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恋愛が分からなくなった人へ

この数年、「恋愛って、好きって、何だったっけ」と感じています。恋愛が分からなくなってきました。

そんななかあるマンガに出会ってちょっとだけ気持ちが救われたよ、という話をします。

自分の「好き」に自信を持てない

そもそも「好きという感情がよく分からない」って、どういう状態なんでしょう。
自分でもずっと疑問だったのですが、ある日、になにさんというYouTuberの動画でその答えを見つけました。

彼女の動画は、内容的に大学生向けという印象です。けど、素朴ながらも達観している感じや、所々にはさんでくる小ネタがおもしろくてつい見てしまいます。

話は戻りまして、「好きがよく分からない」ってどういう状態かといえば、
私の場合は、”自分の「好き」に自信を持てない”ということだと思いました。


になにさんが「自分の好きっていう気持ちに確信が持てない」というご自身の悩みについて、次のように語っています。

本気で好きになったとき傷つくのが怖いから、(好きという気持ちに)ブレーキをかける。
そこでブレーキがかけられるってことは、「あぁもうこれは、”本当の好き”じゃなかったんだな」って思ってしまう。

すごく共感した。私も自分の「好き」に信用ができない。
「この人、ちょっといいかも…」という気持ちになっても、

”どうせ一過的な気の高ぶりじゃない?”
”たまたま人恋しい気分だっただけだよね”
”ちょっと気が合いそうだと思って勘違いしちゃっただけでしょう?”

みたいな声がブレーキをかけてくる。
そうしている内に、「ちょっといいかも…」が冷めてきて、「ほら、やっぱり一過的な感情だったっしょ⁈」と、なぜかドヤ顔してるもう一人の自分がいる。

になにさんは、次のようにも話しています。

何年も好きな人がいたのに、別の良い人に出会った瞬間、その人に対する恋心がぱっと消えたことがあって、(…)
こんな簡単に「誰かを好き」って気持ちって変わっちゃうんだと思っちゃって、それから自分の好きっていう気持ちに自信を持てなくなった。

これもまた共感。自分も、ふいにパッと気持ちが冷めた経験があって、そのとき同じようなことを感じました。
「あぁ、自分の”好き”ってこの程度だったのか…」と、自分にガッカリしたのです。

ラブらず ラブがわからずのふたり

ここでようやく本題に入ります。
梅里汐さんの『ラブらず ラブがわからずのふたり』という作品をたまたま目にし、元気をもらいました。

まずはいっぺん読んでみてください。



どうでしたか?
私は、登場人物の言葉に同意しっぱなしでした。

ドラマやマンガを見て憧れは感じるけど、いざ自分が当事者になるのは難しい。
それは恋愛への自信がないというのもあるけど、それ以前のもっと根本的な何かがあるような気もします。

一人でもなんだかんだ楽しく生きているから、恋人がいないことを哀れまれるのは癪に障る。
こちらが何か相談したわけでもないのに、「〇〇さんとか良いんじゃない?」みたいな話をされるのも、快く感じません。(以前、ある集まりでそういうシチュエーションがあって、イラっとしたことがありました)

やはり世間では、
<恋人がいない=残念なこと → だからコイツは恋人を欲しているに違いない>
というロジックが一般的なのでしょう。

もちろん良いご縁があれば、その出会いを大切にしたいという気持ちはあります。けど、自分一人で過ごす今の生活もまた同じくらい大切なのです。


(ちなみに、「自分の恋愛対象が同性なのではと思ったけど違った」のくだりも「わかる…」と思いながら読みました)

ゆったり、オープンに構えればいい。

『ラブらず』では、結局のところ塚瀬さんと早見さんはいわゆる恋愛っぽい雰囲気にはならないままでしたが、
二人は「そのうち綺麗な夜景とか一緒に見続けたらイイ感じにきっとなるでしょう」と、それぞれ心の中で納得しています。

今の自分に対しても、同じことが言えるなと思っています。
「ゆったり、オープンに構えていれば、それでいい」と。

「恋愛するぞ!」と躍起になる必要はないけど、いつどこで起こるか分からない素敵な出会いのための心構えと行動を、ゆったりと自分のペースですればいい。

そして、いざ「この人ちょっといいかも」と感じたときには、「やっぱ違った…😞」と落ち込む可能性も含めて、自分の気持ちを素直に受け容れられるといいなと思いました。

おわり


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