「できるようになる」と「どこまでやるか」(スノボ行ってきたよ)
久方振りにスノボに行ってきた。人生2度目である。諸般諸々でスノボについての知識なるものは無く、1回目に関しては上級者と共に行き、教わったので少しはできたらしい。
しかし何年か振りに、しかも人生2度目ともなると全く覚えてないし、今回の同行者はスノボが初めてどころか、ウィンタースポーツそのものが初めてらしい。
幸いにもお互い運動神経が悪くない。私は2時間程度であまり転ばない様には「できる」ようになった。そこから順当に滑れるようにはなったが、そこからどうするか。ここがミソである。
勿論、一人で来ているわけではないので、勝手に滑り散らかす訳にはいかない。初心者ながらも、感覚で滑り方を教えつつ何とか楽しむのである。
どんどん滑りたい気持ちと、一緒に滑りたい気持ちが葛藤する中で、段々と「どこまでやるか」という問いが自分の中で湧いてきた。別にプロになりたい訳では無い。初心者同士の為、ガンガン滑る訳でも無い。
また、怪我もしたく無い。そうなるとすこーし滑れるこの程度が終わりなのではないかと思えてきた。
生憎滑る事はできるようになった為、自分の中の一定基準はクリアした。そこから「どこまでやるか」それが問題である。無論2人でやっていた為、教えるという役割に回ったのだが、これがそうでなければどこまでやっていたのか。
なんだか最近無気力なのではないか、そしてそれが寄与してこの様に、「どこまでやるか」という部分について「滑れる」という一番最低ラインで気持ちを抑えたのではないか。
遠くに向けた目標や基準のあるゴールが無いと頑張れなくなってしまった。誰かや何かに「合格」と言われなければ満足しないアタマになってしまったのではないか。そう思うと「どこまでやるか」はとても難しい。
大学受験や資格取得以外に自分はこれからどう「頑張れ」ば良いのか。そして「どこまでやるか」、「どこで辞める」若しくは「諦める」べきか。
結局、ただの「正解」を知りたいZ世代なだけなのかもしれない。