見出し画像

世の中から社会起業家がなくなるのが私の理想です!


思いやりって何だ?


と考えてました。ズバリ、思いやりは「他者への想像力」です。他者のことを誰からも言われてもないのに先に考えることだと思います。

逆に思いやりがないけど優しいパターンもあります。人に言われたこと応える優しさです。どちらかと言えばその人の道理の行動で、言われからやらないと!っていう人としてのモラルを守る真面目さみたいなもの。

それとは違って、思いやりは言い換えれば「お節介」です。
私はこの「お節介」が大事だと考えています。

昔はいましたね、近所のうるさいおじさん。そこは危ないぞ!とかゴミ捨てるな!とか。学校はどうした?とか口うるさく注意してくる人(涙)
でも今はいませんよね、そんなお節介は嫌われやすく言われたことを応える人は好かれやすいってありません?なんでどんどん減っていくのかもですね。お節介ハラスメントになっても嫌ですからねww

でもこれって、他者への関心だと思うんです。
私もちょっとお節介な方だと自認しています。
"他人の為"に考えるのが自分の為なんです、なんでかな?って考えたら理由は奄美出身の母の琉球人の教えです。模合の様な互助の精神。人の役に立つ人になりなさい、って教え。この原体験でした。

だから他人の為に考え行動するのがカッコイイと思っています。もっと言えば人の役に立つことで自己承認しているのです。あ、おかんが喜んでくれた!みたいなですね。

そもそも人はみんな自己中心的だと思っています、否定したいわけでなく人の根本として自己→他者の順は当たり前だと思います。
どんなリスペクトする人でも大なり小なり、そうじゃない人にあったことないですw
例えば、経営者は社員、父は家族、男は仲間、全て利他の様に語っても、結局は自分の為です。自分に必要だからです。
私も右にして習えで全く同じです。
更に言えば、私は非常識だし人間性も優しくは無いですw
けれど他人の事を考えるのが好きなんですね。
そしてその人が喜んでくれたら嬉しい。喜ぶ顔がみたい、私が喜ぶ顔にさせることができた!って自己満足かもしれません。
「自己より利他」ではなく「自己が利他」です、稲盛さんごめんなさい。。

販売思考


だから私は販売員と言う仕事をずっとできたのかも知れません。お客様の笑顔がみたい、そしてそれをできる自分の存在価値を認めたいとの承認欲求だと思います。販売員はお客様の最良の選択肢を考え抜き、お客様の代わりに判断をする責任を負う仕事です。
アパレルマンは服好きである前に"人好き"なのが私の理想とする販売員です。人への関心、好奇心です。

梅田店のメンバーと販売員の勉強会


販売において、ブランドや素材に詳しいとかお手入れや採寸の知識は"お客様にベストな服"を選んでもらう為のもので、接客のファーストタッチではありません。また間違いやすいのがホスピタリティです。ある方がいいのですがお客様は神さまではありませんw
ホスピタリティタイプは応えるだけで自己満足しやすい。ご要望にお応えするだけが販売員の仕事ではありません。お客様も気づかないお困りごとを発見して更にお客様の想像の半歩ほど先の解決策をご提案する仕事だと考えています。
販売の適性は洞察力と他者への関心だと思います。相手を想像する力こそ「販売思考」です。これビジネスでも活かせると思います。もしプレゼンが苦手な人、あとは目的より手段ばかりを先に考える人がいたらトライしてください。隣りの人がどうしたら喜ぶか?意識しながら動いてみてください。


左が店長時代のウエダ 梅田のショップにて。

本質を考える(考えようとする)癖が身につけば、お客様のベネフィットに迫る精度が上がるかもです。お客様のベネフィットは「お客様のお困りごと」の解決です。それも販売思考でいった「半歩先の」お困りごとを思いやりで想像していくことです。

思考と倫理観は別です。人の為にと言いながら、自分の為にしが頭を使わない人がいます。これ良し悪しではなく単純に「癖みたいなもの」だと思うんです。他人の事を考える癖がないんです。人間の道義的な正義感みたいなので利他を考える。これ他者理解も浅いし、課題解決に本質的じゃないと思うんです。なのでモラルに捉われて考えるんではなく、単純に妄想癖でも良いから、この人はどうしたら喜ぶんだろう?って考える癖をつける。
目の前の人、横の人に喜ぶのはなんだろう?ってことは何に困ってるんだろう?って想像する癖。

そうしたら、「ゴミを拾わないといけないから拾う」んではなくて、「歩く人に危ないからゴミを拾う」とか本質思考になると思うんです。販売思考が加われば、「ゴミが出ないようにするにはどうしようか?」って半歩先を予測する思考になります。

社会起業家がなくなるのが理想

お節介は受身ではありません。
能動的な優しさです、私はこのお節介が世の中に溢れかえれば「社会起業家」は要らないと思っています。小さくてもみんなの持ってるお節介を発動して良い影響を与え合うと解決すること社会課題があります。

私たちのビジョンはローカルメイドのサスティナブル・エシカルなファッションブランドの普及を進め、スローファッションが当たり前の社会になることです。そうして衣服を使い捨てにしない、今より衣類が循環する社会を目指しています。いまアパレル産業は社会や環境に多くの負荷をかけています。世界で2番目に環境汚染をする産業です、海外では不当労働の要因にもなっています。これらの社会問題の背景には、アパレル産業の構造に原因があると考えています。経済成長を優先し、大量生産、大量消費、大量廃棄を前提としてきました。海外生産に依存し、海外から年間81万トン近く輸入している。しかしその全ては使いきれず国内廃棄物は51万トンもあり、約20億着は新品のまま廃棄されると言われています。
この事実を知ったら「どうにかせなあかん!」もうアパレル産業の構造改革をせなあかん!って思いませんか?


衣類の墓場

社会課題には自分の生活に近いものと遠いものがあります。
高齢者の課題、お子さんの課題は身近に感じる方も多いと思います。逆にこの衣類廃棄課題は日常生活とは少し遠いです、これ解決せんでも別に暮らしていけるやん!って思います。他にも例えば保護犬の問題、8万頭近く殺処分されている。なんとなく動物番組などでみたことがある。でも知らんぷり。。海外の貧困問題もそうかもしれません。
でも私思うんです、みんな実は少しは「関心」あるんじゃないかと。少しどころかめちゃくちゃあるけどどうして良いかわからない。自分が社会起業家になるのは違う、活動家もできない。けれど知らんぷりするつもりがなくてもどうして良いかわからない。

バングラデシュにてシェルターの子供たちと。社会課題を身近に感じたきっかけでした。

社会課題に関わるタッチポイントがないだけだと思うんです。
これこのままでいいんですかね?ちょい「気付く」だけでもいい。

社会は全体の3.5%が動けば必ず変化するという研究結果があるそうです。私が知る社会起業家たちはその3%に自らがなって立ち上がって行動しています。
小さなお節介=半歩先を考える思いやりが集まれば社会は変わると思います、私はそのきっかけ作る役割になればいいと思っています。私たちが活動しているエスショップはそういった社会をかえるきっかけを作る場所になればいいと考えています。

自分たちの机は綺麗けれど隣の机は知らん!ではない、若い人たちに希望のある未来を!と言いながら若い世代の子供たちに今の未来を押し付けるわけにはいかない。
まだまだおじさんがやるべきことがあります。
近所の口うるさいおじさんになりますww

社会課題へお節介なおじさん。

少しでも良い形の社会にしてから、次の世代に渡したい。
お節介であり、お客様(周りの人たち)と喜ばせたいっていう販売思考なんですよ。 

"他者への関心"そのものが愛です。愛の深い人でありたいと思います。

ぜひ、おじさん起業家のお節介にお付き合いいただける、お節介なおじさん。
おじさん助けてやろうじゃないの!っておうお節介な若者さん。
よかったら私たちのエスショップ、実際にみに来てください。
国内の地場産業で同じような思いで、ものつくりをしている方々の「着心地のいい服」「定番となる服」があります。


先月のエスショップでお客様と。


月1日限定es échopp(エスショップ)を開催します。

デザイナーズ・フリーマーケット2023

■開催日

2023年9月24(日)10:00〜17:00

■開催場所

サンポート高松デックスガレリア

私たちが描く未来は国産のサスティナブル・エシカルなファッションブランドの普及を進め、スローファッションが当たり前の社会になることです。

「上質な着心地のいい服」「次の10年の定番ピンになる服」と出会う場所がes échoppe。

普遍なものにおいてこそ、質のいいものを選びたい。そこに必要なのは絶対的な品質の良さと消費することのない国産の技術だと私たちは考えます。

私たちが取り扱うのは「日本の美意識」です。絣などの日本古来から培ってきた日本製の自然素材の生地と農作業など日常生活に合わせ無駄を削ぎ落としたシンプルで機能的なデザイン。

日本人が大切にしてきたいつの時代も変わることのない「普遍的な格好よさ」美しく凛としたその佇まいをその手に。

"オリジナルブランドSIRENT GOLDがスタートします。特別配合のオリジナルカラーを東かがわの老舗工場に作っていただきました、色褪せてもまた染め直しができます。次の10年の定番服としてワードローブにいかがでしょうか。

2023AWのビジュアルができました。朝、昼、夜のシーン別に「普段使いできるエシカルファッション」をコンセプトに表現しています。"

es échoppe director/katsuhito ueda

【es échoppeのふたつのサービス】

●買取保証サービス

自社商品は全てご購入金額の20%で買取保証をします。例えば着用してみたらイメージと合わなかった、体型が変わって着用しなくなった。などの場合もご相談ください。

●メジャーリングサービス

テーラー出身のフィッティングのプロがお客様のサイズ採寸しカルテにします。最近体型が変わったという方にオススメ。自身の正確なサイズを知ることで体型にあう服選びの参考になります。

※詳しくはスタッフまで。

https://www.instagram.com/designers_fleamarket/


「香川県デザイン協会」では、3年ぶりにデザイナーズ・フリーマーケットを開催いたします。皆様の御来場をお待ちしております。

いいなと思ったら応援しよう!