goopassレンタル機材作例(Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical VM)
少し前にSONYのEマウントシステムを全て手放し、本格的にライカMマウントシステムに移行した。コロナで外出も減り、日々の記録に望遠やマクロ、高性能AFって要らないよなー、てか今持ってる機材全部売ったらM10-Pに手が届くじゃん…とか考えてたら、気がついたら枕元にあった。きっとサンタさんの仕業。この1年間良い子過ぎたに違いない。
ただ手持ちのレンズがM3用のオールドレンズだけで心許ないので、出来れば現代的な設計で普通に写るやつも欲しいと思い、ただ今レンタルサービスのgoopassで色々借りながら常用付けっぱレンズを模索中。今回はその一本目目、アポランター35mmの作例。コシナが自社ラインナップ中最高性能を謳うレンズで、アポクロマートレンズを採用したプアマンズ・アポズミクロン、と呼んだらコシナに失礼かも知れないけど、そんなに性能の高いレンズを安価に作れるコシナの技術を褒める言葉でもある。以下全てjpeg撮って出しで無編集。
GOOD👍
◯ピント面の超解像・綺麗なボケ・周辺減光などの合わせ技で、そこまで大口径でないけれど独特の立体感が出せる。コントラストや色乗りなど画質に関してはほぼ不満点無し。
◯所々で絞りが真円になるギミックがあり、割り切って使うなら基本f2.8にしておいて、ボケと周辺減光が欲しければf2、全体が写って欲しければf5.6と、瞬時にセレクトして撮ることができ、特にスナップにおいて快適。
最初から絞り羽が多いレンズを使えば良いじゃんとも言えるけど、そう言うレンズはほとんどが高い・デカい・重い。
◯50cmまで寄れてテーブルフォトが難なく撮れる。この点は日常記録用レンズとしてはとてもポイントが高い。
BAD👎
◯その豪華なガラス構成による超性能と引き換えに、開放f2のレンズにしては(特に乗用つけっぱとして考えると)ちょっとデカオモ。例えば同じコシナのNokton Classic35mmf1.4であれば一段明るくて半分以上短くて約半分軽い。まぁこれはコンセプトからしてしょうがない(むしろこの性能でこれなら軽いんだと思う。)し、使う前から分かってた部分だけど。
逆にそれ以外に不満は特に無かった。強いて言うなら日々の記録はjpeg撮って出しで運用したいので、周辺減光がもう少し緩やかなら嬉しかったくらい。
まとめ:これより安くて明るいレンズ、同じf値でもより小さくて軽いレンズなど選択肢が多数ある中で、純粋な描写性能の高さに価値を見出せるか否か。色々レンタルして判断してみようと思う。