アフリカの内戦・紛争の解決策と理由について
なぜアフリカには、内戦・紛争が激化しているのか
なぜアフリカでは、内戦や紛争が起こるのか、その一つの理由が宗教にあります。中東のようにイスラムとキリストの信者で争いが起き、紛争まで勃発することがあるようです。※中央アフリカ内戦、こちらは停戦後和平合意されています。
内戦と紛争は、アフリカ国家の経済(資源)の奪い合いも理由の一つとなっています。また独裁者による独裁政治もクーデターや内戦・紛争の原因にもなっています。独裁者がいる国では、経済危機・政治的混乱が続きやすい傾向にあり、利益の独り占めが目的な独裁政治は、混乱を招きやすく、深刻な問題の一つといえそうです。※コンゴ戦争
リビアでは、カダフィー大尉による独裁政治が問題となっておりました。カダフィー体制では憲法や国会は無く、国家元首も存在しないので、カダフィも要職には就かず、革命の指導者としての「カダフィ大佐」で通した。リビアは石油大国であり、それで国の経済の安定を図っていた。
カダフィー政権が崩壊した現在は、国連主導で統一政府が樹立され、暫定統一政府が発足しています。
またアフリカでは代理戦争といったものがあり、外国が代わりに戦争に関与するといった問題も抱えています。例をあげるとロシアです。ロシアは、ワグネルの下、アフリカの乗っ取りを図ってきました。現在はワグネルの代わりとしてロシア自ら、アフリカの乗っ取りを本気で考えていると言われています。
アフリカ問題について:まとめ
アフリカの資源は、アフリカのものであり、それは何物にも代えることはできないだろう。
アフリカの経済支援には、資源等を生かしたビジネススタンスが欠かせないだろう。
紛争・内戦は、NATO・アメリカの介入や国連が不可欠だろう。
アフリカのGDP比
アフリカのGDPから参考にすると、エネルギー開発や産業・工場、サービス業や金融などに特化したビジネスを展開している南アフリカやエジプトがアフリカのGDP比ランキング上位に占めているとされています。そのほか石油大国でもあるナイジェリアやケニアなどが挙げられます。
しかし現在脱CO2削減を目指して脱石油に乗り出す企業や国が増えていることから、石油だけでは利益を確保するのが難しくなってくるのかもしれません。エネルギー開発や産業・工場、サービス業や金融などに特化したビジネスを展開している南アフリカが今後アフリカのGDPランキングで今後もトップになると思われる。
アフリカの主な経済国
アフリカ諸国の中でもGDPの規模が大きい国々は以下の通りです。
ナイジェリア: アフリカ最大の経済国で、主に石油産業が経済を牽引しています。2023年時点でのGDPは約5000億ドル。
南アフリカ: アフリカ第二の経済国で、工業、金融、サービス業が強い。2023年のGDPは約4000億ドル。
エジプト: 経済成長が著しい国で、観光、エネルギー、輸送業が主要産業。GDPは約4700億ドル。
ケニア: 東アフリカの経済の中心で、農業、サービス、金融が主な産業。GDPは約1100億ドル。
中国の一帯一路は何だったのか
中国の一帯一路は、アジア・ヨーロッパ・アフリカを結ぶ中国の経済園です。一帯はアジア・ヨーロッパをさし、一路はアフリカ・中東をさします。この出来上がったアジア・ヨーロッパ・アフリカを結ぶシルクロードで中国貿易を行うといった計画でした。ただし、それはうまくいかなかったようです。
理由としては、中国と対立関係にあるヨーロッパには関心がわかなかったこと。もう一つが、中東・アフリカのような途上国には、中国が推し進める貿易が不向きだったこと(リビアでは石油事業でうまくいったようです)。中国の経済園にマッチする貿易関係でしたら、うまくいきましたが、そこから少しでも外れるとうまくいかなくなる。
一帯一路を掲げたものの、途中で事業がストップしてしまった国もあり、黒字にはならなかったらしいです(やったらやりっぱなし、最後までやり遂げられなかったのが失敗の跡として見え大きく響いた影響)。
最後に:アフリカの内戦・紛争問題は、国連に任せるしかない
アフリカの内戦の解決策
現在国連では、アフリカの内戦や紛争問題に対してのアプローチを行っているようです。(国際援助機関や国際NGOワールド・ビジョン)
残念ながら、軍事力だけでは、アフリカの内戦・紛争を解決することは困難だと言われています。そこで国連では、平和維持活動(PKO)といった活動がございます。PKOは、停戦から和平合意まで国連の下支援し、管理する活動を行っているとのこと。2019年10月31日の時点で、アフリカのPKO展開は7カ所だった。
そのほか国連の各機関や各国ODA、国際NGOなどがそれぞれの専門性の強みを生かして活動し支援しているとのことです。※日本政府も「紛争予防・管理・解決のための制度支援」「和平プロセス支援」「難民支援」「紛争再発予防」「地雷除去・犠牲者支援」など支援している。
国際NGOについて
国際NGOは、非政府組織を意味し、市民が中心となって利益を目的とせずに活動を行う団体のことをさします。
日本赤十字社(JRCS)
日本ユネスコ協会連盟(NFUAJ)
ワールド・ビジョンによるアプローチ
国際NGOには、世界最大規模の非政府組織でもあるワールド・ビジョンがございます。※約100か国で活動されている。子供の貧困や過疎化、難民の方々に支援を行っている団体です。学校へも通えない子供たちのために、健康支援(保健・水の確保など)や教育支援など行っているようです。
また今後同じことが繰り返さないために、Take Back Futureキャンペーンを2018年から4年間の計画で展開しているとのことです。
個人的に:アフリカ・中東の内戦・紛争解決の決め手は、AI・ロボットの活用にあるか
アフリカ・中東でNATO・米軍の無人の拠点を配備して、AI・ロボットが内戦・紛争を解決する形をとればいいのではないだろうか。中東・アフリカのような内戦・紛争は、無人機などのAI・ロボットで解決策を見出すべき。また無人でのAI・ロボットによる警察を配備し、ドローンなどで追跡するなど、抑止がとれるとなお良いでしょう。
治安が悪い地区などは、人の代わりとして、AI・ロボットに代用し、無人にするべきなのかもしれない。
マイナンバーやゲートウェイも必要になるのではないだろうか。※犯罪履歴がある方は、利用に制限があったり、全く利用できなかったりするようです。ゲートウェイや公共施設などに入れなかったり。