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ポケモンカードゲームを遊ぶということ
はじめに
普段は会社員でITの仕事をしながら、子供と楽しく過ごしている一児の父、あるとんと言います。
本記事は2025年2月27日(木)のPokémon Dayに際し「ポケカで遊ぶということ」というテーマで書いています。
私のことについては、以下の記事でダラダラと書いていますので今回は省略します。興味がある物好きな方は、後でふらっと見てみてください。
ポケモンというコンテンツ
2025.2.27は、PokémonDay!
記念すべき最初の1作目、ポケットモンスター緑・赤が発売となった1996年2月27日にちなみ株式会社ポケモンが制定、「日本記念日協会」にて正式に認定されています。
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29周年、おめでとうございます。
来年は30周年になるんですね。
29年前、私も初めて「緑」を遊んで以降ポケモンと共に成長し、大人になりました。 今は息子にポケモンを教えたり、他の子供達にポケカを教えたり、まだまだ長い付き合いとなりそうです。
ありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします。
ポケモンカードを遊ぶということ
こちらの記事は、昨年の同日2024.2.27に書いたnoteです。
カードゲームってなあに?というところから、ポケカで遊ぶには対戦相手が必要だから大事にしようね、であったり続けるにはお金がかかるから覚悟してね、等ポケカを遊ぶ上で個人的に念頭に置いたほうがいい事をつらつら書いています。
その中で、最後の方に「目指すゴール」の話をしています。
今回はこの部分を含めた話をしていきたいと思います。
ちなみに、こちらの2つのnoteの次のステップに当たります。
「対象年齢未満でも強くて簡単なデッキでステップアップを目指そう!」ではポケカ含めたTCGに慣れてないお子さんが楽しく遊ぶための簡単なデッキのすすめ、「「事故った」それはホントに事故ですか?」ではそこから少し慣れてきた人向けでデッキを改造する上で陥りやすいデッキ事故について記載しています。
よろしければこちらも合わせて読んでみてください。
目指すゴールは人によって異なる
みなさんにとって、ポケモンカードゲームを遊ぶことで目指している「今のゴール」はどこでしょうか。
友だちがやっているから一緒に遊びたい
カードを集めるコレクターをやりたい
コミュニケーションのツールとして楽しみたい
人気コンテンツの波に乗って人気ものになりたい
お父さんに勝ちたい
友達に勝ちたい
ジムバトルで優勝したい
シティリーグ、チャンピオンズリーグで優勝したい
世界を目指したい
適当に上げただけでもいっぱいゴールが見つかります。
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世の中には趣味、娯楽が山ほど転がっています。
数ある趣味や娯楽の中であえて「ポケモンカードゲーム」を選択したのは何かしら理由があり、大小問わず何かしら目指すゴールがあるはずです。
例えば「周りの友達が始めたから自分も始めたい」という理由でポケカを始めた子はゴールが「友達とコミュニケーションをとる」である場合が多いと思います。この場合、勝ち負けはさほど関係ありません。遊べれはそれで十分です。
「お父さんがやっているのを見て始めた」子は、最初のゴールはおそらく「お父さんに勝つ」ではないでしょうか。お父さんに勝つためにお父さんのデッキだけにメタを張った「お父さんメタデッキ」が用意できれば簡単かもしれませんね。
「出会い、婚活」のツールとして利用し「相手を見つける」ことをゴールに遊んでいる人も中にはいると思います。"共通の趣味"というやつですね。
少し前までは「車」「映画」「音楽」だったところが「ポケカ」になっただけです。すごい時代になりましたね。オススメはしません。
このゴールはゲームで言えば「小目標」のように、達成すると次のゴールが見えてくることもあります。
「ジムバトルで優勝できたから、次はシティリーグに挑戦してみよう」
「シティリーグに挑戦できたから、次は予選突破を目指そう」
「シティリーグ予選突破できたから、次は優勝を目指そう」
逆に、ゴールが変わらないこともあります。
「ポケカでコミュニケーションを楽しみたい」
「対戦を楽しみたい」
ゴールと言うよりは、その人のポケカに対する信念に近いかもしれません。
これだけ沢山のゴールがあれば当然ゴールの異なる人同士が対戦することもあります。
「ただ楽しく遊びたい」人と「相手の嫌がる戦術を駆使して勝ちたい」人がマッチングした時は一体どうしたら良いのでしょうか。
私が思う、ぶつけたら一番エネルギー反応が大きくなる可能性のあるマッチングです。
このような状況では「そのデッキ面白くない、勝てるわけ無い!」「なんでそのカード入ってるの弱いじゃん」「勝たなきゃやってる意味がない」など、お互いのゴールの差が大きい事からこうした言葉が出やすくなります。
いわゆる、ガチとエンジョイ問題です。
お互いのゴールを否定してはいけません。ゴールがみんな同じとは思わないことです。
ガチはガチで良いですし、エンジョイはエンジョイで良いんです。
「ポケカは楽しいもの、エンジョイであるべき」「ポケカは競技、ガチであるべき」はどちらも不正解だと思います。
相手とよくコミュニケーションを取って相手をしっかり理解してあげると良いと思います。
ゴールは本人の意志であり本人のもの
さて、ポケカを遊ぶ上で人それぞれ何かしらゴールがあり、対戦相手のゴールを否定しないことが重要であることを説明しました。
これは対戦相手だけではなく周りの人々、友人や家族も含まれます。
お子さんのゴールはお子さんのものです。親のものでは無いと思います。
お子さんのゴールのために支援することは大事ですが、ゴールを必ず達成させるように強要するのは違うと思います。もしかしたらお子さんが途中でゴールが変わっているかもしれません。
それぞれのゴールを肯定する必要はないですが、否定せず許容する心は大事だと思います。
それもイイネ、ってことです。
WCS2023の時に公開されたポケカのアニメーション作品「PATH TO THE PEAK 頂へのきずな」という作品があります。
12歳の少女エイバがポケカと出会い、WCSへ挑戦するに至るストーリーを4話に綺麗にまとめられたアニメなのですが作中で登場するエイバの両親のエイバに対する振る舞いや口を出しすぎない絶妙な距離感がお手本として非常に良くできていると思います。
ストーリーも短いながら、エイバのゴールが次第に変化していく様子も描かれておりゴールへの道筋を見守る周りの友人や家族の様子も丁寧に描かれています。
また、登場人物たちも最終的には対戦相手に理解や敬意を示すシーンで締めくくられており「相手をリスペクトする」ことの重要さも学ぶことができます。
短時間でサクッと見終わるアニメなので、見てない方は是非見てください。
ポケカが好きなのかそうでないのか
みなさんはポケカは好きですか?
もしかしたらポケカが好きではない人も中にはいるかもしれません。でもそれで良いんです。
ポケカが好き
ポケモンが好きだからポケカも好き
ポケモンは知らないけどポケカは好き
ポケモンは知らないけど有名TCGが好き
流行ってるTCGが好き
流行ってるTCGを遊んでいる自分が好き
ポケカで勝ってる自分が好き
ポケカで遊ぶ時間が好き
仲間と集まって遊ぶのが好き
「好き」が必ずしもポケカに向いていないこともあると思います。「ポケモンが好き」でポケカを遊んでる人も結構多いですよね。
ポケカは別に好きではなく注目度の高いTCGで勝ってる「自分が好き」な人もいると思います。
「勝つのが好き」「勝ってる自分が好き」このあたりは恋愛における「相手が好き」なのか「恋愛している自分が好き」なのか問題と似てますね。
いろんな「好き」を抱えた人たちがポケカという同じツールで対戦するわけで、価値観の相違だったり意見がぶつかることも合ったりすると思います。それは当然のことだと思います。
「好き」があるなら「嫌い」もあります。
「好き嫌い」の価値観や意見をぶつけてどちらが正しいのかを決めようとするのではなく、お互いの価値観や意見を許容するのが大事だと思います。
好きは好きでいいですし、嫌いは嫌いでいいんです。
「嫌いだからやめろ」とか「好きとか言うな」とか、自分の好き嫌いをもとに他人をコントロールしないほうが良いと思います。
そういう好みもあるよね、ってことです。
まとめ
人それぞれゴールがある。人のゴールは否定しないこと。
ゴールは本人のもの。ゴールを他人が強要しないこと。
「好き」「嫌い」を許容してあげること。
あくまで私個人の考え方です。
これも一つの価値観、意見なので「それは違う」等あるかもしれません。
何のコンテンツでもそうですが、新しくポケモンカードゲームを遊んでくれる層が多くならないと、いずれ廃れます。
今ポケモンカードゲームを遊んでいるユーザーが、いつまでも永遠にポケモンカードゲームを遊ぶとは限りません。
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中学生になり、高校生になり、大学に入り、サークルで忙しくなり、社会人になり、結婚し、子供ができ…
ポケモンカードゲームから離れていく人も出てくるでしょう。
「新規ユーザー」や「始めたてのユーザー」を大事にし、楽しめる環境を用意し続けることができたならこれからもサービスは続いていくのではないかと思っています。
これらの人が、あまりにもかけ離れた価値観の押しつけなどで嫌になり、すぐに離れてしまうような雰囲気にはしないようにしたいものです。
そのためには、相手を許容する心がとても大事になってきます。
世界だけがポケカの全てではないですし、勝利だけがポケカの全てではありません。
ポケモンカードゲームは対戦相手が居ないと成り立ちません。
いつまでも対戦相手がいるような、そんなゲームとして長く続いていくことを願っています。
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