Alt_Mediumの2023年11月のお知らせ
どうも〜
ハロウィンが終わったということで、街は全力でクリスマス商戦に力を注いでいますね。
ということで、Alt_Mediumの11月のお知らせです!
東京・高田馬場にあるギャラリー、Alt_Mediumで11月に開催される展覧会は下記の通りです。
※情報は掲載当時のものです。最新情報は各リンクをご確認ください。
●●●●11月開催される展覧会●●●●
【現在開催中!11月8日(水)まで!】
2023年10月27日(金)~11月8日(水)
菅泉亜沙子 写真展「光芒の兆し」
撮影地はなるべく普段の生活から縁遠い場所を選ぶ。知らないところへ行くことは自身を取り囲む社会にとらわれることを回避し、自らが知覚する世界を客観的に見つめかえすためだ。
今ここにある光景はいつから存在していたのだろうか。私が立ち去った後も誰かの目に留まり、そこにあり続けるのだろうか。しかし、太陽が動けば影のかたちは変わり、何者かによって、あるいは風とともににその場所から去るものもあるだろう。私はその一瞬の光景をフィルムに写し止め、印画紙に焼き付け、じっくりと見返す。モノクロームの画像には陽の光に照らされた被写体のかたちが顕となっている。
いくら遠く見知らぬ場所へ移動したとしても自身が社会規範から逃れらないことは理解している。写されているものの正体をすでに認知しているものとして判断していることも自明である。それにも関わらず、写真に現れた像が私の知覚していた世界を超越してくるときがある。その体験は新たな視座を得るための兆しとなる。
− 菅泉亜沙子
〔作家プロフィール〕
菅泉亜沙子 / SUGAIZUMI Asako
1990年宮城県生まれ
2013年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業
〔個展〕
2018「風が吹き、土に着く」(Alt_Medium / 東京)
2017「かつて、まなざしの先に」(Alt_Medium / 東京)
そのほかグループ展多数
〔受賞〕
2020「PITCH GRANT」ファイナリスト
〔パブリックコレクション〕
東京工芸大学
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/727329002900062208/
2023年11月10日(金)~22日(水)※木曜日休廊
水村丈夫個展「Kitchen Garden」
〔展覧会概要〕
郊外の市民農園。
立派に育った野菜もあれば、放置され腐った野菜、虫に食われた野菜もある。
育て方によって、様々な野菜の姿がある。
そんな野菜を観察し撮影した写真です。
〔作家プロフィール〕
水村丈夫 / MIZUMURA Takeo
1976年埼玉県生まれ
〔個展〕
2019「Kitchen Garden」(OGU MAG / 東京)
2018「Kitchen Garden」(Alt_Medium / 東京)
2017「Facility Tour」(トーテムポールフォトギャラリー / 東京)
2015「Kitchen Garden」(トーテムポールフォトギャラリー / 東京)
2014「Kitchen Garden」(d-lab gallery / 埼玉)
2012「Kitchen Garden」(トーテムポールフォトギャラリー / 東京)
2009「地形のかけら」(Roonee / 東京)
2006「山へ行く」(Roonee / 東京)
2003「自然をながめる」(ギャラリールデコ / 東京)
2002「Night of suburbia」(appel / 東京)
「People and there」(ギャラリールデコ / 東京)
2001「and there」(スタジオエビスフォトギャラリー / 東京)
1999「建物とその周辺」(ギャラリールデコ / 東京)
〔Website〕
https://www.takeomizumura.com/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/727330913013415936/
2023年11月24日(金)~11月29日(水)
顧夢 個展「Wind through the eye of a needle, no smaller than a mountain」
〔展覧会概要〕
知覚された世界のなかでは、絶対的なものは存在しない、あるいはあらゆるものが相対的であると考えている。
現実で大きいと認識されるものは必ずしも大きくないし、小さいと認識されるものは必ずしも小さくはない。たとえば、針に糸を通すとき、私がそれを凝視しているあいだ、針の目と糸は私の知覚の大部分を占める。このときの針と糸は、遠いところに連続している山々のなかの一つよりも「大きい」。
私の知覚を捕獲するものは、相対的であると同時に偶然的でもある。
北海道でフィールドワークをしたときのこと。山間を走っていた電車のなか、ある窓際におよそ0.1cm³の空間を占めた小さな蠅ちゃんが、かれの6本足であるさらに小さな水玉を遊んでいた。終点に着くまでに、私はずっとそれを見ていた。蠅ちゃんは知らないだろう、彼と彼の遊戯は、私の全ての目的と計画を超越し、この旅における最も大切な記憶になった。
それらの知覚のなかで遊戯するものは、決して固定したものではない。それらは流れている、常に変化している。
ある山に近づき、山のなかに入ったとき、私の山に対する知覚が拡大される。先ほどの山に対するぼんやりしたイメージのような知覚は、細部が満ちた知覚になる——黒い土の匂いと柔らかさ、ある花の模様と色、蜘蛛の巣、水が流れる音とその上の閃光。私に偶然に知覚された葉の顫えのなか、風は見えるようになる。
〔作家プロフィール〕
顧 夢 / Ko Mu
中国杭州生まれ、現在神奈川県在住。
2020年 東京造形大学大学院 造形研究科 デザイン領域 博士前期課程 修了
2020年−現在 明治大学大学院 理工学研究科 建築・都市学専攻 総合芸術系博士後期課程 在学中
〔個展〕
2022「ただよううた −La petite phrase−」(Alt_Medium / 東京)
2020「Blue Islands」(新宿ニコンサロン / 東京、大阪ニコンサロン / 大阪)
〔受賞〕
2020 第22回写真「1_WALL」審査員奨励賞(沢山遼選)
〔Website〕
www.allylgu.com
〔instagram〕
https://www.instagram.com/allyl_gu/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/729496772286775296/
●●●10月に開催された展覧会アーカイブ●●●
内山真衣子 個展「産土 Ubusuna」
●●●●取り扱い商品のご紹介●●●●
寺崎珠真『LANDSCAPE PROBE』
2017年に発売した寺崎珠真 初の写真集。
〔作品説明〕
「私が写真をするのは、人間の心とは関係なく存在する世界への憧憬と敬畏、 そして僅かでも人間という煩わしさの外から世界を見たいという思いがあるからである。 風景と自分が共鳴するところに向かい、歩いては立ち止まり、シャッターを切る。 しかし対峙する風景はぎすぎすしていて素っ気なく、撮れば撮るほど突き離されていくようだ。 それでも、未だ見ぬ風景に出会うことへの衝動に突き動かされて、カメラを持ち 日々その間隙の中を行き来する」(あとがきより)
〔作家プロフィール〕 https://signandroom.stores.jp/news/62f731e48a0bd0057a4745f1
巻末テキスト:大嶋浩
出版:蒼穹舎
デザイン:原耕一
翻訳:いとうはるな
印刷:サンエムカラー
サイズ:305 × 230 mm
ページ数:96頁
発行年:2017年
状態:新品、上製本
《書籍詳細》https://signandroom.stores.jp/items/6129c96d84ca630de5e4686a
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〔ギャラリー詳細〕
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