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ALTalkとはどんなメディア?特徴や使い方をご紹介します(①オルタナティブデータ編)

こんにちは。ALTalk運営部の又平(@matashun)です。

先日、ALTalkのβ版を公開いたしました。まだまだ完璧な状態からは程遠いですが、ユーザーの皆さまに使っていただけるよう日々改善してまいります。

さて、今回のnoteでは「ALTalk」とはどんなメディアなのかを全3回シリーズで紹介します。

ALTalkを一言で表すと?

ALTalkは、オルタナティブデータを中心とした、個人投資家向けのコミュニティメディアです。

そして、ALTalkの特徴は3つです。

1. インターネット系銘柄のオルタナティブデータを見れる(第1回)
2. オルタナティブデータや企業分析の記事を読める(第2回)
3. 自分の投資仮説の共有・他の投資家の仮説が見れる(第3回)

今回のnoteでは、1のオルタナティブデータの活用方法を中心にご紹介します。

特徴1:オルタナティブデータを閲覧できる

ALTalkでは、インターネット系銘柄を中心に、業績の先行指標となるオルタナティブデータを掲載しています。

※そもそもオルタナティブデータとは何?という方は前回のnoteをご参照ください。

現在ALTalkで扱っているデータの種類は下記の通りです。

・Web訪問数
・アプリダウンロード数
・アプリ評価(iOS/Android)
・アプリ順位(iOS/Android)
※銘柄によっては取得できないデータもあります

また、掲載している銘柄については、BtoC(またはCtoC)とBtoBに分類できます。

① BtoC(EC、メディア、ソーシャルゲーム、CtoCなど)
② BtoB(SaaS、BtoBマーケットプレイスなど)

よりイメージを膨らませていただくために、それぞれどんな使い方ができるのかをご紹介します。

① BtoC(またはCtoC)

BtoCサービスでは、出前館やぐるなびなどの飲食系サービス、メルカリやジモティーなどのCtoCサービス、サイバーエージェントやコロプラなどソーシャルゲーム、じげんやエイチームなどのWebメディアなどを掲載しています。

アプリがメインのサービスであればアプリ関連のデータ、メディアなどWebがメインのサービスであれば、Web訪問数が役に立つでしょう。

具体例として、リクルートのIndeedの月間Web訪問数の推移見てみましょう。コロナによる求人情報の需要低下の影響からか、4月の月間Web訪問数はグラフ上のピーク時(2020年1月)の半分程度まで減少しています。

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そして、8/26に発表された2021年3月期第1四半期(4-6月)の決算では、Indeedの所属するHRテクノロジー事業の売上収益は前年同月比△27.5%と苦戦。また、第61期第1四半期四半期報告書によると、下記の通り説明があります。

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためのソーシャルディスタンシングをはじめとする様々な規制が世界的に実施されたことにより、多くの企業、特に中小企業において休業を余儀なくされました。また、大企業におい
ても経済状況の不透明感を受けて、採用活動に慎重になる動きがありました。その結果、Indeed及びGlassdoorの有料求人広告数が大幅に減少しました。同時に、健康面の懸念や先行きの不透明感により、求職者の行動が抑制
されたことが、Indeed及びGlassdoorで求人情報を検索する個人ユーザー数の大幅な減少に繋がりました。
しかし、当第1四半期後半にかけて、規制が緩和され事業活動が再開されたことに伴い、特に米国においては個人ユーザーの求職活動と企業クライアントの採用活動が一部で再開されはじめました。前年同月比の減収率は4月に
底を打ち、5月、6月にかけて次第に改善しました

最後の文章にある「4月に底を打ち、5月、6月と次第に改善している」というのは、ALTalk上のWeb訪問数のグラフ推移と類似していることがわかります。

BtoB

主にSaaSやBtoBマーケットプレイスなどが当てはまります。こちらはWebサイトやLPなどのWeb訪問数の推移が参考になるでしょう。または、BtoBでもアプリ化されているものであれば、アプリ関連の指標が役に立つかもしれません。

こちらはチャットワークのアプリダウンロード数の推移。ALTalkのデータを見ると4月上旬に大きな山があることがわかります。

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実際に8/14に発表された2020年12月期第2四半期決算説明資料を見ると、同期のChatwork事業の売上高はYoY+35.1%と好調で、登録IDの純増数も4月に大きく増加しており、ALTalk上のグラフ推移と類似していることがわかります

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また、こちらはピアボーナスSaaS「Unipos」(Fringe81)のアプリダウンロード数の1年間の日次推移。7/1前後に過去1年間で最も大きい山があることがわかります。

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ここで少し想像してみましょう。Uniposのアプリをダウンロードする必要がある人は、今後もUniposを継続的に使う必要がある人、つまり所属している企業にてUniposを新規導入し、その会社の従業員がアプリをダウンロードしているのではないかと予想できます。

となると、7/1前後にアプリダウンロード数が増加しているのは、大きい受注があったのでは?と想像を膨らませることができます。

これらはあくまで予想という前提ですが、オルタナティブデータを一つのヒントとして、ご自身の投資仮説の補強するご自身の投資仮説の補強することができるでしょう。

オルタナティブデータの価値とは?

上記の例のように、各種オルタナティブデータ(先行指標)を見ることで、決算を待たずに主要サービスの「現在地」を把握でき、ご自身の投資仮説を補強することができるのが価値と考えています。

決算を軸として投資している個人投資家の方にとって、決算で発表される業績着地を予想する一つのヒントとして、役立てることができるかもしれません。

※もちろん、業績は複数の因子から成り立っているため、オルタナティブデータの推移は必ずしも業績の推移と一致するわけではありません。

ALTalkの具体的な使い方

ALTalkでは、これまでユーザーの皆さまから多数のご意見やフィードバックを頂きました。その中でユーザーの皆さまにお聞きしたALTalkの使い方の一部を紹介します。

新規保有銘柄を選定する

ALTalkでは、各サービスの週次成長率ランキング(Web訪問数/アプリダウンロード数)を表示しています。ランキングから急激に成長しているサービスを見つけ、新しくポートフォリオに追加する銘柄を選定するのに役立つかもしれません。

キャプチャはアプリダウンロード数の成長率ランキングです。毎週月曜日に更新しています。

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保有銘柄の主要サービスの進捗をチェックする

保有銘柄を「お気に入り登録」しておき、定期的に主要サービスの進捗をチェックしましょう。大きな変動があった場合は要注意です。(今後、お気に入り登録銘柄のデータ変動をメールでお知らせする機能を実装する予定です)

特に、保有銘柄を次回決算をまたいでホールドするか、事前に手放すかを決める上で、主要サービスが進捗しているかどうかを確認するのは、重要な材料となるでしょう。

その他、最近CMをよく見るサービスについて、実際に事業進捗にどれだけ貢献しているのか調べたり、株価が乱高下している根拠を探すために、銘柄のサービスの進捗を確認するのも有効かと思います。

また、類似サービスの横比較(例えばfreee vs マネーフォワードなど)も有効かと思います。

まだまだ手探り段階であるためしっかりと価値提供をしきれない部分も多いですが、「もしこんな使い方あるよ」というものがあればTwitterなどで教えていただけると嬉しいです。

まとめ

本noteでは、オルタナティブデータを投資にどう生かすのかという視点から、ALTalkの実際の使い方などをご紹介しました。

ALTalkに興味を持って頂いた方は、下記URLよりご覧ください。まだまだプロダクトとしては未熟ですが、個人投資家の皆さんに使っていただけるよう、改善してまいります。

Twitterもやってます。各銘柄のデータの変動など都度ツイートしていきますので、フォローいただけると嬉しいです。例えば

こんなツイートとか、


こんなツイートをしています。

次回noteでははALTalkの特徴2「オルタナティブデータや企業分析の記事」をご紹介する予定ですので、お楽しみに。

免責事項

ALTalkは、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、金融商品の販売、投資のアドバイス、又は投資の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、皆さまご自身で判断するようお願いします。


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