プライスリストの作り方〜【はじめに】プライスリストについて
どうも〜
ここから突然読み始めてしまった人はこちらをご覧ください。
書き始めたときは思い至りませんでしたが、Alt_Mediumでの展覧会を控えた方に頂いた質問の中でも多かったのがプライスリストについてでした。
特に会期が間近に迫っている方ほどこの問題を抱えてしまうことが多い様子でしたので、そういう方は即下記の項目に飛んでください。
① 手先が器用で販売をメインにしたい人におすすめ!【キャプション型】
② いろんなことがギリギリになりがちな人におすすめ!【マップ型】
③ 万全な体制を整えたい人におすすめ!【リスト型】
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ということで下記はまだ会期までもう少し時間がある方、または何となくこの記事を見つけてしまった方用です。
まず、
プライスリストは必要なのか?
いきなり大きく出た質問を発してしまいましたが、もしあなたが少しでも作品を販売したいと思う気持ちをお持ちならプライスリストは作成した方がいいです。
作家さんに販売可否について事前にお伺いすると「う〜ん、欲しい人がいたらその時考えます」と言われることが多々あります。
こうした場合、稀に興味本位でお問合せいただくことはあれど、実際に販売に繋がるケースはほとんどありません。
逆の立場で考えてください。
そのものが何であれ値段が表記されていないものの値段を聞くときは相当勇気が必要で、聞いてしまったら買わないといけないんじゃないか?買うまで帰れないんじゃないか?など、とにかく恐ろしい妄想に取り憑かれたりしませんか?
私はします。
もちろん売りたくないものにまで値段をつけろとは全く思いませんが、もしあなたが少しでも作品販売をしてみたいという気持ちがあるなら、その価格を誰に聞かずともわかるようにしておくことが作品販売への大事な一歩となるでしょう。
ということで、プライスリスト作成に必要な基本情報は下記の通りです。
・作家名(グループ展の時の場合)
・作品タイトルやシリーズ名
・技法や素材
・サイズ
・制作年
・エディション(あれば)
・価格
これらは作品を買う人にとっても、見るだけの人にとっても気になる情報なので、できれば制作と並行してまとめていけるといいと思います。
また「エディション」のように取り扱うメディアによっては該当しないものは省略し、作品ごとの個別タイトルがない場合には通し番号を振るなど臨機応変に対応してください。
というわけで、この後に続く項目ではそれぞれのプライスリストの見た目や、それぞれの形式のメリット、デメリットを書いていく予定ですので、よろしければこの後もお楽しみください。
① 手先が器用で販売をメインにしたい人におすすめ!【キャプション型】
② いろんなことがギリギリになりがちな人におすすめ!【マップ型】
③ 万全な体制を整えたい人におすすめ!【リスト型】
〔余談〕エディションってなに?
エディション(Edition)とは一つのイメージであらかじめ決められた複数の作品を制作する場合に記載されるものです。
写真や版画のほか、最近だとフィギュアなどの立体作品で見かけることもあるかもしれません。
ギャラリーによって多々違いはあるので一概にはいえませんがエディション5と表記されている場合、販売は1/5〜5/5までの計5つ。
もしエディション3/5と表記されている場合の販売は3/5〜5/5の3つ(1/5・2/5はすでに販売済み)という場合が多いです。
またエディションが明記されていない場合、絵画であれば当然全て一点ものですが、そうでない場合はオープン(制限なし)に設定されていることが多いものの、作品によっては“生産個数を明言(公表しない)“としている場合もあります。
……とはいえ、仮にオープンエディションだったとしても、もちろん無限に受注が入るわけではないので、この世に無限個存在しているわけではありませんが。。。
エディションについては多くの要素を取り入れながら書く必要があるため、ここではこれ以上多くを書きません。
ばいば〜い
【次回】
① 手先が器用で販売をメインにしたい人におすすめ!【キャプション型】
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