書館」という活動をしていることをSNSでみつけた。

ビビビッときて、この方に詳しく聞いた。

とっても良い感じに、場と機会を創ってる。

まねっこして、まずはやってみようと企画。
月に1度お喋り会をしていたので、それを「生きてる図書館」にしてみようと考えました。


ご案内用のチラシ


1冊目は左の私、2冊目に右のりょーのさん、3冊目に真ん中のみどりさん

生きてる図書館の作り方

先人である林せんぱいから開館までの流れをオンラインで教わり、
要するに集まって話を聞くというシンプルな理解に落ち着く。

さあ、誰の話を聞こうかな。
あの人も、この人もいいな、聴いてみたいな。
初回だからどんな感じになるかも掴めないまま、今が旬(伝えたいことがありそう)な人と、前から聴いてみたかった人にお願いをした。

直前のお願いだったので、初回のわからなさもあり、私が1冊目。
他のお二人にはギリギリまで予定を調整してもらい「本」になってもらった。

今回の「本」である二人に、こんな風にお願い、
『現在の活動に通じるエピソードを語ってください』と

そしたら、お二人とも面白そうな目次を用意してくれた。

みどりさん
・沖縄県民大会
・内地へ
・地元に戻る
・母になる

りょーのさん
・甘い冷奴
・二番座の朝
・血の記憶
・「懐かしい」の向こう側

生きてる図書館オープン

14時開始だったが、なかなか読者がそろわずゆっくりスタート。
1冊に対して約30分設け、
本が語る
読者が語る
を半分ずつぐらいの時間を使った。
1冊すべてを読破できたらよかったが、その時間がなかったため、
目次の中から1つ選び、その章(エピソード)を8名で読んだ。

読者Hさんのご感想

紙媒体ではなく、その人が「本」。書名が決まり、章立てが構成されて、どの章からでも自分を語りだす。

3名の方々が「本」になって、自分を紡ぎ出してきた、あるいは影響を受けてきた「人」「出来事」「経験」「環境」を織り込んで語る。偶然だと思われることが必然だったように、ネガティブなことがポジティブであったように、どうでもいいことが大切であったように···、その人の人生が形づくられいく。30分ほどの語りに、自分を重ね合わせて、深いところで受けとめて消化していく時間でもあったように思う。

いつもありがとうございます

1冊目になった私の感想

「合唱コンクールはつらいよ」を読んでもらいました。話しながら、当時の教室の様子や先生とのやりとりが映像を見てるかのように頭の中に浮かんできて不思議な時間でした。約30年前にタイムスリップしたかのよう。中学2年生だったあの頃の私の感情を少し愛でることができ、読者からの中学生だった頃の私への温かな声がけがあり、過去と今の両方の私がケアされたような気持ち。
もう何十年も思い出すことがなかったクラスメイトの名前は顔が次から次へと浮かんでくるタイムスリップ体験に自分の中で多少の混乱がありました。

2年C組元気かな


さあて次回の生きてる図書館は~

10月26日に実施して、次の本探しを頭の中でやっているのがとても楽しい。次の本は誰だ~、面白い本はいねえが~とキョロキョロとしています。
またこの図書館の共同運営者も現れ、準備から楽しい!
11月30日(土)にできたらなーと思っています。

その人の暮らしやこれまでの人生のヒトカケラを掘り起こして、その人(本)を起点に集まった読者で磨いていく、

暮らしの泥だんご研究会だなと。


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ぽんた
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