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「天示す竜剣」メタゲームウォッチングVol.2 [廻りだす運命]

10/5を持って人形ネメシスおよび宴楽ヴァンパイアへの下方修正と、新弾のカード複数枚への上方修正が入った。
どちらもかなり厳しい変更であり、シェアが下がることは間違いない。
反面、被害を無かった秘術ウィッチやAFネメシスらは今後のメタゲームを牽引することができるか。

JCG結果

10/5 JCG

優勝
AFネメシスとハイドラネクロの組み合わせ。
環境初期特有の初見殺しがうまく通った感はある。消滅を持たないデッキに強いのが特徴。コンボ特化型も存在するが、優勝者のデッキはラストワードギミックをハイブリッドさせたミッドレンジよりの構築。
AFネメシスの決勝トーナメントへの持ち込みは16人中15人。
結果の詳細は下記のツイート(じ様)を引用させていただく。

10/7 JCG

優勝
AFネメシスとスペルウィッチの組み合わせ。
16人中13人がAFネメシスを持ち込む結果となった。セカンドデッキとしてはエルフの持ち込みが増えており、デッキの強さが知れ渡った結果となった。一方でウィッチのデッキ各種はエルフへの弱さ等、弱点が浮き彫りになったため不調の様子。
結果の詳細は下記のツイート(じ様)を引用させていただく。

10/9 JCG

優勝
スペルウィッチとランプドラゴンの組み合わせ。
相変わらずある程度使用者のいるAFネメシスやスペルウィッチ秘術ウィッチに加えて、10/7のJCGとプロツアーのデッキ公開以降に一気に増加したテンポエルフが最大勢力となった。
結晶ビショップ、コントロールと言ったプロツアーで登録されたデッキも徐々に使用率を伸ばしている。
トップメタとなるデッキがキーカードに依存する中、管弦の魔術師を不採用したスペルウィッチやランプドラゴンによる勝利が台風の目となることができるか。
結果の詳細は下記のツイート(じ様)を引用させていただく。

10/9 RSPT

持ち込み
16人中15人がAFネメシスを持ち込む結果となった。
AFネメシスがプロプレイヤーから見ても圧倒的な1強ということが証明された。AFネメシスの構築としては「勇気の少年・カシム」と「永久の盾・シオン」がチームごとにバラバラの枚数で採用されていることが注目ポイントだろう。カシムの採用により、デッキに重要なAFフォロワーを埋めたり、序盤のテンポを損ねないプレイが可能となる。また、今回は持ち込まれていないが、スペルウィッチの「カウンターマジック」に対しても有効なところが嬉しい。
また、その他持ち込みとしてはエルフが次いで多くなっている。アーキタイプとしては「黒百合の女王・ノワリス」を生かしたアグロ型の構築と前シーズンのラティカエルフをアップデートしたコントロール型の構築が存在する。
また、2チームが結晶ビショップを持ち込んでいることも見逃せない。能力調整により、「ジェムストーン・ウィンギー」がかなり使いやすくなり、「ダイヤモンドマスター」とは3コストでコンボが成立するようになった。いきなり即死級の打点が出ることもあり、空中戦デッキとしての意地を見せることができるか。
持ち込み内容については下記のツイート(ところてん様)より引用させていただく。

結果
Aグループ
1位 ヘイム 6-1
2位 拓海 6-1
3位 Rumoi 5-2

Bグループ
1位 ふぇぐ 4-3
2位 Ryu 4-3
3位 隼人 4-3

2pick
1位 oya 6-1
2位 フォレスト 5-2
3位 真春 5-2
4位 cross7224 4-3

コントロールエルフ、テンポエルフ、結晶ビショップ、秘術ウィッチとセカンドデッキ全てが決勝トーナメントへ進んだ。
プロ選手らのツイートを見る限り、やはりキーカードへの依存度が高いことが察せられる。
強い反面、弱いところも致命的なデッキとも言えるのでこの先膠着したメタゲームを打ち破ることができるか。
一方でプロツアーのポイント順位は相変わらずSHGが首位独走、下にAXIZとGxGが続く形となった。AXIZ,GxG共に直近のプロツアーでも良い成績を残せているので、どこまでSHGにくらいつけるかがキーとなるか。

新環境デッキ集

・Cデッキ(難易度は高いが、練度に応じてデッキパワーが上がるデッキ群。平均的勝率を上げたい競技プレイヤーがよく使う。今回はプロツアーへ持ち込まれたデッキに加えてスペルウィッチを対象とする。)
AFネメシス

SHG/Atom選手の構築


フェアリーエルフ

SHG/Atom選手の構築


コントロールエルフ

AXIZ/Rumoi選手の構築。


スペルウィッチ

10/7 JCG優勝選手の構築。


秘術ウィッチ

YG/ふぇぐ選手の構築。


結晶ビショップ

GxG/拓海選手の構築。



・Mデッキ(Cデッキよりはランクが下がるが、JCGで入賞することがあるデッキ群。明確な強みがあるデッキが多い。)
進化ヴァンプ

10/7 JCG入賞選手の構築。


宴楽ヴァンプ

10/5 JCG入賞選手の構築。


進化ロイヤル

10/5 JCG入賞選手の構築。


人形ネメシス

10/7 JCG入賞選手の構築。


ランプドラゴン

10/7 JCG入賞選手の構築。


回復ビショップ

10/5 JCG入賞選手の構築。

ラストワードネクロ


・Fデッキ(同クラスに明確により優位性のあるデッキがあるものの、ある程度の地力はあるデッキ。インフルエンサーによって流行ることがある。)
チェスウィッチ

「つるおかかものはし」紹介構築。


セブンズフォースソーサラーウィッチ

「つるおかかものはし」紹介構築。


ユキシマウィッチ

gamewith紹介構築。


武装ドラゴン

「つるおかかものはし」紹介構築。


狂乱ヴァンプ

gamewith紹介構築。


ハイドラネクロ

10/5 JCG優勝選手の構築。


ラストワードネクロ

10/7 JCG入賞選手の構築。


〆として

まとめ

・10/5の大規模アップデートにより、環境初期のトップメタである人形ネメシスに加えて、常に環境デッキの一角として活躍してきた宴楽ヴァンパイアにもついにメスが入る形となった。
・アップデート後は下方修正の影響がなかったAFネメシスやスペルウィッチと言ったデッキが活躍したが、徐々にエルフのデッキ各種が強いことが知れ渡り、トップメタに躍り出た。
・10/9開催のプロツアーではAFネメシスが圧倒的シェアを誇る中、あえてAFネメシスを持ち込まなかったふぇぐ選手が本戦進出を果たしたりとメタが回る予感を感じさせる結果となりつつある。

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