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ネタバレあり「海も枯れるまで」感想

このnoteにはCoCシナリオ「海も枯れるまで」のネタバレが含まれています!!!





ネタバレ確認みち

かわいいね



クトゥルフ神話TRPG「海も枯れるまで」
KP:さかなさん
PL:潮丼堀火曜ちゃん・みち

おさかなさん、最強のKPだった…
ぐっちゃぐちゃになった…
火曜ちゃんと通過できて本当によかった


キャラメイク

結構難産だった
HOでAPP18以上の指定があったし
INTが高いし
自殺志願者だし

まずはピクルーでアイコンを作る事にした
男性メーカーで美少年感あるのがなかなかみつからなくて
じゃあ女性メーカーで髪型ショートにしたらそれっぽい?
ってやったらハマった
目の色が暗い

「これは男の子ですね?」
って言われて
「さぁ〜どうでしょう?」
って言ったのはそういった経緯があった(男の子です)

さぁーそこで美しき自殺志願者どうすっぺかなー
なんて考えてて
ふと
「俺が神様の宗教作ってその信者にするか」(こわ)
と思いついた

宗教法人「三智」
正気度のSAN値ではなく
「みち」の三智

宗教二世
両親からの洗脳
宗派の違い
男性からの暴行
世界が照哉を追い詰めていく


Round 1

POWが5のキャラクターをロールプレイする事にとても戸惑った
秘匿導入でどんどん辛くなっていった
あまり言葉が出てこなかったけど
照哉くんの精神状態にばっちりチューニングされた

神様へのお祈りは
さようならって言ったのかな

つむぎちゃんとの出会い
可愛らしい糸目の女の子
無邪気で気立てが良く
だれからも愛されるような
素敵な女の子だなぁって思った
つむぎちゃんは海岸で気絶している(なんとうつぶせで!)人間を放っておけないよね
まさかこのきっかけを忘れているとは思わなかったけど


先生をはじめ、島のみんなにはとても親切にしてもらったけど
この島に来た経緯もあり
優しさを与えられる度にすごく後ろめたかった
傷の話は、僕的にはしてもよかったんだけど
言葉が出てこなかった
言うなって事かなと解釈した

島の穏やかな空気が
場違いな自分の心を激しく揺らす
自分の命なんて価値はないと思う自分に向けられる暖かさが
厚く張った壁に容赦無く刺さった



敵対心を剥き出しにするジンゴ
そんな怖い顔してもなんとも思わないのは
痛みなんて怖くないから
「この崖から突き落としてみます?」
つむぎちゃんの前だぞ!!!!!

腕の傷を見られ、「神様っていうより仏様なんじゃないか」と言われて
死んだも同然の自分がまた白日の元に晒された気がした
ここでのロールプレイはすごくドキドキした
まさに照哉君が抱える傷がつむぎちゃんに見えた瞬間だったんじゃないかな
外面はいいのに
内面に踏み込まれた時
あんな最悪だったんだって


Round2

出会いの浜辺

たくさんお話しする時間をもらった
僕の裾を掴むつむぎちゃん
やっぱり、照哉が死にたがりだと気付いてるのがさすが

ここでの会話で
死にたいって気持ちを忘れつつあった
きっと何かを見たんだと思う
それはお手紙に

つむぎちゃんの夢
行きたい学校
なりたい職業
立派だなぁって思った
素敵だなぁって

「照哉さんが見てきたものを見たい」
「僕は見せたくないかな」

つらいこと、たくさんあったもんね

カズとヒロ、可愛すぎる
おさかなさんが喉に幼女を飼ってる説があながち冗談ではないくらい

KPC含めて楽しくお話しするのに夢中になってて、ふと
KPさんしばらく発言してないな…なんて思った瞬間にハッとなった
おさかなママ恐るべし…

ほんとすごい
島の人たち、みんなそれぞれの人生を生きてた


夜のジンゴ

宴会の最中連れ出される
「なんでここに来たんだ」
「いつ死ぬか分からない奴がいるのは迷惑なんだ」

彼が強く照哉に敵意を剥き出しにする理由
なんだろうかって考えていた

僕自身、知らない事がある状態が怖いなって考えがあって
人間って自分の知る何かに当て嵌めようとするものだと思っている
そこで、来るはずもない島の外からやってきた部外者
得体の知れない人間をみんなが海の使者だと歓迎している
それは気分悪いよなって

だから
得体の知れない人物への警戒、恐れ
そういうのがあると思って
「ジンゴさんって怯えてます?」
と問いかけた
「僕のことを知らないからそんなにイライラしちゃうんでしょ」

そして崖で見た通り照哉が自殺志願者だときた

深入りして死なれたら気分が悪いから
排除をしたいという心理状態なのかなって

「これは呪いだから」
照哉がジンゴにかけるんじゃない
ジンゴがジンゴにかけた呪い
人に「死ね」なんて言い慣れてない人間が
その言葉を使ったことを後悔する事になると
自覚させたかったのかもしれない

そもそも、照哉を見て話していないなって気がしたから
自分の中の部外者像で話しているのかなって思ったから
ジンゴに本心はまだ出さない事にした

ケンゾウにぶん殴られて「おぉ〜」って思った
つむぎちゃんがすぐ
「ジンゴが心配かも」
って言ったの流石だったなぁ


お手紙

「このシナリオ、えっっっっっぐうううううううぅっぅぅっぅううう!!!!!!!!!!!!!」

えらいことをさせる
ロールプレイの場外乱闘

あの浜辺でつむぎちゃんの事が大好きになっていた照哉
筆がのりすぎてのりすぎて

つむぎちゃんへ
この島に来てからとても幸せなことばかりで
こんなに幸せでいいんだろうかって
正直すごく戸惑っています
あの夜ジンゴと話してたの、聞こえてたよね
きっと、つむぎちゃんは気が付いていると思うし
僕もつむぎちゃんには打ち明けてもいいと思ってる
勝手だけどつむぎちゃんの前では僕を正直な人でいさせて欲しい
ごめんね
この島に打ち上げられる前にね
僕は死のうとしてたんだ
ちょうどつむぎちゃん位の歳の頃
自分よりも大きな男の人に酷い事をされちゃって
それからこの体が汚れてしまった気がして
大嫌いで
ずっとこの体から抜け出したくて
何度も何度も色んな方法で死のうとしたんだ
僕の体にはたくさんの傷があるんだけど
それは僕がつけた傷
海に入ったのもそういう事なんだ
吸い込まれるように冷たい海に飲み込まれて
やっとこの体から解放されるかと思ったんだけど
この島に流れ着いて
つむぎちゃんに助けてもらった
助けてもらった時、正直絶望した
「またこの体に閉じ込められたままで、また苦しい思いをしなきゃいけないのか」
って
でもね、今はそうは思わないんだ
今日
海で夕日を見ながらつむぎちゃんと話してた時
つむぎちゃんの瞳の中にキラキラした海と夕日が見えて
綺麗だなって
そしたら
その中に僕の姿があったんだ
鏡は大嫌いだった
鏡に映った自分を見るたびに酷い気持ちになった
でも、つむぎちゃんの瞳に映る自分は
微笑んでて
幸せそうで
この島の海と夕日と同じようにキラキラして見えたんだ
僕がこんな表情をできるなんて知らなかった
今日この島で、あの時あの浜辺で見た
つむぎちゃんの瞳に映った景色を忘れたくないって思うから
大切になったこの思い出を失くしたくないから
だから大丈夫
もう僕の裾を掴まなくても
僕は身勝手に命を捨てるなんてしないって
約束する
この手紙をつむぎちゃんが読む時
それが今でも、数日後でも
何年後でもいつであろうと
僕はあの景色を大切にしてるって
約束する
この島に打ち上げられて
瞬く間に変わっていく自分に戸惑っているのは本当
でも
この約束が嘘になることはないって僕は信じてる
つむぎちゃん
僕を救ってくれてありがとう
つむぎちゃんの夢が叶いますように
誰かのために優しさを分け与えることができるあなたの未来がどうか
あたたかな光で満たされるような
幸せなものでありますように
今の僕には
願うことしかできることはないけど
この願いは絶対に叶うって
僕は信じてる
照哉より

1000文字近いボトルメール
きっとぎゅうぎゅうなんだろうな

手紙を書くにあたって軸になった曲
Pay Money To My Pain
In the Blink of an eye

タイトルを直訳すると瞬く間にって感じかな

I find myself inside of you
it's very sweet to me
I never knew this kinda feeling
I cried unconsciously

君の中に僕を見つけた
それは僕にとってとても甘い体験で
こんなふうに感じたことはなかった
僕はいつの間にか泣いていた

この島についてから瞬く間に変わっていく照哉の心
そのきっかけは
たぶんつむぎちゃんの瞳の中に自分を見たのだろうと
それはあの浜辺で

つむぎちゃんの
まばたきとまばたきの間に
変わっていったんだろうと

If we stay together
I will make you smile
and when you're feeling lonely

もし僕らが一緒に居れるなら
僕は君を笑顔にするよ
君が孤独を感じた時に

残念ながら照哉君がそう言える人間でないのが辛かった

ただ、自分を愛せない人間が人を愛そうとすると
すごく依存になるのを感じて怖かった

鬼依存ストーカーへ…

つむぎちゃんが15歳だったのが難しくもあり助かった部分だなって



Round3

一変する世界
辛かった
瞬く間に変わっていった照哉の心と同じように
瞬く間に世界が変わってしまった

生き残っている皆が言う
「お母さんに会えと」

ジンゴが照哉に宣言しろと言う
「生きたいのか、死にたいのか」

死ぬ気なんてもうさらさら無い
「生きたいよ」
「変わったんだ」
「この島が瞬く間に変わっていったのと同じように、この島にきて僕の心も瞬く間に変わったんだ」

サメに食われるジンゴ
麦わら帽子に齧り付くつむぎちゃん
絶叫する照哉

ここまで何度もSAN値チェックをしたけど
SAN値25の照哉が何度も成功している事に
彼の生きたいという意思を強く感じた


チェスボクシング

思い出したつむぎちゃん
隠す必要のなくなった照哉

お互いの信念、願い、がバチバチにぶつかり合った
二人の落ち着いた語り口とは裏腹にとんでもない殴り合いをしてしまった

照哉はとにかくつむぎちゃんと一緒に居たかった
彼の付け焼き刃の自己愛が剥がれて「依存」が出てしまっていた
持てる全てをかけて独占したかった

だがつむぎちゃんは圧倒的に手強かった
自分が連れてきた手前、元の世界に居るべきだと
変わっていった照哉をみて、元の世界でも生きていけるだろうと

「いいわけ、探してる」
「それは罪悪感からか」
↑刺しすぎ

お互いの気持ちはどこにあるのか確認すべくボトルメール、カセットテープを開封して
あろう事かそれすらも武器にしようとする始末!

お互いに殴り合う中で二人から流れた血がやっと道を指し示した
「つむぎちゃんも島の外に出れたらいいのに」
この希望にすがりたかった
もうそれは叶わないと諦めていそうなつむぎちゃんに信じて欲しかった

また使った
「たとえこの言葉が結果的に嘘になるとしても今この気持ちは嘘になる言葉よりも本当だから」

「信じて欲しい」
「この何の根拠もない手をとって欲しい」

溢れ出るエモーショナルで押し切りたかった
大いなる父が他者へ愛を送る術を全て使った気がする

がんばれぇ〜


SHANK
Good Night Darling

BPMはバラードからメロコアへ

It's time to stand up
My heart is beating hard darling
Are you happy?

今こそ立ち上がる時
心臓は高鳴る
愛しい人よあなたは幸せですか

SHAMKはあまり歌詞に意味を持たせないらしいけど
まさに今こそ
自分とつむぎちゃんの幸福のために
立ち上がる時だと思ったんだ


coldrain
Carry On

何だか逆になってしまった気もしていた
つむぎちゃんと生きたいと願う僕と
宿命を知ってしまったつむぎちゃん

僕はつむぎちゃんにも幸せになって欲しかった


Everything can change in a blink of an eye
瞬く間に全ては変わってしまうけど
But don't forget you will be missed
あなたは必要とされていることを忘れないで
The pain will fade but the scars will stay
痛みが消えても傷は残る
Because the memory is stronger
なぜなら思い出というものは強く残るから

意訳です

照哉の痛みは消えても傷は残る
でも心配はいらない
大切な思い出の方が
きっと強いから


Nothing here will ever be the same If you are gone
君がいなくなると何かが変わってしまうけど
I'll do my best to look for ways to stay Closer to where you are
僕は精一杯君のそばにいる方法を探すよ
So do what you think is best for you now
だから君が正しいと思う行動をして
And carry on
生きていてくれればいい

必死だったんだ
二人が心から幸せでいるために
その方法を探すために


お母さんがつむぎちゃん似で「やりやがったな!!!最高だ!!」
と思った

そしてお母さんの前でもう一揉めしてる

「つむぎちゃんは外に出たいの?」
「うん」
「つむぎちゃんが外に出たいなら、僕も一緒に出たいよ」
「この島で一緒に居れないなら外へ、外で一緒に居られればいいと思う」

つむぎちゃんの元々の夢は外に出ないと叶えられないから
つむぎちゃんの夢のためにも
外に出る選択は必然だったのかもしれない

半ば誘導尋問のように答えを出してるの笑う


そしてお母さんやっぱやばかった
迫力が凄すぎ


Round4

母とのチェイス
ひやひやした
ギリギリすぎた
気絶してしまった

高いところが苦手なつむぎちゃんが
勇気を出して照哉を引きずって崖から飛び降りたシーン
かっこよかった

姿が変わってしまったつむぎちゃん

辛かった

あれだけ信じてくれと言っておきながら
何も知らなかったんだって思い知らされた

声をかけたかった

でもかける言葉もなかった

照哉は助かった
砂浜で拾ったカセットテープが
あの島とのつながりを示していた
あぁ
ありがとう
涙が溢れた
この海はつむぎちゃんへと繋がっているんだ
一緒にいることはできないけど
これからもそばに居られることを感じた

ボトルメールを書かせてもらった
あまり時間はかけれなかったけど
きっとこの方が気持ちを伝えられる気がした

つむぎちゃんへ
助けてくれてありがとう
僕は何も知らなかったね
たくさんのことを教えてくれたね
ありがとう
つむぎちゃんがそばにいないのは
とてもさみしいけれど
今も海とつむぎちゃんに想いを馳せながら
ちゃんとに生きていきます
南の島、今度行ってみるよ
思い出話、また送るね
つむぎちゃんが
この海のどこかで
幸せでいてほしいと願ってます

感謝と
寂しさと
生きていく決意
彼女が好きだった南の島
幸せで居て欲しい

coldrain
Miss you

Round4が始まる前に
「ぜってぇ別れの曲は聴かないからな」と息巻いていた

結局この選択になってしまったけど
これが二人にとってのベストな選択だったと思う

Cause everywhere I go you're always on my mind
But I just wish you wouldn't call me tonight
Cause when I hear your voice it reminds me of the choice
I made to not always be by your side
And every time you cry you kept the pain inside
You lie for me with"everything's alright"
Now it's hard to say it's always hard to say
I miss you

どこへいっても君の事が頭から離れない
声が聞きたいよ
でも声を聞くとこの選択をしたことを考えてしまうから
君は痛みを抱えたままで
僕のそばで「きっと大丈夫」だって嘘をつく
今こんなこと言いたくないけど
これからも言うべきではないかもしれないけど
I miss you

形を変えて
つむぎちゃんの夢が

一つ叶ったと聞いて
救われた気がした

あなたが今も
この海のどこかで
幸せでいてくれますように


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