
オタク、テレビと向き合う
オタクとテレビ
推し事に欠かせない(かもしれない)テレビ。
本当に必要かどうか、なんちゃってミニマリストとして考えてみました。
ちなみに、テレビそのものは手放していません。
私とテレビの蜜月な関係
思い起こせば、物心ついた頃からテレビっ子だったように思います。
なんせ両親共働き。
昼間は母方の祖母の家で過ごし、夜寝ついた頃に両親が帰ってきた自宅に運ばれる毎日でした。
そのうち、母方の祖母宅から離れた土地へ両親と共に引っ越したわけですが、母がずーっとテレビを点けていた人のように思います。
そう、実は我が家で一番のテレビっ子は母なのです。
母も仕事が忙しく、すっかり実子(私)との過ごし方を忘れていたのか、ちょうど第二子(弟)を出産ばかりで手が離せないことが多かったからなのか、今となってはわかりませんが……。それなりに近所の子たちと外で遊んだ記憶はあるのですが、自分でも驚くくらい昔のテレビの記憶があるわけです。
そんな環境で育ったのも影響してか、大学入学後一人暮らしを始めてからも、またコロナ禍で仕事が在宅に切り替わってもテレビは点けっぱなしで過ごしておりました。それこそ寝ている間も点けっぱなし。
なんせ推しが某24時間テレビのチャリティマラソンを走った際は、家中の録画機器を駆使して24時間録画し続けたほどです。
そんなわけで「もうテレビが点いていない生活なんて考えられない!」と思い込んで生きていました。
ふと、テレビをやめてみた
テレビ漬けだった私ですが、あるきっかけがありまして朝〜夜まではテレビを点けなくても生活出来るようになりました。
実はラジオ生活を復活させました。
超絶テレビっ子だった私ですが、ほんの一瞬だけテレビを離れた時期があったんです。そう、大学受験期。
なんとなくBGM的にラジオを流しながら勉強をして、ジェットストリームが始まったら寝る、みたいな生活を送っていたんですね。今はradikoなんて便利なアプリもあるもんで、かなり安定した音質で各地にFMラジオまで聴けちゃうわけですよ。
電波を探して推しのラジオ番組を聴いていた高校生の私、時代は進歩したよ!!
推しの番組聴きたさに軽率に課金をしまして、ちゃっかりタイムフリーまで満喫しています。そこである日「テレビじゃなくて、radikoで良いじゃん」と思い、とりあえず実施。
これがまた結構快適なんですよね。しばらくは推しの番組やトークが聴きやすそうなタレントさんの番組を流していました。
Podcastとの衝撃的な出会い
快適radiko生活を始めてから数週間後。ちょっとラジオにも飽きてきてしまいました……。我ながら本当に飽きっぽい。そこで気になるアプリを発見。
そうPodcast。
ラジオ的な音声コンテンツとしてなんとなく聴き始めたのですが、まあおもしろい!しかも余計なCMが入らない!!画期的!!!
下手するとradikoより快適かもしれません。今や気に入った番組のバックナンバーを1から聴き始めています。もう、仕事中の9割はPodcastを流しっぱなし。マルチタスクがあまりよろしくないのは百も承知です。
それでも、仕事のリズムを作るにはすごく良いと思います。人の生活音でも、怒鳴り声(会社勤めあるあるですよね?)でもなく、心地良いおしゃべりとBGMだけが聞こえる作業空間。
端的に言って最強じゃね?
ということで、ここ最近は日が暮れるまでひたすらPodcastを流し続けております。つまり、生活音も会社特有の話し声も私にとってはノイズだったわけです。
ミニマリストには「生活のノイズを排除する」という側面もあるそうです。ノイズとは気掛かりなもの・なんとなく引っかかるもの・心がざわついてしまうもののことを言います。こうしたノイズを少しずつ減らした結果、なんとなく疲労感にも変化があるように思います。
焦ったり、無性にイライラしたりすることが減ったかもしれません。
推し事的には?
そう、ここで気になるのは推し事です。昼間はテレビを点けない、夜もテレビを点ける時間を減らすとなると、どうしても消化しきれない・追いきれない番組が出てきます。
実は某チャラ男芸人コンビも推しているのですが、彼らのテレビ出演数はとんでもない!配信まで含めると人生160年くらいないと足りない気がするレベル。
こうなると、もうタスクなんですよね。推し事じゃなくてお仕事。たしかにファンの中には「(仕組み的に)見られる番組はすべて見ています!!」という猛者もいらっしゃいますが……。
なんせ私には20人近く推しがいる。
(もしかしたらうっかり20人超えているかもしれない。)
無理!無理!!
もう体力的に見られるものだけ楽しく視聴して、あとは行ける限りライブに行くほうが心身ともに元気でいられる気がするわけです。
彼らのネタが好きで推すに至ったので、いつでもまったり見られるYouTubeと、行けるライブを満喫することにしました。推し事で心身やられてたら元も子もないのです。
結果、他のどの推しにも共通して「楽しめる範囲で出演番組を楽しむ」スタンスになりました。見られなかったらしゃーない。誰かがTwitterで感想を呟いてくれてます。それを見れば良いんです。
明日からまたお仕事ですが、またお気に入りの番組が更新されていると思うので、またPodcastを流し聞きしながらがんばります。
いつかテレビも手放す日が来るのかな……。TVerもあるし。