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【デュエプレ】殿堂・ナーフ解除選手権 TierS(その3) 《母なる大地》

このシリーズではお久しぶりです。あろうです。

前回の記事が沢山の方に読んでいただけたようで何よりです。ありがとうございます。

前回の記事に20いいねが付いたので約束通り「その3」を執筆したいと思います。前回と同様にこの記事に20いいね付いたら「その4」を執筆するのでよろしくお願いします。

・前回の記事


Tier表について

この企画は各カードをS〜Dの5段階に分けて解除のランクを示したいと思います。

ランクの内訳はざっとこんな感じです。

S……解除される確率はほぼ0に等しい。解除された暁には間違いなく環境を支配する、あるいはゲーム性そのものを大きく歪めてしまうほど禁忌的な力を持ったカード達。
A……解除するのは危険。解除された場合、このカード達を採用したデッキが環境トップの一角に食い込むと予想される。
B……解除出来るかギリギリなライン。解除された場合、このカード達を採用したデッキが環境入りすると予想される。
C……解除の可能性も十分あり得るライン。高いカードパワーを持つが、現代のカードプールで言えば標準的なラインに収まるカード達。
D……解除されても全く問題なし。恐らく誰も使わないと思われるほどパワー不足、あるいは既に上位互換が出ているカード達。

今日のTierSのカード

今回のカードはこちら。

罪状:大地サイクリカその他余罪多数


というわけで今回は《母なる大地》です。

初登場は第17弾「ライジング・アライズ -希望の王女-」です。《超次元リュウセイホール》や《超次元ホワイトグリーンホール》《ドンドン吸い込むナウ》等の優秀な汎用カードが多く収録された弾ですね。

このカードも例に漏れず、多くのデッキで汎用カードとしての性能を遺憾無く発揮することになります。

早速登場直後、このカードを採用した【アナカラーザビミラ(刃)】は一躍環境トップに。

このデッキの動きを簡単に説明すると、序中盤はひたすらブーストして、10マナ溜まったらすかさず《若頭 鬼龍院 刃》を召喚。詳しい手順は省略しますがこの時マナに2枚目の《刃》と《掘師の銀》、《スーパー大番長「四つ牙」》が揃ってると無限ブースト&無限除去のループに入ることが出来ます。そして最後には《復活の祈祷師 ザビミラ》で《死海竜 ガロウズデビルドラゴン》を作って安全にフィニッシュ…というのが大まかな流れですね。

このデッキ、《大地》が出る前から存在していたデッキタイプではあったのですが当時はマナから《刃》と《ザビミラ》を踏み倒す手段なんて無かったので前者2種を10マナ溜まるまで手札に抱え続けなければならないという欠陥を抱えていたんですよね。その問題が《大地》の登場によって一瞬で解消され、安定感が飛躍的に向上したことで一躍環境トップに躍り出ました。

他に採用されたデッキといえば、《偽りの王ヴィルヘルム》を主軸とした【白抜き4cコントロール(黒ビッグ)】本体のスタン落ちまで長きに渡ってND環境で活躍し続けてきた【シータ刃鬼】等、ありとあらゆるビッグマナ系統のデッキに採用され、その強さを世に広めることとなります。


ただこの時まではあくまでも「終盤マナから好きなクリーチャーを出せる便利カード兼除去トリガー」という感じで、決して禁忌的な力を持ったカードではなく、むしろ程よい強さを持った1グッドスタッフカード的な強さに収まってました。

…"彼"が来るまでは。

我は龍素の最高傑作

皆さんご存知"龍素の最高傑作"こと《龍素記号 Sr スペルサイクリカ》です。


具体的には、墓地に《大地》がある状態で《サイクリカ》を出して《大地》詠唱→マナから好きなクリーチャーを踏み倒す→次のターンに手札に戻って来た《大地》でそのクリーチャーを戻して《サイクリカ》を出して再び《大地》詠唱…。とすることで、好きなクリーチャーを毎ターン出し入れして、好きなだけそのクリーチャーの出た時の効果を使うことが出来るんですね。

ちなみに出すのは8割《偽りの王 ヴィルヘルム》です。こいつを毎ターン出し入れしてると気づいたら相手の盤面とマナゾーンが壊滅してます。

命乞いをせよ…!

そしてこの《大地》+《サイクリカ》+《ヴィルヘルム》のギミックを取り入れたデッキが皆さんご存知【大地サイクリカ】になります。

動かし方を簡単に説明すると、序盤は《フェアリーシャワー》や《ドンドン吸い込むナウ》等を駆使して前述した3枚のパーツを集めて、3枚揃ったらコンボ開始。

毎ターンの《ヴィルヘルム》で相手の盤面とマナを破壊しながら一方的にこちらのマナを増やし続け、14マナ溜まったら1ターン中に《大地》を2回打てるので《ヴィルヘルム》が2回出ます。これで相手のマナが毎ターン減ることが確定したので、この時点で抗う術を持たないデッキは最終的に0マナにされて詰みます。

相手が苦し紛れに殴ってきても大丈夫です。そもそも素でトリガーも多い上に《超次元 ホワイトグリーンホール》を《サイクリカ》で無限に使い回せることもあっていくらでもトリガーを盾に仕込んで耐久出来ちゃいます。

そして隙を見て《世紀末 ヘヴィデスメタル》で盤面をリセット。自分の山札は《埋没のカルマ オリーブオイル》で回復して、また次のターンから《ヴィルヘルム》でランデスして、これを相手の山札が切れるまで続ける…というお手本のような害悪デッキの動きをするのがこのデッキでした。

流石にこれは許されないと公式も判断したようで、《サイクリカ》登場から約1ヶ月後に《サイクリカ》で使い回せないコスト8にナーフされました。

解除の可能性はまーーー無いでしょうね。前述した《大地》+《サイクリカ》+《ヴィルヘルム》による毎ターン破壊+ランデスのコンボが強すぎるのは勿論ですが、別にこのコンボって《ヴィルヘルム》を出す必要も無いんですよ。何なら今帰ってきたら《ニコルボーラス》を毎ターン出し入れして毎ターン全ハンデスするデッキとかも組めちゃいますからね。

そんなわけで、この先強力な出た時効果を持つクリーチャーが出るたびに一生強化され続けるコンボのパーツを解除するとは思えないためナー解除されることはないのかなーと。

次回は《龍覇 ワルボロフ》について書く予定です。この記事に20いいねくらい付いたら書こうと思うのでよろしくお願いします。

それでは。



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