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シャイニングのおっちゃん



探しものや片付けをするたびに、
突然どこからか現れる怖いステッカーがある。

映画『シャイニング』の有名なシーンのステッカー。

一応ビニール袋に雑に入れて保管している


このシャイニングのおっちゃんは、
だいたい、こんな感じの紙類の中に潜んでいる。



毎回出てくるたびに「ひいっ」となるので、どこか別のところへ入れておくのだが、それを忘れてどんどん別のものを重ねてしまい、結局忘れたころにおっちゃんが現れて「ひぃっ」となる。
これを今まで何度かくり返している。

今回この記事を書こうと思って、上の写真の
ケースの中を探したけど見つからず。。。

結局、シール入れのジプロックの中に、
スターウォーズやガンダムやキッチュなお花や
インドの神様のシールたちと一緒に、
おっちゃんは入っていた。


。。。。。

私は昔、中学生の頃にホラー映画を見る会を友達とよく催していた。
前に記事でその頃のことを書いたことがある。






友達とキャーキャー言いながら観るのは”有名な”
ホラー映画で、大きな規模のレンタルビデオ店で
借りていた。(ビデオの時代だったので)
『ポルターガイスト』や『エクソシスト』など
有名どころを次々と制覇していった。


そして実は、マニアックなホラー映画は7歳上の
姉と観ていた。

当時、店主が一人で営まれているホラー映画専門の小さなレンタルビデオ屋さんがあった。
さすがに中学生が入っていくのは勇気が要るので、大学生の姉が帰省中に一緒に行ってもらったのが始まりだ。

ほぼマニアックな男性一人のお客さんが多いディープなお店だったので、私たち姉妹は珍しかったようだ。(姉は当時多かったJJ風のいかにもな女子大生だった。)
店主はホラー超初心者な質問にも丁寧に答えてくださり、通ううちにだんだんと知識が積み上がっていった。(笑)
グロい作品は苦手など理解してもらっていたので、「これはやめておいた方がいい」など制止してもらえた。だから、あまりディープではない、”ややカルト”な映画しか観ていない。
例えば、デヴィッド・リンチ監督の『イレイザー・ヘッド」や、トッド・ブラウニング監督の
『フリークス』など。


今はもうそのお店はないし、私もホラー映画は
全く観なくなった。笑



。。。。。


「シャイニングのおっちゃん」と軽々しく書いてしまったけれど、私はジャック・ニコルソンのかっこよさは重々承知している。



映画『イージー ・ライダー』の「ニック、ニック、ニック•••インディアンズ!」の弁護士のときのかっこよさもよ〜〜く知っている。


       映画『Easy Rider』


「シャイニングのおっちゃん」にしてしまってごめんなさい。


でも、やはりあのドアの隙間から覗く狂気の
顔。あの場面だけでも恐怖が走る。
映画に出てくる双子の女の子もかなり怖かった。
以前GUで彼女たちのプリントのメンズTシャツが売っていたので、何度か鏡の前で自分にあててみたけど、一人で家にいるときに着ているのを想像すると怖すぎるのでやめた。
(Beastie Boys Tシャツも迷ったけれどやめた。)


この記事を書いたおかげで、もうシャイニングの
おっちゃんはジプロックのシール入れの中だと
強く記憶できた。

もう突然現れて「ひいっ」はならないと思う。


まぁ、
我が家は時々こんなヒトが突然出現するけれど。









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